対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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良い所も悪い所もあるんだ 四葉のクローバー
「望よくやったね。」
「こら!」
ほめたり、注意したりしてくれるのはお父さん。私はこんなお父さんが、大好きである。
お父さんは、面白い。たまにダジャレも言う。
「ウメ干しウメ〜」
こんな感じだ。お父さんは、妹と同じように、変な顔もする。まるで、超すっぱい梅干を食べた時の様な、しょっぱそうな顔が、お父さんの特技である。他にも色々な変な顔をする。こうしてお父さんは、私達を笑わせて、元気付けたり、楽しませたりしてくれているのだ。これはとても嬉しい事なのだが、たまに、すごくしょうもない顔をする時が有る。そこで、家族みんなが、
「それ、めっちゃ、しょうもない。」
と口々に言う。その時のお父さんのリアクションがおかしくておかしくてたまらない。またまた、しょんぼりした気持ちを表す変な顔をするのだ。これには大笑い。あごがはずれてしまいそうになる。私のお父さんはとても面白いのだ。
それにお父さんは優しい。そんなに怒らない。まあ、怒るととっても怖いけど。一緒にお風呂に入った時は、頭を洗ってくれる。私が、
「今日も、頭洗って。お願い!」
と言うと、お父さんは、「はあ」とため息をついて、嫌そうな顔をするが、結局は、
「はいはい」
と言って洗ってくれるのだ。力を入れ過ぎて、少し雑に感じるが、終わるとスッキリする。
でも、こんな良い所いっぱいのお父さんにも、悪い所が一つ有る。これは、私も、お母さんも、妹も、家族みんな、大嫌いなのだ。それは朝お父さんが起きて来た時の顔である。とてもムス〜っとした怖〜い顔だ。お母さんも妹も私もみんな、朝は必ず、
「おはよう!」
とびっくりマークの後ろにハートを付けたい位、優しくあいさつをする。なのにお父さんったら
「おはよう・・・」
と小さな小さな低〜い声で返して来る。お母さんが、
「あんたらが居る時はまだ、声を出してくれるから良い けど、あんたら二人がおらんかったら、もう無視され るで。声が出てへんもん。」
と言っていた。いくら面白くて優しいお父さんでも、「無視」それはダメだと思う。最悪だ。声は出さなくても、せめて苦笑いでも良いから少し笑ってくれたらいいのに。もし笑ってくれたら、気持ちは大きく変わると思う。
今日この作文を書いて、改めて、「お父さんには良い所もいっぱいあるけど、悪い所もあるな。」と思った。そしてまた、「お父さんには悪い所も有るけど、私はお父さんのことが大好きなんだ」ということが分かった。
講評 tamon
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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