対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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科学文明 風神
しかし、「ドラエモン」には見逃してはならない、もうひとつの重要な視点があるべきだと思うのだ。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。楽することを求めるあまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方に浴びせた作者の皮肉な笑い。ぼくは、科学文明を過信しないことが大切だと思う。
第一の理由として、科学を過信しないほうが人間らしく生きることができるからだ。ここ何年かは、温暖化の影響で非常に暑い夏だ。そのような時に、ぼくは、家の中が暑苦しいからといって、冷房の設定温度を十六度にしてしまった。そして、そのまんまにして寝てしまって、起きたら、だるくて、食欲もなく、一日中つらかった。冷房を使うなとは言わないが、二十七度ぐらいに温度を設定したほうがよい。また、コンピューターは、文字を作成し、データ管理、通販など、生活にはかかせないものになっている。しかし、時には悪者がコンピューターウイルスを送ってきたり、悪いサイトに巻き込まれたり、データを一瞬のうちに紛失するなどと、大変なことになってしまうことがある。科学文明に頼るか、自分でやるか臨機応変に対応することが大切である。
第二の理由として、科学を過信すると、重大なしっぺ返しが来るかもしれないからだ。世界のco2排出量の割合《環境庁1994年》は、一位がアメリカで24.4%である。アメリカは、経済、宇宙技術、科学などいろいろな分野で発達している。しかし、それが裏目にでて、一位という結果になってしまったのだろう。
確かに、科学の発達は人類の発展、生活に大きく関わり、今も進んでいる。しかし「カメラマンは、レンズのほこりを払う前に目の誇りを払わねばならない」。という名言があるように、科学を過信せず、生活していくことがとても大切だ。
講評 sarada
これからも勉強に部活とがんばってね!
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