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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   他者とのつながり   チョコ

 私は、中学校に入学してきた時に、友達をつくるのがとても楽しみで、六年生の頃からドキドキしていた。だが、入学して一、二ヶ月経っても、なかなか自分に気の合う友達ができなかったのだ。期待外れで、少し残念だった。それからもう一ヶ月ほど経って、やっと慣れてきた。私はこの時、自分は待っていないで、自分から行動に移すことの大切さに気付いた。私は、他者とたくさん接する事は、とても良い事だと思う。それには二つの理由がある。
 まず、一つ目の理由は、自分の存在を確認できるからだ。私には、一番の親友がいる。小学五年生からの付き合いだ。自分が辛くなったり、苦しくなったりすると、逃げ出したくなる。それで、本当に逃げ出して、いなくなったとしたら、その親友はどうするだろうか。私は親友が辛そうに椅子に座ってぼーっとしている姿を思い浮かべた。そうすると、自分を必要としている人がいてくれるうれしさで、辛さや苦しさなんて吹っ飛んでしまう。自分が何なのか分からなくなるくらい辛い時、そのシーンを思い浮かべると、とても励まされて、自分の存在を実感することができた。
 二つ目の理由は、他者と接することで、相手と自分の間にある壁を壊すことができるからだ。先ほど話題に出た親友と、最近けんかをした。私立の中学に行ってしまった、賢い友達に手紙を送ることがあったので、その手紙にけんかのことを書いた。二週間が経ったある日に、部活動が終わって家に帰ってくると、マトリョーシカのかわいらしい封筒が、テーブルの上に置いてあった。友達からの返事だった。ウキウキしながら中身を読むと、けんかの事について、「思い切って他の人と仲良くしたら?」という言葉が。私は、賛同して、他の違う子と仲良くすることに決めた。すると、あまり話したことの無かったその子に、口を利けなかったことも、言えるようになってきて、親友とけんかした事に関しても、相談に乗ってくれた。その子と気が合っていく内に、親友とも仲を取り戻せてきていた。結局、他の人との壁と仲直りの壁、どちらも壊すことが出来た。壁を壊すことが出来たのは、「他者との関係を持つこと」が、原動力となったからであると思う。
他者と付き合いづらい、という人もいると思うし、今の友達とずっと仲良くするんだという人もいると思う。だが、「哲学者たちは、世界はさまざまに解釈してきた。しかし、大切なのは、解釈することではなく、変革することである」という言葉があるように、自分が他者を避けて自分でいることよりも、自分が自分であるために、自分から変わっていくことの方が大切だ。だから私は、他者と接することはいいことだと思う。

   講評   nara

 9月、部活も日常学習も、そしてテストもあった中で、充実した作品が揃ったね。忙しさがいい意味で刺激になったのかもしれないな。この作文、改めて読んでもまとめの部分が光っているよ。
 初めてのオンライン提出も問題なかったね。2時間かかっているのは入力に時間がかかったのかな。それとも、送信作業に手間取ったのかな。どちらも、すぐに慣れるはず。来月からは、読解問題にも取り組めるといいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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