対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本人の特徴 きくた
「そこ」とは何をさすのか。「なんとか」とはどういうことなのか。それを考えると、「そこをなんとか」という言い方はきわめてあいまいである。日本の絵画の特質に「余白」の美というのがある。それに対してイスラムの芸術は、まったく逆で、空白への恐怖とも思えるほど、びっしりと空間をうめつくす。日本人の好む「余白」だが、これは言うまでもなく、可能性を意味する。日本人は、きめつけを好まず、いつも融通無碍な可能性を残しておこう、とつとめるのだ。(要約)
僕には似た話がある。この前、〇〇さんに金の練り消しあげると約束した。ぼくはそのときあいまいな言葉でいった。その理由は、断定的に言うと、落としてしまったり、忘れてしまったときに責められてしまうからである。
僕にはもう一つ似た話がある。僕が〇〇(弟)と遊びに行くとき、〇〇は自転車に乗って、椿の木に頭から突っ込んでしまった。〇〇が自転車に乗ってたとき、なんか変な綿みたいな物が付いていたから、「綿みたいのが付いてるよ〜」とあいまいな言葉で言ってしまった。しかしそれは綿などではなく「チャドクガ」と言うけむしだった。気が付いたのは〇〇が泣きはじめたころで、もう遅かった。胸のあたりがまるでやけどのようになっていた。一週間ぐらいで治ったが、僕がちゃんと見ていればこんなことにはならなかったと思う。
僕は、この話を読んで、日本人の特徴がわかった。
講評 nane
きくたくん、こんにちは。
7.2週は感想文、「あいまいな態度や表現で、相手に判断を委ねる日本人のコミュニケーション」という課題について考えていってくれました。
自分自身があいまいな言い方をしてしまった【体験実例】を、二つ、しっかりと書けていましたね。
一つは「自分の責任を軽くするため」、もう一つは「はっきりと伝えなかったために他人に迷惑がかかってしまった」という内容でした。
どちらも「伝える側の甘え」によるマイナスの面を書いているので、プラスの面、「あいまいでもうまくいく、日本人の優れた精神性」についても書いていくとよかったでしょう。
そして最後の【わかったこと】でも、「日本人の特徴」が「具体的にどういうことなのか」を、自分なりの言葉で述べてまとめられると、さらに良かったですね。
第三週も感想文の授業、頑張っていきましょう!
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