対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日1875 今日973 合計48537
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ほしかった新しい自転車   みるく

「うわー!わたしの自転車やで。まこちゃんさわったらあかんで!」
学校から帰ってエレベーターをおりてろうかの角を曲がった時、わたしのげんかんの前に新しい自転車がおいてありました。わたしはうきうきしながらなでなでさわったりじーっと見つめたりしました。どうして新しい自転車を買ってもらったかというと、理由は三つあります。一つ目は、今まで使っていた自転車が十六インチで小さくなったからです。二つ目は、それがさびさびだからです。三つ目は、友だちが次々買いかえているのがうらやましいなぁと思ったからです。新しい自転車は一月三十一日日曜日にジャスコで買ってもらしました。
「これにしてぇ。やっぱりあっちにする。やっぱりこっちにしとく。やっぱりあっちにする。やっぱりこっちにしょうかなあ。」
とわたしは言いながら、あっちの自転車にまたがったり、こっちの自転車にまたがったりしました。わたしは新しい自転車がほしくてほしくてたまらなかったので、大好きな水色の自転車ならなんでもいいと思いました。
「これがいい!」
わたしはお父さんにたのみました。それは、水色で変速がついていてシェルローズというメーカーの一万四千八百円の自転車でした。
「ううん。いまいちやなぁ。こっちにし。」
お父さんがべつの自転車を指さしました。それは、まるでしんじゅみたいに光った黄緑と白と水色のグラデーションで、きらきらしたピンク、ブルー、オレンジの星のもようがついたパナソニックというメーカーの二万八千八百円の自転車でした。
「変速ついてないけど、こっちの方がかごが大きいし、とそうがきれいやで。それに、パナソニックの方が有名やで。」
とお父さんがわたしにすすめました。わたしはその自転車に何回か乗ってたしかめました。
「やっぱりこれがいい。だって友だちのMちゃんと同じメーカーの色ちがいやもん。」
わたしはお父さんがすすめてくれた方に決めました。その二十二インチの自転車は車に入らないので、送ってもらうことにしました。
「車でもって帰りたかったなあ。早く乗りたいなあ。」
とわたしは思いました。その日の夜も次の日の月曜日一日中も今日の火曜日の朝も、わたしはうきうきわくわくしながら持ち遠しくて待ち遠しくてしかたありませんでした。そして今日やっとやっとやっとやっと新しい自転車がとどきました。早く友だちといっしょにのりたいなあ。早く友だちの家に乗って行きたいなとわたしは思いました。

   講評   kiri



 もう三月。今学期最後の月です。一週目は進級テストもあります。がんばりましょう。  

                        

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)