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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   死を意識して   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。

人は二足歩行で手を開放し、休息に強い優勢な動物になった。現に日本などは、平均寿命において世界一の数字を誇っている。いずれにしても、われわれは狩られる感覚をすっかり忘れてしまった。動物の場合、われわれとは死の概念自体がずいぶん違うのではないかと思うのだ。肉食獣に追われて逃げ切るか喰われるかは一つのゲームである。喰われることとは、あるいは死ぬこととは、固体の中に宿る個としての意識、連続的な生の意識の喪失である。だから、私は生きる喜びを感じて、危機を感じることが大切だと思う。
 まず、第一に、意識をすれば命の大切さが分かり、命を大切にしようとする気持ちが生まれるからだ。今、ペットを飼っているが、前はよく虫をペットとして育成していた。命については、昔は全然興味が無く、全く考える気力が無かった。虫は、私にとっては大切なペットだった。一緒に暮らしてみて、虫なんか・・・と思っていた私も、命を大切にできた。それから、ペットの死を実際に体験してみると、命の重さや重要さがさらに分かった。なくなって分かるものは沢山あった。意識しなければ、普段にあまり良くない言葉を発してしまったり、考えたりもしてしまう。でも、意識をすることで、命への理解が深まり、そこから全ての命を敬うことができるのだと思う。
 また、第二の理由として、死を意識することで、充実した人生ができるからだ。自分の「死」があると、そこまでへの目標を立てられて、しっかりと後悔のない人生ができる。私はよく、一日の予定を立てる。計画を立てると、しっかり勉強と遊びを区別させ、しっかりと行動ができ、すばやく行動ができる。反対に、計画を立てないと、遊んでばっかりだったり、何をすればいいのか分からなくなったり、迷ってしまう。データでは、仕事の目的で、30代は生きがいが16パーセント、60代は生きがいが52パーセントと、60台は約半分が生きがいと答えている。これは、歳をとるにつれ、死に近づくということであり、仕事をすることで、しっかりと目標を立てることができるからだと思われる。
 確かに、死とは悲しいものであり、もう二度とこの世に戻ることが出来ないものである。しかし、「限られた人生で、大事なことは、「何をするか」ではなく「何をしないか」である」。という名言があるように、人間はできることを限定するだけではなく、できないものを克服する。そして意識することで大きな課題を作ることができるのではないだろうか。だから、私は生きる喜びを感じて、危機を感じることが大切だと思う。

   講評   yuta

 進級テストは見事合格です。

☆目標字数をクリアしました。
●是非の主題:『私は生きる喜びを感じて、危機を感じることが大切だと思う』という意見。
●複数の理由一:『意識をすれば命の大切さが分かり、命を大切にしようとする気持ちが生まれるからだ』。人間は危険が少ないために死を別世界のことのように思ってしまいがちです。小さな生き物は、そんな私たちに、命の存在と重さを教えてくれますね。
●複数の理由二:『死を意識することで充実した人生ができるからだ』。いつかは必ず寿命がきます。そのことを認識しているだけで、時間を大切にできますね。
●データ実例:『仕事の目的・30代は生きがいが16パーセント、60代は生きがいが52パーセント』という数字を挙げて、説明できました。
●反対意見への理解:『確かに、死とは悲しいものであり、もう二度とこの世に戻ることが出来ないものである』と反対意見に理解を示した上で『しかし』
●名言の引用:「限られた人生で大事なことは……」と名言を引用。書き出しの意見に戻ってしめくくれました。
       

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