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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自信を持つこと   ゆうたん

 人間は理由のない不安や恐怖から臆病になっている。自分の容貌や性格が他人を不快にさせると思い込むと劣等感ばかり抱いている人は、ますます自分を好かれない人間にしてしまう。友達ができない理由として大きいものが、この劣等感、もしくは臆病さではないかと思われる。自分を虫けらだと思っている者は人に踏みにじられる。無益な劣等感を棄て、自分は何を無償で人に与えられることができるかを考えるとき、友達はおのずと作れる。自分に自身を持つことは大事だ。
 そう思う理由は、劣等感を持っていると周りを不快にさせるからだ。私の部活には、劣等感を持っている友達がいる。私の部活は吹奏楽部で、楽器を演奏するのはとても難しい。私たち1年生は、経験者も多いが未経験者のほうが多い。だから、楽器に慣れるのにとても時間がかかるが、慣れなければうまく曲を吹くことができない。そんな中でも私の学校では、50人までのコンクールに、2、3年生に混じって数名が舞台に立つことになった。舞台に立たない人は、打楽器運びになってしまう。舞台に立てる人は練習を一生懸命やって上手にならなければいけない。私は舞台に立ちたくて一生懸命練習した。でも、他のパートの友達が
「どうせ、私は選ばれないし。楽器吹くのも下手だし、先生に怒られてばっかりだし。どうせ違う人が選ばれるよ。」
と言っていた。私は、何だか自分まで選ばれないような気がして嫌だった。そして、メンバー発表で私の名前が呼ばれた。でも、その劣等感を持っていた友達は結局名前を呼ばれなかった。やっぱり劣等感を持っていると、人を不快にするし、成功もしない。だから自分に自身を持つことは大事なのだ。
 確かに、自分に自信を持ちすぎて自信過剰になるのは良くない。「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない」という名言があるように、私たちは自分に自信を持たなければ人からも尊重されないのだ。自分に自信を持ち信念を持った生き方をすれば、よい人間関係を築いていけるはずだ。

   講評   onopi

 第一段落の要約の後、自分に自信を持つことは大切だと是非の主題を書くことができました。次の段落でそう思う理由を書くことができています。劣等感を持っていると周りを不快にさせるからだと思うのですね。体験実例を書くことができています。自分はダメだと最初からあきらめていたら進歩はしません。自分だけが思っているのならばいいのですが、それを言葉としてだしてしまうと、他人を不快にさせてしまうだけでなく、時には伝染してしまい、雰囲気が悪くなることもあります。自信過剰になるのも困りますが、ある程度の自信は必要です。最後の段落は反対意見への理解を示した後、自分自身の考えをまとめることができていました。
     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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