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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   平和   snow boy

 慰霊祭のたびに、官僚たちからの挨拶があり、そこで「皆様の尊い犠牲者の上に今の平和があることを決して忘れず」と言い回しを何回か聞いたことがある。しかしそれを聞くたびに、それは違うのではないかと思う。犠牲がなければ今の平和はなかったわけではないだろう。死者たちの上に築かれた平和を楽しむ資格など誰にもない。つまり慰霊祭をするよりも、二度と戦争が起こらないような調査や研究をする方が大事ということだ。

 戦争の悲参さを後世に語り継ぎ、反省することは、新しい出発の土台となるからだ。僕は、大事な物を忘れたときがあった。しかし、そこでおきたことに反省し、次からは忘れないようにできるだけ努力している。

 しかし、どうしたら戦争にならないかを理論的に考え、対策を立てることも大切だ。つまり、反省よりも、そういうことが二度とおこらないように工夫をすることの方が大切だということだ。よく、「すいませんではすまないだろう」ということがあるが、「すいません」と謝っている暇があったらその分実際に効果のあることを考えろということだ。

 確かに、過去の戦争を反省することも戦争を回避するための対策を立てることもどちらも大切だ。しかし、一番大事なことは、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、ぼくたちが平和を求める強い気持ちを持ち続けることである。

   講評   kanera

【構成・題材・表現・主題】…
今回も項目配置に注意して課題に取り組んでくれたようですね。オッケーです。

【字数・内容・表記】…
こんな意見を考えてみました。「毎年,慰霊祭が行われ高齢者を中心に多数の人が詰めかけている。このように,慰霊祭は戦争を体験した者にとって精神的なよりどころとなる行事だ。しかし,ぼくたち中学生やまわりの若者をみるとどうだろうか。みんな夏休みを満喫しているところだし,遠くからでも黙とうをささげている人は少ないのが実際のところだ。このように,慰霊祭だけで若者に戦争問題について考えさせることはできないのだ。」



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