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　　　大好物はちくわフライ　　　クリンナー

「サクッ。」
私は今、あげたてのフライを食べています。私の好きな食べ物はいろいろありますが、その中の一つがちくわフライです。私の通っている耳鼻科の近くのお店で、耳鼻科に行った帰りによく買います。大抵買うものは決まっていて、私はちくわフライとコロッケと一口カツで、お母さんはイカフライとあと二つはその時の気分によってちがいます。フライはいつもフライ屋さんであげてもらって、家に帰ったらすぐに食べます。そうすると、とてもあたたかいゆげが出ているフライが食べられて、とても幸せな気分になります。
　いつもフライは三つと決まっています。それ以上食べると体によくないからです。でも、私はもっとたくさんフライを食べたくてしかたがありません。とくにちくわフライです。なのでお母さんに、
「ちくわフライもう一本だけ買って。お願い。」
とたのみますが、
「だめ。」
ときっぱりことわられてしまいます。そういう時は、（大人になったらどっさりちくわフライ、買ってやる。）と思います。それほど私はちくわフライが好きなのです。
　私はお母さんに
「お母さんの好きな食べ物は何？」
と聞いてみると、
「おすし。中トロといかとうにがとっても好き。ひさしぶりにおすし屋さんもいいわね。」
と答えてくれました。（お母さんは、おすしでもフライでもイカが好きなんだな。）と思いました。私はうにがきらいなので、お母さんのように早くうにを好きになりたいです。
　私は、（私もフライ屋さんのようにおいしいちくわフライを作ってたくさん食べたいな。そして世界中の人たちにちくわフライのおいしさを知ってもらって、フライ屋さんになってみたいな。）と心の中で思いました。
　フライからゆらゆらとゆげがたっています。

　　　講評　　　arare