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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化の違い   サスケ

数年前のことになるが、私は米国人の言語学者T氏と東京で親しくなった。
彼はもともとアメリカ・インディアンの言語を専門に研究していたが、終戦後の日本に軍人として駐留していたこともあって、最近では日本語の歴史や方言にも興味を示し始め、ついに奥さんと三人の娘をつれて東京にやって来たのである。
白い米の御飯は、日本食の場合には、食事の初めから終わりまで食べられる。というよりは、米の飯だけを集中的に食べることは、むしろいけないこととされている。私たちが外国語を学習する際にも、今述べたような具合に、自国語の構造を自分ではそれと気付かずに、まず対象に投影して理解するという方法をとりやすい。
 何をいつ食べるか、それをどう食べるかといったことに関して、どの国の食事にも、さまざまな制限や規則が習慣として存在する。
例えば、テレビで見たことがあるのが、サソリを唐揚げにして食べたり、タランチュラのおなかの部分を食べたり、生きたままのイモムシを食べたりするらしい。見た目はキモいが、意外とおいしいかったりするのだろう。
日本の食事文化に存在するある項目を、別の食事文化の中に見出すと、これを自分の文化に内在する構造に従って位置づけてしまうことがある。
 国によって食べてはいけないものがある。例えば、インドでは牛は神様の使いだが、日本ではスキヤキの使いになったり、クジラを食べるのは日本だけだったりする。日本ではおいしく食べられているのに、他の国では神様の使いだったりする。
国と国が話し合って、けんかになって、最終的には国と国が戦争になりかねないのだ。
 日本人のよく使う「すみません」や「はい」は軽いあいさつのようなものだが、これをそのまま英語で「エクスキューズミー」や「イエス」とひんぱんにやってしまうと、かえって誤解されてしまうことがある。
国によって文化や習慣の違いがあることを互いに理解しあっていくことが大切だということがわかった。

   講評   sarada

 暗唱がんばったね!


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