対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   僚太からのプレゼント   ピッピ

 「この子、頭でっかちよね。耳も異様に大きくなあーい?」
 「そうは思わないけれど。」
 「この子、やせているわね。最近あまりごはん食べないし。エサも余っているから、ごはん増やそうかしら?」
「だから、やせていないって。獣医さんもそうおっしゃっていたじゃない。ごはんをたくさんあげたら、もともと小食な僚太、食べる気なくなっちゃうわよ。しつけのしすぎでもないから。体重は増えているのだからいいじゃない。」
耳にたこができる・・・と思いながら私と母は心配性の祖母に「僚太はやせていない。」と毎日言い続ける。
 二ヶ月ほど前、家族が一匹増えた。オスのチワワである。平成二十二年、三月十二日生まれで名前を黒木僚太という。
 僚太が二世帯住宅の私達の家にやって来たのは五月の下旬の頃であった。ブルブルとふるえている僚太は、私が母から聞いていた
「気が強く方で元気な子よ。」
というイメージとは正反対であった。ところが日が経つにつれ、来た当初は出来なかったことで最近出来るようになったことが増えてきた。オスワリ、トイレ、ひざの上によじのぼること・・・色々あるが、私が特に強調したいことは、窓のさんに前足をかけることだ。ベランダに出るための大きなサッシのさんは、僚太がちょこんと前足をかけるのにちょうどいい高さだ。最近はそこにちょこんと前足をかけて二本足で立ち、外の世界をながめている。その後ろ姿は何ともかわいい。まるでサーカスで芸当をしている犬のようだ。
 かわいいところもある僚太だが、直さないといけないところもある。それはトイレであるペットシートに穴を開けて中の綿のようなものを出してしまうことだ。いたずら好きなのかな?それともエネルギーがあり余っているのかな?多分、両方であると思う。そういうところは私と似ているかなとふと思った。しかし、最近では家族で色々な工夫をして、
「それはやってはダメ!」
と覚えさせ、だんだんいたずらの回数が減ってきている。
 私は、ペットは色々なことを学ばせてくれる大切な存在だと分かった。人間と言葉のやり取りは出来ないが、コミュニケーションが可能で、何より同じ生き物同士である。僚太は私達の家族となることでたくさんの影響を与えた。例えば、家族の会話が前より増えた。きょうだいがいない私をお姉さん気分にさせてくれた。また、私に他のものへの愛情の示し方に変化をもたらした気がする。どのように変化したかというと、今までより思いやりを持てるようになった。これからも僚太からたくさんのことを学び、生活に活かして成長していきたい。

   講評   onopi

 最後の段落に[わかった」という言葉が使えました。僚太君との楽しい生活を満喫してくださいね。
     

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