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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小さなものの大きな役割   まりい

 ミミズがある生態系に生存することで「自然の経済」にどんなかかわりを持つか、それが、イギリスの生んだ偉大な生物学者チャールズ・ダーウィンのミミズに関する着眼点だった。
「このように分化が低い動物で、このように重要な役割を演じてきた動物がミミズ以外にいようか。」ダーウィンはミミズの研究に基づき、ミミズが有機土壌の形成に大きな貢献をしていると述べた。一グラムの土の中には数千万から数億という数え切れない単細胞生物やカビが棲息していて、まだ研究し尽くされていない。ここで訴えるところが、四億年以上にわたって生存し続けてきたこの動物の地球上からの消滅を救うものになって欲しいと思う。私たちは自然界の小さな生き物たちの役割を見直すことが大切である。
 第一の理由は人間がまだその役割を知らないだけだということだ。要約でも挙げたけれど単細胞動物やカビはまだ研究し尽くされていない。私たちの知らないところでせっせとすばらしい働きをしてくれているものも本当はいるだろう。生活の中で小さな生物の働きでは食品にもある。パンやお酒、納豆、調味料のしょうゆなどが考えられる。納豆は大豆を蒸して、それから納豆菌を入れて発酵させることによってできるが、この納豆菌という微生物がなければ納豆はできない。また食品ではないが、浄化槽も小さな微生物の働きを利用したものである。トイレの水(排水物)を微生物によってきれいにした水を自然に流す、という仕組みだ。このようにすでに知られている微生物の働きがこれだけあるのだから、知られていない働きもあるのだろう。
 第二の理由は小さな生物を無視すると地球環境が破壊されていってしまうからだ。インターネット上で地球温暖化のデータを調べてみると「地球の表面温度は、この百年間で摂氏およそ0.4度〜0.8度上昇した」ということが分かった。これは小さな生き物を無視し人間が自分勝手な行動を起こしていたことが原因ではないだろうか。
 確かに物事を大きくとらえることも大切だ。クラスでいうと、できない子につきっきりで授業が全く進まないのは困りものである。しかし、小さなものの役割も充分に考慮に入れておくべきである。「雑草はまだその美点を発見されていない植物だ」という名言もあるように小さいものの役割も大きな役割だと思うから理解していかなければならないと思う。

   講評   kira

 まりいちゃん、こんにちは。12月も元気にがんばろうね。

 暗唱の長文は見つかったでしょうか?


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