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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   子供時代にできること   えさな

学童のあそびには多くの想像力や抽象思考力は言ってくるからきわめて多彩なものになる。ゲームとは、あそびの一種にすぎないとはいえ、この種のあそび活動を通して社会的ルールを守ること、そのために他人と協力すること、つまり倫理の基本的訓練が行われるのに注目しよう。就寝の訓話よりもこうしてあそびの中で子どもの社会性が育っていくことを考えれば、それだけでもあそびの重要性がわかる。彼らの新鮮な感受性と、奔放な空想力をうまく発達させれば、大人の卑小な「現実」を乗り越えさせ、新しい 精神の世界を生み出す基礎能力となるのだから、大人はなるべくこの芽を摘んでしまわないように、むしろ子どもから学ぶように心したいものだ。
子供時代の遊びから得るものは多いと思う。私は毎月三千円のお小遣いをもらっている。中学二年生にしては多いのかもしれないが、いろんな物にあっという間に使い切ってしまう。しかし、私はお金の使い方には慎重な方だと思う。直感で買うのではなく、下調べをたくさんして実際の商品を見たりして、悩んだ上買う。このようなお金感覚をもてるようになったのは、幼稚園の頃、年に数回必ず皆でやった遊びのおかげだと思う。普段は普通に一日を過ごしていたが、決まった日に、お買い物ごっこみたいなのをした。先生達が商品を事前に作ったりして用意して、その日にその商品が買えるにせのお金を一人ずつもらった。私は結構欲張りなので、この頃から、すごく計算してできるだけたくさんの物を買って喜んでいた覚えがある。また、家でも自分で部屋にお店を作って、家族の人にたくさんのがらくたを安く売っていたのも記憶に残っている。このような、お店ごっこで物を偽のお札で買ったり売ったりしていたので、自然と金銭感覚がつくようになり、今の自分に役立っているのだと思う。
しかし、勉強しなければ、身に付かない物もある。例えば、学校で習う国語や数学の、漢字や計算は実際に勉強して、演習を繰り返さないと身に付かない。もちろん、勉強のためのゲームを作って、脳に楽しくインプットすることも不可能ではないだろうが、それには倍以上の時間が必要だと思う。例えば、物理の時間は実験をすることも少ないが、一つの結論を実際目で確認するために、授業がまるまる一限を使い切ってしまう。実験ばかりでは授業は進まない。もちろん実験やゲームを通して習えることもあるが、その前後に基礎をきちんど勉強しなくてはならない。また、推測にすぎないが、多分昔話の桃太郎も遊んでばかりはなく、おじいさんとおばあさんから、育つにつれて読み書きやそろばんの教育をきちんと受けたからこそ、犬、猿、キジを統率して鬼退治をすることができたのだ。
確かに、子供時代には遊ぶことも勉強することもどちらも大切だ。しかし、「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」という名言もあるように一番大切なのは、子供時代にしかできないことをたっぷりとしておくことである。

   講評   kiri



こんにちは。今週は進級テストでした。

 子ども時代の遊びから学ぶことは多いね。確かにそのとおりだと思います。えさなちゃんは、幼稚園時代のあそびから、金銭感覚というものを学んでいったのだね。お店屋さんごっこの体験から、お金の大切さ、使い方を理解していったのだね。いい体験例が書けました。
 でも、学校の勉強ももちろん大事です。基礎があってこそ、実験や体験がいきてくるのだね。昔話実例には、桃太郎を入れることができました。勉強をしていなければ、こまかいところまで作戦を立て、鬼に勝つことはできなかったでしょう。えさなちゃん自身も、日常生活の中で、学校で学習したことを生かしていることがいくつもあるでしょう。ちょっとしたアイデアは、勉強をしたからこそ浮かんでくるものだね。
 結びも名言を入れてきれいにまとめました。子ども時代に、遊びと学習のバランスをうまくとっていけば、りっぱな大人に成長していくことでしょう。

☆進級テストはみごと合格です。がんばったね。おめでとう。
                                 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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