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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   メダカの学校 メダカに教えられた事   ポチト

 少年時代に喜びを味わったなじみの場所を見まわしても、それらは昔とは違った顔になっているだろう。花たちもつきることのない魅力をいくぶんか失う。そして、ここではもう自分の本当の喜びが花咲くことはないと感じるのだ。列車に乗って世の中へ出て行きたいと思うのだ。
 人間というのは、無邪気な子ども時代も大切だ。僕はメダカを飼っていた。毎朝家族で交代しながらエサを与えていた。その様子を生活文に書いたら、ちゃっかり入賞してしまったりもした。今思い返してみれば、家族全体でメダカを飼育したのが、「家族や自然と一体化」することではなかったのかと思う。
 しかし、人間には自立して一人で自分を見つめるような時代も大切だ。僕はメダカを通して何を教えてもらったのか、体は知っているはずなのに頭では理解できていない気がする。その答えを手に入れるためにどこまでもどこまでも遠くに行ってみたい、と思うことがある。また、昔話の「桃太郎」も「一寸法師」も、旅立って自立をはじめた。それは今まで、子供のときに愛情を受けてきたからであろう。
 愛情の時代も、自立の時代も、人間にはどちらも大切だ。しかしもっと大切なのは、「脱皮できない蛇は滅びる」という名言があるように、新しい時代を精一杯に生きることなのではないか。メダカを通して教わった答えにはまだまだ至らないが、いつかたどりつくと信じて進みつづけたい。

   講評   onopi

 短めではありますが、うまくまとめられている意見文です。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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