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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本当に必要な物   きくた

  べつにすてきなものじゃないし、大したものでもないが、どんなときにもなくてはかなわぬものとして子どものころからつねに身のまわりに、必ず手の届くところにあって、とても親しい。いつもそこにあってそこに見えているのにだれも見ていないが、あってもなくてもどうでもいいものでははない。日々の暮らし方、人の住まい方ということをいうとき、まず考えるのは、くずかごのことだ。
 いままでぼくは、たしかにくずかごのことをまるでごみくずのように見ていた。そして色々な物を置いていって、ついにはくずかごなんてどうでもいい存在になってしまう。しかし考えてみると、やはりくずかごは日常生活にかかせないものである。
 これと似た話がある。ふだんは目立たないけれどとても大切な役割を果たしていて、日常生活にかかせないものはトイレだとぼくは思う。ぼくたちはトイレのことをあたりまえのように見ているが、トイレがなかったらどこで用を足せばいいのか。もしトイレがなかったとしたら、道端でトイレにいっトイレといってふざける人もいるだろう。つまり、日々の姿勢をつくるのは、何を手に入れるかではなく、本当はなにを手に入れないかということなのだ。
 ぼくはこの話を読んで、くらしにめりはりをつけるのは、何が必要かではなく、何が不必要なのかにきずくことだとわかった。要約

   講評   miri

 長文をしっかり読んで、ポイントをつかんでいます。(要約)
似た話の2つめ。トイレに目をつけたのは、さすが! まさにそうですね。

 他にも、あまり重要視されてはいないけれど、「なくては困るもの」にはどんなものがあるでしょう。いろいろ考えてみましょう。

 結びもとてもじょうずです。必要なものは黙っていても必要なので、不必要なものをそぎ落としていくことが重要なのですね。

 きずく → きづく (気付く=気+つく)

                     

                            

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