対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人の見方 Qちゃん
ヨーロッパの人の耳には、あの美しいコオロギの鳴き声も雑音としてしか聞こえないという話もどこかで聞いたことがある。聴覚のしくみが日本人とヨーロッパ人ではちがうのだ。知識は現実の見方や感じ方を変えてしまう力を持っている。コオロギは日本に昔からいる虫だがアオマツムシは外国から渡ってきた虫だという知識が、コオロギの声はきれいだが、アオマツムシのこえはうるさくて耐えがたいというふうに感じさせてしまう。ですから私たちは、自分のものの見え方や感じ方を絶対のもの、まちがいないものだと思わないようにしなければならない。
私がこのお話を読んで一番おどろいたところはコオロギの声が外国の人には雑音にしか聞こえないということだ。父はいつも週末になるとゴルフを見ている。私もひまなときにたまに見る。父は面白いと思っているようだけど私にはボールを打って穴に入れるだけの競技にしか見えない。
他にも自分にはドーナツに見える雲が、他の人にはリンゴ見えたり、ちっちゃい男の子には飛行機に見えるということもある。日本人にとって月はウサギのもようが書いてあるように見えるが、中国ではカニに見えるらしい。
私の今年のたんにんの先生はこわい女の先生だ。先入観ではいつもガミガミどなっていそうだ、とか絶対に笑わないというようだというふうに感じるが、実際には思っていたよりはやさしい先生だ。(あくまでも思っていたよりはだが…)私の心の中の先生のイメージがまるで二重人格のように変わってしまった。
私がこの話を読んで分かったことは人にはそれぞれの見方があってどれが正しいというわけではないということだった。
講評 tama
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