対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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今日の都市生活に みゆあ
行列は、元々狩りなどに用いられていたが、少し前は駅の切符売り場などで、現在は都心の食堂などに行列が作られている。行列は、供給に一定以上差があるところにはできる可能性がある。しかし、そのようなことがあっても、先着優先の原則がなければだれも行列は作らないだろう。元来は西洋なのである。しかし、西洋でもギリシャなどでは作られない。先着優先は、そこではなじまない。また、行列で待っている人々は、待っている間は監視し、前方に差があかないようにする。そして、前のほうになれば差が縮む。行列を見ればわかるが、工業化社会が近代民主主義の母胎である。(要約)私は、行列に賛成だ。
その理由は第一に、行列がないと、喧嘩が起こるからだ。私が住んでいるイスタンブルでは、行列というか渋滞がしょっちゅう起こるが、道がごちゃごちゃしているし、路駐が多いので、喧嘩がよくおこる。行列でも同じように、抜かしたりして、ルール違反をすると喧嘩が起るのは当然だ。だから、行列を作って順番を待つというのはいいと思う。
その理由は第二に、行列を作ると、売る側やサービスを行う側が見たときに、繁盛しているかとか、人気があるかとかが一目でわかるからだ。「行列のできる法律相談所」や、そこから生まれた「行列のできる法律相談書」などがあるが、この題名で、行列ができるイコール信頼がある、人気がある、売れていると考えるのが普通だろう。このように、行列ができると、そこがよく利用されているかなどがすぐわかる。
確かに、行列は退屈だし、こんな時間は無駄だと思う人もいると思う。しかし、「できあがった規則をなんとか守ろうとするよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という名言があるように、工業社会から生まれた行列は、都合の良いように作られたルールである。だから、それを守ることは大切だと思う。
講評 ogi
みゆあちゃん、こんにちは。今週も忙しい中、がんばって提出できましたね。
<第一段落> 要約がしっかりとできていますよ。意見もきちんと入りました。
<第二段落> 理由、体験実例、意見、すべてがしっかり書けましたね。住人の多い都会では、秩序(ちつじょ)がうまく守られないこともよくありますね。たった一人がぬかしたり横入りをしたりするだけで、あっという間に守られていたルールがこわれてしまいます。実際、どんなことがあってどんな喧嘩がおきたのかな? 体験実例の中には、実際に見たり聞いたりしたことを詳しく書いてみるといいですよ。
<第二段落> 第二の理由はとてもおもしろいですね。独創的な良い意見が書けました。行列ができるということは、人気があることの証(あかし)になりますね。東京ディズニーランドなどは、開園してからもう30年近くにもなるのに、今でもほとんどすべてのアトラクションに行列ができます。これはすごいことですね。
<第四段落> 反対意見の書き方がじょうずです。最後に意見の締めくくりとして、とてもよくまとまっています。行列はあまり嬉しいものではありませんが、私たちの生活の中で大切な役割を果たしているのですね。
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