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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   まだわからない未来   ともじろう

 地球の成因は四十年程前に、ワイッゼッカーという人が、昔太陽系をおおっていたガス体から固体の粒だけが残って、それが太陽の周りを回っているうちに衝突し合って成長して、惑星になったという説を立てた。しかし、この学説も観測機が火星や土星まで飛んでいって、情報を送ってきたりすると、古い説では解釈がつかないことだらけで、いずれ新しい学説が誕生することになる。こういうことは色々な科学の領域で起こってもふしぎではない。古いものにとらわれずに新しい見方をすると、案外そこから面白い発展が起きたりする。昔、ウェーゲナーとい学者が大陸移動説を提唱した。昔の学界では、思いつきだということで黙殺されてしまった。近頃実際に大陸が移動するのだということが、事実として認められるようになった。自由な心で科学を論じるのも一つの進歩の道だと言える。
 僕には、この話と似た体験がある。今、発光ダイオード電球が注目をあびている。発光ダイオード電球とは、電球の中にフィラメントがない電球だ。だから、こわれづらくて寿命が長い。それに消費電力が小さいから、二酸化炭素があまり出ないことで注目されている。今では、信号や駅の発車標などに使われているそうだ。僕の家にも、一つだけ発光ダイオード電球がついている。夜につけてみると、まるで昼間のようだった。白熱電球と比べてみると、二倍くらいの明るさになったと思う。しかし、値段は二倍以上するそうだ。値段が高くても、損して得を取れで発光ダイオード電球を買うと思う。最初はお金で損をするけれど、寿命が長くて、明るくて、二酸化炭素をあまり出さないという得をするからだ。こんなに便利だから、未来は発光ダイオード電球を使うのがあたりまえだと僕は思う。発光ダイオード電球を発明した人は、古いものにとらわれずに新しい見方をしたらから発展が起き、発光ダイオード電球が出来たのだと思う。
 四年前に太陽系から外された冥王星という星がある。この星は太陽系の九番目の惑星だと思われていた。また、この星が宇宙船も行ったことがなくて、七つの衛星がある星だった。しかし、間違いが分かり、二千六年八月二十四日に太陽系から外されてしまった。「古いものにとらわれずに新しい見方をしたから間違いが分かったのかな。」と思った。
 お母さんに、今と昔では違う方法で教えられていたことを聞いてみた。
「今は野菜を水で洗うけど、昔は野菜を、農薬を落とせるを思い食器用洗剤で洗っていたんだよ。」
と教えてくれた。僕はおどろいて、開いた口がふさがらなかった。多分、昔の人は、食器用洗剤は汚れが落ちるから、野菜の汚れも落ちると考えたのだと思う。昔によくないことがあったから、今はいけないと分かった。だからこれで良かったのだと思う。
 今は良くないことでも、後で良い事になるかもしれないから、今だけで考えちゃだめだということが分かった。これはまさに塞翁が馬だなと思った。

   講評   taimu

 今年度の課題は全て終了です。いつもともじろうくんの楽しい作文をわくわくしながら開封しています。次回は6年生の課題、新しい項目がでてきますが、ともじろうくんなら大丈夫。

楽しい春休みを(^^)


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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