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小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自信   いまの

 臆病心というものは行為に移る前の筋肉や気分の不安にほかならぬから、完全にそれから立ち直るには体操による以外はない。自意識過剰といってもよいが、自分の容貌や性格が他人に不快を与えないと思いこみ、人の前に出ても、そのことばかり気をとられていると、それが固いカラになって、自分の持っているさまざまな美点までを被いかくして、ますます自分を人に好かれない人間にしてしまう。「自分を虫けらだと思っている者は人に踏みにじられる」という格言がフランスにあるが、他人から尊重されるには、まず自分で自分を尊重することが第一である。与えることが、無制限に与えること自体が悦びであるのが真の友情というものである。一般に、友達のないことを嘆く人には、この冷たい警戒心で無意識のうちに武装している人が多いように思われる。<要約>私は自分に適度な自信を持つことは大切だと思う。
その理由は第一に自分に自信がないと新しいことに取り組めないからだ。私は小さいころから本をたくさん読んでいて、本を読む速度が速かった。だから「速読」というのにチャレンジしてみたことがあった。自分の得意なことで自信があったので、さらにのばしていきたいという気持ちがあったからだ。読む速度がどんどん速くなっていくのは、まるで水泳で思いっきり水をかくとすごい勢いですうーっと進んでいった感じに似ていた。自信を持つことは、すごく大切だと思う。
第二の理由としては、自分に自信がないと他人に自分の主張を伝えられないからだ。例えば、最近選挙の人が家のまわりでたくさん演説をしている。演説をしている人たちは、ほんとにできるのかな、と思うようなことをたくさん話している。そんなことが言えるのは、自分に自信があるからだと思う。第一に自分が社会を変える、という自信がないと立候補もしない。全部はできないかもしれないけど、私は自信を持って断言できるということは大切だと思う。
確かに自分の力を過信してえらそうにするよりも、謙虚な姿勢の方がよいという意見もある。しかし「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない。」という名言があるように他人に好きになってもらうには、まず自分を好きにならないといけないと思う。だから私は自分に適度な自信を持つことは大切だと思う。これからは、自分も好きになって友達をたくさん作りたいと思う。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 夏休みも終盤となりましたが、楽しい時間を過ごしておられますか? 自分に自信を持つことについていまのちゃんらしさが感じられるいい体験実例を引き出すことができています。

 「要約」では、臆病心についてバランスよくまとめることができました。「是非の主題」で「私は自分に適度な自信を持つことは大切だと思う。」と挙げて「理由一」では、「自分に自信がないと新しいことに取り組めないからだ。」として「体験実例」では、速読をして上手になったときの気持ちをとてもていねいに書いてくれましたね。「まるで水泳で思いっきり水をかくとすごい勢いですうーっと進んでいった感じに似ていた。」と、「たとえ」を入れて様子を伝えられましたね。「理由二」では、「自分に自信がないと他人に自分の主張を伝えられないからだ。」と挙げて「社会実例」では、選挙の演説で実現しそうにないようなことでも自信を持って発言している候補者のようすを表現できていました。「全部はできないかもしれないけど、私は自信を持って断言できるということは大切だと思う。」と「途中の感想」が書けているので文頭に少し言葉を加えて「この候補者が掲げていることは全部は〜。」とできるともっとよくなりそうですね。第四段落は「反対意見への理解」「名言の引用」「是非の主題」「これからの結び」と四つのステップをしっかりと書けていますね!

 次は、八月二十六日(水)17:40に清書の指導をします。「暗唱チェック」を八月四週の長文の冒頭三百字から出させてもらいますね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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