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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然から学べること   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。

作曲に集中しているとき、不意に、音楽というものが、自分の知力や感覚では、捉えようもないものに思われることがある。音楽という有機的な流れの中では、その響きは千変万変するもので、その表情の豊かさは、まるでいきたもののようである。彫刻家の言葉に、自分が求めいているのは、自然の眼を通して自然だと思うから、作曲家は音に傲慢であってはならないだろう。だから、私達は自然から多くのことを学ぶべきだと思う。
 第一の理由は、自然は人にとって良いものだからだ。例えば、風。まず、人工の風について考えよう。暑い夏、家の中では扇風機・エアコンをガンガンつけてまるで冬のような温度。そんな空気はひんやりしていて気持ちよいかもしれない。でも、よく考えてみると閉め切った部屋に空気をどんどん風で冷やすと、ほこりなど何かとても汚いように感じる。一方、自然の風は。自然の中で、ハイキングをしたりして、疲れていたとき、優しく疲れを取ってくれる風が来る。想像しただけでも、心が穏やかになる。実際に風を受けても、何も悪いものは含まれていないと思う。風以外でも、自然は私達に優しくしてくれる。水や、地面や、眼にもいい・・・ほかにも沢山のことがある。いくら世界が発達しても、大きな自然の力にはかなわないものがまだまだあったことが分かった。
 また、第二の理由は、人工的なものは、大切な自然を奪っていくからだ。自然はもちろん自然を壊さないが、人工は沢山の自然を壊している。例えば、ゴルフ場を作るとき。沢山の花や草は、どんどん壊され、ただの芝生だけになってしまうのだ。ほかにも、家を作ったり紙を作ったりするとき、木が必要である。そのため、沢山の木が世界から消えているのだ。他にも、自然は人工に食い尽くされている。人工は、動物にも被害ももたらしている。例えば、ホッキョクグマ。北極の氷が、人工的なものを使って地球が温暖化してしまったがために、解けてきてしまい、絶滅危種となってしまった。人間が毛などを売るためだけに殺されてしまう動物もいた。全ては人工がもとにあったものを壊しているのである。
 たしかに、自然だけでは生きてはいけない。大昔の人々、縄文時代などの人は、平均で30歳ぐらいしか生きられない。ほとんど人工的なもので私達は生きている。もう自然で生きるというのは無理かもしれない。しかし、「カメラマンはレンズのほこりを払う前に眼のほこりを払わねばならない」という名言があるように、私達が毎日を生き、そして人工的なものを使ったり作ったりするとき、謙虚さを持ち、自然から学んでいくことを忘れずにいきたい。だからやはり私は私達は自然から多くのことを学ぶべきだと思う。

   講評   yuta

◆工夫して要約しましたね。3文目は言葉を整理してみてください。 是非の主題は、『私達は自然から多くのことを学ぶべきだ』。
◆『第一の理由は、自然は人にとって良いものだからだ』。風を比較。エアコンや扇風機の風はひんやり感がいいけれど、不健康ですね。一方、自然の風は大きく吹きぬけていく上に、新しい空気をどんどん作り出していくから新鮮です。自然の風には、私たちを癒す力がありますね。
◆『また、第二の理由は、人工的なものは、大切な自然を奪っていくからだ』。自然は自然を壊さない。ところが人工の物は必ずといっていいほど自然を壊すんですよね。北極などの遠く離れた生き物までも苦しめてしまうとは……。
◆『たしかに、自然だけでは生きてはいけない』。原始人に戻ることはもうできませんものね。『しかし、「カメラマンはレンズの……」という名言があるように』。目の前の便利さだけに飛びつくのではなくて、その先にある影響も見るようにしなくてはいけないね。『だから私たちは……』と、書き出しの意見に戻ってしめくくれました。
       

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