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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ぼくたちの地球   森チュウ

 もし、人間以外の全ての生物が絶滅したらどうなるだろう。
 春、太陽の日差しが柔らかく、ポカポカしてきた頃、外には花は一輪も咲かず、新しく生まれた虫達もいない。
 夏、ギラギラ暑く、家でサイダーを飲んでいる時、ミンミンうるさいセミの声もせず、緑色の木の葉もない。こんなのでは、だれもがさびしさを感じるだろう。
 去年、ぼくは長野にキャンプに行った。冬、雪がたくさん降る長野だが、夏はけっこう暑い。が、なにか物足りない。そうだ、セミが鳴いていないのだ。標高が高いからなのかわからないが、とにかくセミが鳴いていないと暑いわりに夏らしさが全くない。まるで、音のない世界に来たようだ。いつもはジージーミンミンうるさいセミだが、やはり夏には必要なのだ。
 秋、夕日がきれいだ。けれど、トンボがいない。風と共にゆれるススキがない。それでは秋とは言えない。
 冬、雪がしんしんと降りつもる所に、ニョキリとはえた雪をかぶった白い木がない。ただ四角いマンションがあるだけ。ああ、なんてつまらないのだろう。
 人間以外の全ての生き物が絶滅したら、こういうことになるのだ。そこまでして人間は自分たちの利益のために自然破壊しなければならないのだろうか。みなさんも考えてみて下さい。
 ぼくたちの地球だ。だが、ぼくたちだけの地球ではない。生き物がみんないて、ぼくたちの地球だ。それを人間だけの都合でこわす。そんな勝手なことが許されて良いわけがない。
 自然とは人間の心をときにはやすらがせ、ときにはおこらせる。人間の心を大きく変えることができるものなのだ。ドラえもんののび太だって、裏山の芝生にねころべば、心がやすらぐのだ。自然は人間を支えている。人間は自然を支えなければならないのだ。

   講評   sango


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