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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学文明の発達は   まじめさん

 科学文明の発達は、人間の日常から手間をほとんど省く。お店の入り口に立てばドアは自動的に開き、階段のそばには必ずエスカレーターがある。現代では、あらゆるものがそろい、しかも面倒な事は避ければいいわけで、子供たちにとっては、決断力がにぶり、清濁の明確な区別もつけられないようになってきている。便利さや快適さを求める人間の欲求が、文明を発展させてきたことは事実である。しかし、そのために、有形無形の人間本来の財産をたくさん犠牲にしてきている事にそろそろ私たちは気付くべきである。生きる喜びとは、感性をとぎすまし、自然の大きさと人間の魅力を日々発見することにあると思う。僕はどんなに面倒な事でも自分の手と時間を使って、コツコツとこなして生きたい。
 機械を使わずに自分の手を使って生きる方法として一つ目は、新しい知識をたくさん得るために、自分の手でやりこなす事が良い事だと思う。僕は、一カ月以上前に漢字検定二級を受けた。その結果は、ギリギリ合格した。二級からは、合格点も高くなかなか普通には通りにくい試験であった。次の準一級は、まだ受験するかは決めていないが、もちろん準一級は、二級よりもかなり難しい問題である。普通は、カタカナで書く字も漢字で書いてみたりするような問題がたくさんある。僕が二級をギリギリで合格したのは、何回も書いて何回も問題に挑んだからかもしれない。その行為は、非常に面倒で辛かった。しかし、何回も書く事でたくさん新しい知識を得る事ができた。だから、ギリギリで合格だったけど、通ったので良かった。
 機械を使わずに自分の手を使って生きる方法として二つ目は、自分たちでどんな障害にあっても互いに切り抜いていくこの機会を増やす事が良いと思う。僕は、小学生の頃に学校の畑でジャガイモを育てた。先生が、一から種まきの仕方を教わった。普通の場合、スーパーで売っているのをかごに入れるだけだけど、それを作った人の気持ちを考えた事は少ないと思う。汗水垂らし、いくら寒かろうがいくら暑かろうがお客さんに買って貰おうと、必死に働いていはる。学校で育てたジャガイモは、確か毎朝お水と肥料を与えてジャガイモが出来上がるのを待っていた。忘れ始めた頃に、何百個と収穫する事が出来た。その収穫したジャガイモで家庭科の時間にポテトサラダを作って味わった。家で作るポテトサラダとはまた違う味がした。この時のポテトサラダは、自分たちが一から育てたジャガイモだから、美味しく感じた。
 確かに、面倒な事をやってみたいとは誰でも思わないと思う。しかし、その面倒な事を誰かがしない限り解決しないはずだ。「道は近くても行かなければとうたつしない」という名言があるように、面倒さくても面倒くさい事をすることで自分のためにも他人のためにもなる事だと思う。だから、面倒でもじぶん手と時間を大事に使って生きたい。

   講評   utiwa

 こんにちは、まじめちゃん。

確かに生活が便利になり、最近は「自分の手を使う」機会がだんだんと減ってきていますね。勉強でも電卓マークがついた算数の教科書があったり、英語でも電子辞書が普及して紙の辞書を引く手間がなくなりましたね。
こうした時代にあえて「漢検」にとりくみ、面倒でも自分の手で漢字を覚える練習を積んでいる翔ちゃんは本当に偉いです。日々取り組んでいることなので、実例も具体的で説得力があります。
ジャガイモを作った体験では、生産者の気持ちを推し量ることができましたね。自分で体験することによって、他人の体験を想像できる力になるのですね。これも具体的に書けたところがよかったです。
これからも面倒なことでもぜひチャレンジして、自分の力にしていってくださいね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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