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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人の手で   ひよこ

 日本は手仕事が得意な国。そのすぐれた点は多くの場合、民俗的な特色がこく現れてくることと、品物がてがたく親切に作られることだ。だから手仕事をもっとも人間的な仕事と見てよいだろう。日本の各地方にはそれぞれ特色のある品物が今も手で作られつつある。たとえば手すきの紙、手ろくろの焼き物などが、今もさかんに作り続けられている国は、ほかにはまれではないか、と思われる。
 日本は手仕事が得意な国である。それは小学一年生を見ても、よく分かる。一年生が持っているうわばきぶくろ、手さげぶくろ、お母さんの手作りだと分かる。私もそうだ。小学校に入学する前に、お母さんと布を買って作ってもらった。お気に入りの布で作ってもらったふくろは、とてもうれしかったような気がする。喜んだだろう。そのふくろは、だいぶ色あせてきてしまったが、まだ使っている。五年生でも、私のような子は、まだいる。心をこめて作ってくれたから、心をこめて使うのだ。
 各地方に日本はそれぞれ特色のある品物が作られている。私が住んでいる埼玉にも、もちろん、ある。ひな人形だ。私は四年生の時、ひな人形の工場見学に行った。工場見学に行ってまずびっくりしたのは、全て手仕事だ、ということだ。なんと、目、口、まつげ、まゆげ、かみの毛、洋服、全部だ。まるで機械で作ったようだが、それより美しい。家にある美しいひな人形が、人間の手で描かれてゆく。心をこめて作られていた。
 私は、この長文を読んで、日本人は手仕事が得意で、それは心をこめて作られている、ということが分かった。これから私は、お母さんの手作りの物やひな人形を大事に、大切な物としてあつかっていきたいと思う。そして、自分も手作りにちょうせんして、そういう物を作り出してもみたいなあ、と思う。これも人の手で作られたのだ、とひな人形をみつめた。

   講評   kaki

4段落目のまとめをふやすことができたね。とってもよくなりました。


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