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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   うちにある古いもの   きちよ

「あったー」
私は、ずっと前から探していたものが見つかった。それは、スイミングスクールで使っていたぼうしだ。幼稚園の時、3年間通っていたのだ。そのぼうしにはワッペンがついている。1つ進級するごとに、水の生き物がかいてあるワッペンをもらうのだ。私は17級から始めて10級まで持っている。合計8つぼうしについている。ワッペンには丸く、まわりに「PEOPLE SWIMMING SCHOOL」と書いてある。
 私はPEOPLEに通っていたころ、幼稚園で仲が良く、一緒に遊んでいた子と同じグループだった。まわりはみんな小学生だったけれど、二人でその中にまざっていた。私とその子はいつも同時に進級していた。PEOPLEに通ってよかったなあと思うことは小学校でのプールだ。もし、習っていなかったならどうなっていただろうか。PEOPLEのぼうしを見て思うことがある。この思い出のぼうしはまるで、きおくの引き出しのようだ。私は10級でやめてしまったのはもうすぐ小学生になるからではなく、9級でタイムがあるからなのだ。幼稚園の時はまわりが小学生だったけれど、今なら出来ると思う。このぼうしは一生大切にしようと思っている。
 私は母がひいていたピアノを使っている。このピアノは母が幼稚園のときに買ってもらったものだ。私が使うことが決まった時に、この古いピアノはいったん工場に運ばれて、音を調整したり、きれいにみがかれてかえって来た。金具がすぐゆるんで金属音がする場所もあるが、40年間音をならし続けてきたピアノだと思うと、不思議な気持ちになる。ときどき、練習がめんどうくさくなってしまうが、私はピアノの音がとても好きだ。ピアノをひけるということはすてきだと思う。私はこのピアノを大切にしたいと思う。
 人間にとって、古いものとはたくさんの思い出や、心がつまっているものだ。相手にとっては何これと思うものでも、自分にとってはとても大切で思い出のあるものもあると思う。

   講評   kamo

 何度も送り直してくれたようだけれど、大丈夫?
 がんばっていい作品を仕上げたね。
 さて、12、1週は進級テストです。心配はないと思うけれど、よく準備をしておいてね。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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