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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   旅行の在り方   闇の女帝

日本人は外国へ行って文化的カプセルに包まれていないと不安を感じる。カプセルの被膜はかなり強く、日本人は内側から破ることをしない。日本人は内気な性格なのである。
 日本人にとって旅行とは、トランクに荷物を詰めて新幹線やら飛行機やらに乗り、目的地に着いて、市内をちょろっと観賞し、ホテルに泊まり、戻ってくる。旅行の雰囲気を味わえればいいのだ。私はそこに疑問を感じる。旅行とは、他の土地に実際に行くことによって、異文化・習慣を身近に感じるものである。雰囲気だけを味わうものではない。有名な観光地を巡らなくても、下町に繰り出してみたりするのもよい。しかし、日本人は用意された観光バスに乗り、バスガイドのなすがままに観光地を巡り、日本的なホテルに泊まりたがる。日本を身近に感じるものが傍にないと安心できないのである。愛国心が強いのだろうか。でも観光バスは、周囲の景色をよくみることができない。バスの揺れというのは非常に睡眠に誘われやすい。自分で歩いた方が、健康的にも、目にもいいのだ。観光地もたかがよく知れたスポットである。そうではなくて自分の観光地を見つけることが旅行の最大の楽しみなのである。
 私は、母と友達と友達の妹とその母親とハワイへ旅行に行ったことがある。ツアーだと自分の都合が聞かないから、自由プランで行った。母親たちは免税店や、ショッピングモールで買い物を楽しみ、子供たちは海の青さに感動した。なんて、綺麗なのだろう。まるで日本の海を100回ぐらい浄水器にかけて、それにコバルトブルーの絵の具を混ぜたような色である。なんて美しいのだろう。まるで楽園そのものである。私たちはホテルに閉じこもったりせず、ハワイという私たちにとって異次元の世界を満喫した。料理も、アメリカ的なものばかり食べた。よって、アメリカ人に肥満児が多い理由が明らかになった。量が多すぎるのである。アメリカで普通サイズのピザを5人で分け合ってもまだ余っているのである。またデニーズで食べたお子様メニューは十分に私の腹を満たしてくれた。そして、お手洗いに行ってびっくりした。便座が大きすぎ・・・。すっぽりとはまってしまいそうである。観光バスに揺られて観光地を巡る旅よりも面白かった。ハワイという存在は異次元ではなくなったのである。
 日本人は旅行の在り方を変えるべきである。文化的カプセルに包まれていなけれれば、外国で生き延びることは不可能だということはあるまいし、つまらなすぎる。旅行は互いの文化の良さを分かりあえるために存在するのである。もっとはじけて、カプセルを内側から破ることで、初めて真の旅行の在り方がわかるのである。日本人にはそうした積極性が不足しているのである。日本人にとって旅行とは、積極性を持ち、自分の文化にとらわれずに相手の文化を感じるものでなければならないのである。

   講評   inoko

 闇の女帝さん、こんにちは。次回から新しい課題フォルダです。



10月3日は、ほかの先生からのお電話です。申し訳ありません。よろしくお願いいたします。


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