対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2259 今日515 合計5387
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   幸福   いすも

 あれが欲しい、これが欲しい・・・。今の世の中、不満を抱いて生きている人が山ほどいる。生きていく中で必要なものはすべて整っていても、不満を抱いてしまい、自分は不幸であると考えてしまうのである。だが、ないものを不幸に感じるのではなく、今あるものに感謝をし、幸福を感じることはできないのか。人間は身近にあるもの、身近で自分にもできるものに幸せを感じるべきだ。
 第一の方法は、周りに起こっていること、すべてに感謝することだ。私は、最近「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン)の本を読んだ。そこには、感謝することこそ、あなたの人生により豊かさをもたらす、と書いてある。そして、ポジティブ思考で感謝をすると、その感謝の気持ちが宇宙に伝わり、もっと感謝ができることが身の回りに起きる、とも書いている。私が読んだ違う本にも、『ありがとうX自分の年数で奇跡が起こる』と書いてあった。確かに、人生すべてを感謝して、悪い気持ちにはならなく、逆に幸せな気持ちになれる。些細なことで十分なのだ。たとえば、きれいな水を毎日飲めることや毎日朝食、昼食、夕食が食べられることに、感謝できる。自分の部屋があって、友達がいて、家族がいることにも感謝できる。学校で勉強ができて、良い教育が受けられることや、健康な体が持てることや、喋れること、書けること、見えることや聞けることにも感謝できる。人生どん底だ、と思っている人も、自分が生きていられることに感謝できる。友達とけんかしていても、喧嘩したことによって得られた教訓に感謝すれば良い。そうしたら、喧嘩した後でも少しは気持ちが安らげられる。たったの5文字、ありがとう、という言葉が私たちの人生を幸福に満たしてくれる。とてもすばらしいことだと思う。
 第二の方法は、不満を抱かないで、幸福を願うことが大切である。また「ザ・シークレット」の本に戻るが、こんなことが書いてあった。『何事も願うことによって叶えられます。強く願っていると誰でも全ての願いを叶うことができます。ただし、ネガティブ思考を持たないで、否定の気持ちを持たないこと。自分の夢が叶いたい場合、私には無理だ、というネガティブな否定の気持ちを持った時点で叶われません』
だから、幸福も、強く願うと誰にでも与えられる。絶対平等に願いは叶えられるようになっているのだ。だが、幸福を毎日願っていても全然訪れない、という人たちもたくさんいる。そういう人たちは幸福を願っている分よりも不満を抱いているはずだ。不満を持ち、不満を言い続けている人たちには決して幸福は訪れない。
「私は太っている。あぁ、いやだなー。もっと痩せていたらいいのに」
と思っている人と、
「私は太っているけれど、絶対痩せる事ができる。絶対諦めない」
と思っている人では、二番目の人のほうがすぐに、簡単に痩せる事ができる。こういうちょっとした思考の違いで、幸福をもたらすことができるのである。
 確かに、今を幸福と見ないで、未来を幸福に見ることもいいかもしれない。だが、「今」というこの時間を幸せに思うことによって、楽しい人生が送られる。「幸福とは、過去でも未来でもなく、今を感謝して幸せに生きることである」(自作名言)というように、本当の幸福は身近なことに感謝することから始まると思う。

   講評   ogi


 今月は、忙しい中とてもよくがんばりましたね。

    

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)