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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   レオナルド・ダ・ヴィンチ   ひたえ

 「創造」の秘密はどこにあるのだろうか。
それまであったものをいろいろ組み合わせて、そのできたいくつもの新しい組み合わせの中から、美しいもの、心に訴えるもの、正しく自然を説明するものを選び出し、その価値をみとめられたものが創造だ。かんじんなのは、それまでほかの人がやらなかった組み合わせをこころみるか、こころみないかだ。創造は変化させてみるものだから、だめでもあたりまえだ。だから、試してみるしかのいのだ。
 創造とは、絵の具で作るときの色の組み合わせに似ていると思う。とにかくいろいろな色をくみあわせて、自分で気に入った色を使う。青と赤を混ぜると紫ができて、黄と青を混ぜると緑ができる。このあたりまえだと思っているものは、人に教えてもらうまで知りもしなかった。この色を誰かが作ったものということは確かである。その組み合わせの赤や青などの元の色、いわば「素材」を作った人もいるということである。
 創造とは、失敗や成功の経験の積み重ねによる、最高の作品のことを言う。創造は、創造を作った人以外の人々に、知識を与える。そうすることで、創造は人々に認められ、価値をもらうのだ。
 わたしが一番想像力をふくらますときは、絵を描くときだと思う。描く絵は、最初から自分で考えて描いているわけではない。例えば自分の好きなように人を描く時は、好きな漫画や絵などを一部まねてそこに自分のオリジナルの部分を加えていくのだ。けして無からかいているわけではない。だが、自分のいいと思う部分を新たに加えていく。これも創造だと思う。
 創造は難しいことのように思えてくるが、決して難しいことではない。人と違った「発想」ができればそれで想像となるでもそれとめぐりあえるのは一瞬である。あるとき、思っても見ないときに「ピン!」とひらめく。その思い付きをほうっておいてはいけない。ちゃんと実行しなければいけないのだ。その実行を何度も繰り返し、レオナルド・ダ・ヴィンチは有名な、世界の歴史における人となったのだ。
 レオナルド・ダ・ヴィンチの創造は、ダ・ヴィンチ一人でつくったものではないだろう。ほかの人の「創造」が、「創造」をつくりだす、「素材」となるのだ。
創造をつくりだした素材はほかの人の創造であり、またそれをつくりだす素材があったということは確かだろう。
 創造の素材にはまたそれをつくりだした素材があるのだ。図に描けば、それは一本の木となるだろう。木は素材のたくさんの枝からできている、創造という太い幹がある。その太い幹が倒れても、それは新たな太い幹の枝となる。こうして、創造は新たな創造へと受け継がれていくのだ。

   講評   hirari

 第三段落に「わたしは…」の意見を加えて清書ができました。

一度書いた作文を見直して、書き足す作業も「創造」ですね。
とてもよい作品になりました。




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