対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   創意工夫 清書   かせり

これまでの近代産業技術は技術から、つまり初心者のように問題を修正していた。しかし人類が直面している聞きを乗り越え、新しい道を拓くためには、技術からではなく、プロのように資源からの発想に切り替えるべきだろう。私は、今あるものを生かして新しいものを作り出すような生き方をしていきたい。
 そのための方法としてまず第一に、時と場合によって一番適している資源を使うことだ。私の学校は幼高一貫校のため、受験がなく、その上休みの間は部活も宿題もなく、思いっきり遊べる。しかし私の二人の兄はいつも部活や受験勉強で休みの間休んでいる時間がほとんどない。そのため毎回休日や連休には、私は旅行や外食に連れてってもらいたくても、なにもしてもらえないため、家でだらだらとしている。反対に私の友達は長男や長女が多く、兄弟で休みは受験も部活も宿題のないこの学校に通っているため、休みの度に観光地や遊園地に家族で旅行する。そんな友達を私はいつも「いいなぁ〜」と見ていた。しかし去年から、私は両親に旅行に連れて行ってくれ、と頼むことを諦め、親戚や友達の家の旅行にさりげなくついていくことにした。そのため、去年は親戚の家族とハワイへ行き、今年は御岳山、浜名湖、京都、などと色々な所に旅行した。兄達がいるため、私の親は連れて行ってくれないが、代わりに周りの人に助けられ私は充実した夏休みを過ごしている。
 また第二の方法としては、消費に重きが置かれている社会を見直し、ものの再利用を進めて行くことだ。今年の夏も私ははとこの家に遊びに行った。はとこの家とはとくに仲がよく、休みはいつもお互いの家に泊まりにいく。何日かし、ふと洗面台の横を見ると、アルミ缶のフタの部分だけがきれいに洗われ、集められていた。はとこにどうしてこのようなことをしているのかと聞くと、アルミ缶のフタを学校で集め、それをある会社に寄付し、それから車いすをつくるのだという。今まではアルミ缶のフタなんて目もふれずに捨てていたが、それが生まれ変わり、お年寄りや足が不自由な人のために役にたっていることがわかった。車いすでも資源を無駄遣いせずにつくることができる。社会は資源不足な今、リサイクルで地球にも優しくする活動を広めて行くべきだと思う。
 確かに、無駄なお金や時間を使ってでも技術からの発想のほうが確かで失敗は免れる。しかし「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである」という名言のように今あるものを生かし、資源からの発想をすると、無駄なものはいらなくなる。人や他のものから助けばかり借りているのでは、いつかは自分がもとからもっている良い所さえ見えなくなってしまうのではないだろうか。

   講評   tama

 充実した体験から出た言葉には、説得力があります。内容の濃い清書になりました。
(漢字の変換ミスに気をつけましょう。)


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