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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   とかげと箱と秘密基地   Qちゃん

[とかげ、とかげー。」
と私は言った。どうしてここでとかげが出てくるのかというとわたしの友達が三人ひっこしてしまう。そのうちの一人が男の子で、その子が前に、学校にとかげを持ってきたから。とかげというのは、実はけっこうかわいくて、予想以上にすばしっこい。水をあげると、ペロペロとしたべろでなめていてとてもかわいい。前にパパといっしょに、近所の馬公園に行った。十五分くらいたってようやく見つけたけど、パパがあみでつかまえようとしたら、ピョン、とかげに、にげてしまった。
 もう一人の子は、女の子で、もう一人の友達といっしょに、学校で遊んでいた子。おにごっこや、ぼうでんをして遊んだ。終業式の日に、箱をわたした。この箱は、手作りで、いつも三人で遊んだ場所でとった写真がわたの底に入っている。おにごっこを一緒にやった子も作った。でもこの子が、わたすときにぐしゃぐしゃにしてしまった。どうしてぐしゃぐしゃになったかというと、相手が受け取ろうとしなかったから、無理やりカバンの中につっこんだから。
 最後の子は同じマンションに住んでいる子。たまにいっしょに遊んで、男の子がこっそりあつまっている秘密基地も見つけた。とても楽しかった。
 春は別れの季節なんだなぁとわかった。

   講評   tama

 項目が大きく変わっただけでなく、「常体で書く」ということもあって大変だったかもしれませんが、パソコンでしっかりと仕上げてくれたので感心しました。(パソコンの場合は、項目シールの代わりに「キーワード」を入れておいてください。)

 この春、一度に3人ものお友達がお引っこしすることになったのですね。いつも遊んでいたお友達と会えなくなってしまうのは、とてもさみしいですよね。
 お友達との思い出はいろいろあると思いますが、印象に残った2つの出来事を書くことができました。とかげが意外にもかわいい生き物であるということに気がついたのは、お友達のおかげだったのですね。そしてせっかく作ったお別れの品がぐしゃぐしゃになってしまった理由もわかりました。箱を受け取ろうとしなかったのは、つらくなってしまうからではないかと、先生には思えました。
 はなれていても、ずっとお友達であることには変わりありません。またいつか会える日が来るといいですね。

【ダジャレ表現】 とかげが「ピョン、とかげに、にげてしまった」のですね。さりげないダジャレがすてき!

【わかったこと】 「春は別れの季節」・・・まさにその通りです。

▲ パパ → 父
▲ …から → …からだ(である)



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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