対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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野球拳 うっちー
「アウト、セーフ、ヨヨイノヨイ。<<書き出しの工夫>>」
この言葉は、お風呂へのじゅ文です。ぼくはの家では、お風呂に
入る前に、野球拳をやります。そのことを書きたいと思います。
野球拳とは、歌っておどりながらジャンケンをして、負けた人が一枚ずつふくをぬいでいく遊びです。ぼくの家では、二週間に一回くらい、お父さんとぼくと弟でやります。なぜか、お母さんはやりません。何でだろう。お風呂がきらいなのかなぁ、下品だからかなぁと思います。<<心>>
いつも弟はくつ下を三から五枚、ぼくはズボンを四から六枚、お父さんはメガネとベルトを合わせるという、ズルありの、はげしい戦いをしています。ズルありなんて、
「ハンデやねん。〔なんでやねん。〕<<ダジャレ>>」
みんな勝つ時もあれば、負ける時もある試合をいつも楽しく、真けんにやります。マネとして、たまに本物のグローブやバットを持ってきてやります。でもやっていたら、アクシデントがおきました。バットをふったとたん、お母さんの大切なお皿に当たって、われそうになったのです。それでお母さんに、まるできょうりゅうのさけび
のように、どなられました。
「もぅ、すぶりのポーズはいいけど、本物は絶対ダメ。」
と言われてしまいました。そして、ラスト一枚になると、いつもその人が、ファオファオファオと、サイレンの音まねをします。もし、後一人いれば、よりおもしろくなるのになぁと思います。
今度、野球の合宿があります。ぼくはその合宿で、チームみんなで、野球拳を絶対にやりたいと思っています。絶対負けたくありません。そのためにも、ジャンケンが強くなりたいです。
「がんばるぞーオー。」
しつこいですが、絶対に勝ちたいです。
講評 iyo
お風呂で、家ぞくで野球拳をして遊んだ話を書いてくれました。話がよくまとまっていて、どんなふうに野球拳をするのかが、よくわかりました。今回もユーモアたっぷりで、楽しい作文になりましたね。
「アウト、セーフ、〜」と、書き出しの工夫ができました。お父さんと弟と三人で、二週間に一回くらい野球拳をやるのですね。お母さんがやらない理由を「何でだろう〜」と考えたところが、とてもいいです。
それから、どんなふうに野球拳をするのか、くわしく書くことができました。いろいろ着こんだりしてズルをするのもおもしろいですね。「ハンデやねん」というダジャレはとてもよくできました。
本物のバットをふりまわして、お母さんにどなられたところで、「まるできょうりゅうのさけびのように〜」と、たとえを入れることもできました。あと一人いればもっと楽しいでしょうね。
最後は自分が思ったことが書けました。合宿で野球拳大会ができるといいですね。「がんばるぞーオー」という結びも、とてもじょうずです。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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