対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   今までで一番大変だった親切   ダイヤモンド

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(構成図添付、題名の工夫、中心を決める)
 去年の秋、数ヶ月前の夕方のことです。母が腹痛で
「痛いから、すぐ寝るね。好きなものを食べておいてね。」
とつらそうな顔をして言いました。すると、
「お母さんと一緒にいたいよーー。」
二歳年下の弟が、しくしく泣き出してしまいました。(音感じ)なぜかというと、母はやさしいからです。ぼくは、早く弟に何か食べさせてあげなきゃ、と思って、カルボナーラスパゲッティを作ってあげました。(自分だけがしたこと)袋に「八分温めてください。」と書いてあったので、電子レンジで八分チン!弟は
「おっしゃー、特別やあーー。」
と喜んで叫んでくれました。(その人らしい会話、いろいろな言った)
 母が寝ているのも気になって、氷枕と予備のヒエピタも二個、母に持っていきました。母の話では、弟のめんどうを見るぼくを見て、とてもうれしかったそうです。(聞いた話)弟の分のカルボナーラがなくなると、弟は、
「まだ他においしいものなあに?」
と、まるで赤ちゃんが甘えるように聞いてきました。(たとえ)ぼくは、
「多くても、スパゲティだけ。缶ジュースだったら一本だけだよ。でも、炭酸入りはいけないよ。どうしてかというと、好きなスイミングで泳ぐ時に、おなかがふくれて泳げなくなるからだよ。」
と言いました。食事を終えると、母が明日大変にならないように、お皿洗いを弟と二人ですることにしました。お皿洗いの後、二人で少しだけ遊んで、母に
「明日は元気に起きてね。」
と病気が治ってほしいと祈るような気持ちで声をかけてました。神様にも手を合せてお願いして、ぐっすり寝ました。
 今思い返すと、親切をすることって、とても気持ちがいいことです。お皿洗いをしている時は、ものすごく元気がわいてきました。ぼくは、またいい親切をしてあげたい、と思います。(自分だけが思ったこと)

   講評   hamura

 お母さんがたいへんだったときにがんばったようすが、とてもよく書けました。ダイヤモンドくんの気持ちも、お母さんや弟さんのようすも、ほんとうにじょうずに、えがけています。心のこもったすてきな作文ですね。
 お母さんのようすも気になるけれど、兄として、弟のめんどうをみてあげることもだいじだから、ダイヤモンドとてもしっかりとできたと思います。お母さんも、あんしんなさったことでしょう。
 弟の会話や、泣くようす、喜ぶようすを、ていねいに書くことで、ダイヤモンドくん自身のがんばりや気持ちも伝わります。弟に話しかける会話では、お兄さんらしさが良く出ています。きっと、いつもお母さんの言うことを聞いていたのでしょう。
「今思い返すと」の最後の部分を入れたのがとてもよいです。題名ともうまくつながりました。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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