- ● 9.2週の追加 (571字) 森川林 2017年09月12日 12時34分
8669 (小5オープン資料室)
家庭でできる理科実験の話――思考発表クラブ9.2週のおまけ
思考発表クラブは、読んでいる本の紹介と作文の構想図を中心に勉強しています。
以前のように算数や理科の話まで入れると時間が長くなって大変かと思ったのですが、中にはそういうこともやってみたい人もいると思います。
そこで、今日は、「子供の科学」9月号を参考に、家庭でできそうな科学の話を紹介してみます。
(「子供の科学」は月刊誌で、内容は面白いですが、小学校高学年から中学生向けのレベルだと思います)
まず第一は、種の散布戦略。
意外と面白いのが、カラスムギの動きです。
▽回転するカラスムギの種子
https://www.youtube.com/watch?v=ts8HI0N6XlY
・道端で駆らずムギを見かけたらやってみてください。
第二は、もう秋ですが、夏の夜空の大三角形。
▽夏の星空
https://www.youtube.com/watch?v=EVlTjjJpTxM
・今はスマホで、そのときのリアルの星空と同じものを映してくれるソフトがあるので、見つけやすいと思います。
第三は、いろいろな葉っぱの即席標本を、コンビニにカラーコピーで作る話。 残念ながら、これはyoutubeにはありませんでした。
自分の顔をコピーしている人がいましたが(笑)。
コンビニでやると叱られると思います。
- ● 小5思考発表クラブの資料8・1週 (1208字) 森川林 2017年08月01日 09時41分
8631 (小5オープン資料室)
●連絡
思考発表クラブのアンケート、ありがとうございました。
集計結果は以下のとおりです。
アンケート結果を参考に、8月からよりシンプルに読書と作文を中心に授業を行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
━━╋━━╋━━╋━━━
┃ぜひ┃でき┃少なく
┃4回┃れば┃てよい
━━╋━━╋━━╋━━━
読書┃10┃ 2┃ 0
━━╋━━╋━━╋━━━
作文┃ 6┃ 5┃ 1
━━╋━━╋━━╋━━━
算数┃ 2┃ 6┃ 5
━━╋━━╋━━╋━━━
理科┃ 1┃ 3┃ 7
━━╋━━╋━━╋━━━
自由┃ 3┃ 4┃ 5
━━╋━━╋━━╋━━━
懇談┃ 2┃ 2┃ 7
━━╋━━╋━━╋━━━
(複数回答や空欄回答があるため合計数が異なっています)
本の紹介は、多くの人の要望がありました。
人数は、現在3~7人で運営していますが、生徒どうしの交流を考えると6人前後が最も交流が盛んになる人数だと思います。
生徒はいろいろな発表をするのが好きなようなので、ある程度時間を区切りポイントを絞って発表できるようにしたいと思いました。
アンケート結果をふまえて、8月から、次のような形にしていきたいと思います。
○毎月1~3週は、
読書の紹介 1人3分として15分~20分
作文構想図 1人3分として15分~20分
自由な発表 1人2分として10分~15分
========================
合 計 45分程度
○毎月4週は、
読書の紹介 1人3分として15分~20分
自由な発表 1人2分として10分~15分
保護者懇談 15分~20分
========================
合 計 45分程度
自由な発表の中に、各人が算数、理科、日常の経験などを発表していただくといいと思います。
算数と理科については、将来、算数オリンピッククラブや理科実験クラブなどを別に立ち上げていきたいと思います。
●作文の予習
▼8.1週
★痛かった思い出、虫をつかまえたこと
▼8.2週
★花の絵を描き始める時(感)
https://www.mori7.com/mine/iwa.php?tyoubunnsyuu=on&yama=ni&tuki=08&syuu=2
▽言葉の森 ニシキギの山 8月1週 痛かった思い出 ni_08_1_1.flv
https://youtu.be/rzZhfSri8Gc
▽思い出のアクロバット集
https://youtu.be/NEXbGGp0glo
▽5分間のストーリー
https://youtu.be/Fm3Me3RSb8U
▽[CGN フォーカス] 1029編 星野富弘「花の詩画展」 開催中!
https://youtu.be/mZ4obGtdGe4
●授業の動画
授業の動画はG+コミュニティでごらんください。
▽小5資料室のG+コミュニティ
https://tinyurl.com/ycblytvm
- ● 小5思考発表クラブ6.1週 (1705字) 森川林 2017年06月07日 16時41分
8579 (小5オープン資料室)
●連絡
★ときどき、ほかの人の画面が黒くなり表示できないようになることがありますが、それはパソコンのメモリが消費されたからのようです。
その場合は、いったん退出してまたすぐに入っていただくと、見られるようになります。
思考発表クラブで生徒数の多いところは、やはり発表だけでかなり時間がたってしまうので、6月から、授業は動画で事前に見てもらうようにし、当日は本の紹介と発表と懇談を中心にするようにしたいと思います。
生徒数の少ないところは、当日の授業も行うようにします。
★授業の動画は、詳しく説明するため、著作権的にオープンにはできないので、Google+コミュニティの方に入れるようにします。
★思考発表クラブは、作文、算数、理科実験などいろいろな話をしていますが、作文の予習を中心にしていくといいと思うので、毎月1~3週は構想図を書くことを優先してやっていってください。ただし、あまり無理にがんばらせないようにしてください。
★授業を動画で学年別に事前に見られるようにし、思考発表クラブの当日は本の紹介と発表だけにするので、今後の運営を次のように変えたいと思います。
(1)3学年の合同の会場にして、参加できる曜日の枠を増やす予定です。(小1~小3の会場と、小4~小6の会場。モンテッソーリの小学校が3学年合同で運営していて、この縦割りの学習が子供の成長にプラスになっている面があるようなので)
したがって、思考発表クラブの学年別会場は次のようにする予定です。
☆小1~小3は、水1800、木1800のいずれでも可。
☆小4~小6は、月1800、火1900、水1900のいずれでも可。
(2)本の紹介や発表のあと、生徒どうしや保護者どうしの質問や感想を随時受けられるようにしたいと思います。
●読んでいる本の紹介
●作品の紹介
●作文の予習
▼6.1集
★楽しい先生、私の父(母)
・作文のテストです。
先生のエピソードを入れながら、お父さんやお母さんにも、子供時代の先生の思い出を聞いてみましょう。
結びは、先生というものについてわかったことを書いてまとめます。
▽思い出の先生 【教師と生徒の関係】 泣ける話
https://youtu.be/dGe6PciH8mU
・約8分の動画ですが、2倍速で見ると4分で見られる。こういういい先生、ときどきいるよね。
▽2時間目・算数 ピーター・フランクル先生の「数学って面白い」
https://youtu.be/EV3u1UUeIXA
・こういう先生の授業だったら楽しい。しかし、先生は準備が大変。
▽100歳の伝説の灘高講師、橋本武先生の特別授業
https://youtu.be/oXzn_1G8ojU
▼6.2週
★インドではほうぼうの町角で(感)
https://www.mori7.com/mine/iwa.php?tyoubunnsyuu=on&yama=na&tuki=06&syuu=2
▽インドの路上を絶え間なく交通車両が行き交う
https://youtu.be/OoAF98kUpgo
▽「紅」を家にあったゴミで叩いてみた【X JAPAN】 / Trash Drum Cover
https://youtu.be/wEnZYqkYO3o
・こういうリサイクルもある。リサイクルって言うのかなあ。
▽字幕【テキサス親父】アメリカ人は馬鹿シリーズ!無駄ばかりの米国
https://youtu.be/FLCs88HnNiQ
・アメリカでも日本以上に無駄が多いんだね。(英語の勉強にもなりそうな動画(笑))
●算数の似た問題
「これでわかる算数小5」P46-1
●理科実験工作の紹介
▽炭で「電池」を作ってみよう プロペラも回るよ
https://youtu.be/5cJcXdznIR8
▽【驚愕】レモンに釘を刺したらライターになって発火!BBQやキャンプで役立つ天然電池の作り方とは?
https://youtu.be/K70O1bJKCDY
●小5のGoogle+コミュニティ
https://tinyurl.com/j8ypaox
●授業の動画
授業の動画はGoogle+コミュニティに入っています。
- ● 参考資料 (2103字) すずめ 2016年02月08日 17時37分
8094 (小5オープン資料室)
暮らしの良品研究所 より
右脳と左脳と虫の声
2015年9月 9日 .
灼熱の太陽が照り付けた夏も終わり、澄んだ空気が心地よい季節を運んできました。スポーツ、芸術、味覚と、秋の楽しみはいろいろありますが、夜長の楽しみのひとつは虫の声。ところで、この虫の声を心地よいと感じる私たち日本人は、世界のなかでは特異な存在だということをご存じでしたか?
あれ松虫が…
秋になると、虫かごに入れた鈴虫の鳴き声をBGMとして聞かせる日本料理店もあるように、私たち日本人は遠く万葉の時代から虫の音に耳を傾け、季節を感じてきました。「虫の音(ね)」「虫の声」と表現するように、日本人にとって、それは心地よいサウンド。ネット上に、コオロギや鈴虫などの鳴き声を納めたサイトがたくさんあるのも、虫の音を楽しむ人が多いことのあらわれでしょう。
ところが、西欧の人たちには、この虫の音が「ノイズ」と認識されているとか。同じ虫の音を聞いて、なぜこんな違いが起こるのでしょう? それを解明したのは、東京医科歯科大学名誉教授、角田忠信博士の「日本人の脳の研究」でした。
外国の人には聞こえない?
そもそものきっかけは、角田博士が1987年にキューバのハバナで開かれた国際学会に参加した時のこと。
歓迎会の会場をおおう「蝉しぐれ」のような虫の音に驚いた博士が、周囲の人に何という虫かと尋ねたところ、だれも何も聞こえないと言うのだそうです。パーティが終わった深夜、静かな夜道には、先刻よりもさらに激しく虫の音が聞こえていました。若い二人のキューバ人と帰途についた博士が何度も虫の鳴く草むらを指し示しても、二人には何も聞こえないようで、不思議そうに顔を見合わせるばかり。博士はその後、毎日この二人と行動を共にしましたが、一人は3日目にようやく虫の音に気づいたものの、もう一人は1週間たってもついにわからないままだったといいます。もしかしたら、日本人の耳と外国人の耳には違いがあるのかもしれない…博士の研究は、そんなところから始まりました。
左脳で虫の音を聞く日本人
人間の脳は右脳と左脳とに分かれていて、それぞれに得意分野があります。言葉や計算などの知的作業を分担するのは、言語脳といわれる左脳。これに対して音楽脳といわれる右脳は、非言語音を感覚的にとらえるのにすぐれているといわれます。この脳の働きを日本人と西欧人で比較してみると、西欧人は虫の音を右脳(音楽脳)で処理するのに対し、日本人は左脳(言語脳)で受けとめる、つまり虫の「声」として聞いていることが角田博士の研究で明らかになりました。
一体どうしたら、そんなことがわかるのでしょう? 人間の耳から脳への神経系の構造は、左耳から入った情報は右脳へ、右耳から入った情報は左脳へ行く、という交叉状態になっています。そこで、左右の耳に同時に違った音を流した後でどちらの音を聞きとれたかを調べることで、どちらの脳が認識しているかを判定。いろいろな音でこうした実験を積み重ねていくと、音楽や機械音、雑音は右脳で、言語音は左脳で受け止めていることがわかったのです。
ここまでは、日本人も西洋人も共通なのですが、違いが出るのは虫や動物の鳴き声。こうした音を、西洋人は楽器や雑音と同じように右脳で聞いているのですが、日本人は言語と同じく左脳で聞いていることがわかりました。
日本語の脳
こうしたことの背景には、その言語における「母音」が大きく関わっているといわれます。母音より子音の方が重要な役割をもつことの多い西洋人は、母音を音楽脳で処理するのに対して、母音で言葉を形成する部分が大きい日本語を話す日本人は、母音を言語脳で処理するのだとか。そして、虫や動物の声は母音に非常に似ていることから、日本人はこれらの音を言語脳で聞くと推察されています。それだけでなく、波・風・雨の音・小川のせせらぎといった自然音や邦楽器の音なども、日本人は左脳で聞いているのだそうです。
さらに興味深いのは、日本人でも外国語を母語として育てられると西洋型になり、外国人でも日本語を母語として育つと日本型になってしまうこと。西洋型か日本型かは、人種の違いではなく、幼児期にどんな言語を母語として覚えたかの違いである可能性が高く、「日本人の脳というより"日本語の脳"と言うべきだろう」と角田博士は語っています。博士の今までの調査では、日本語と同じパターンは世界でもポリネシア語でしか見つかっていないということです。
虫の音をはじめ、生きとし生けるものの「声」に耳を傾ける。自然に対する日本人のそんな感受性は、左脳で聞くという日本語の脳とも関係していたのかもしれませんね。その一方で、さまざまな音にあふれる現代の暮らしでは、虫の声に耳を傾ける時間が減ってきているような気もします。せっかく虫の「声」を聞く能力が備わっていても、心のゆとりがなければ、聞こえるものも聞こえてこないでしょう。
夏の暑さで疲れた体と心をリセットするためにも、ちょっと立ち止まって虫の声に耳を傾けてみませんか。そういえば、「虫時雨(むししぐれ)」という美しい季語もあるようです。
- ● 小5 ネコヤナギの山 3.3週 「月ができた原因に(感)」 (533字) すずめ miri 2013年03月14日 17時27分
429 (小5オープン資料室)
天体オタク(!?)のお父さん、出番です!
そうでなくても、宇宙には果てしないロマンを感じる方は多いことでしょう。そういう意味からもとても興味深い長文です。
... さて、体験実例としては、「科学は決して完成したものではなく、これからも新しい考えが出て古い考えが否定されることがある。」という点から、
「(科学に限らず)のお母さんたちが習った頃は、日本で最も古いお金は昔は『和同開珎』と習ったけれど、、その後『富本銭(ふほんせん)』が発見されて、そっちが一番古いということになったんだって。」
「太陽系の水・金・地・火・木・土・天・海・冥のうち、冥王星が惑星からただの小惑星に格下げされるなんていう話題もあったでしょ。これからは、……ドッ、テン、カイで終わりなんだね。」
などなど。定説、常識と思われていたことにとらわれてばかりいると、現実からおいてけぼりを食いそうですね!
いずれにしても、ふだんからさまざまな分野のニュースに注意を払って、親子で話題にしているとよいでしょう。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ne&tuki=03&syuu=3
- ● 小5 ネコヤナギ 2.3週 「島に住む大陸と動物」(感想文) (1187字) いと ito 2013年02月16日 09時53分
410 (小5オープン資料室)
第3週も感想文の課題です。
かなり難しい文章で、難しい内容が書かれていますね。
しかし、こうした文章を読み慣れておくことが、今後高学年~中学生以降の勉強では重要になってきます。
その練習のつもりで、気合いを入れて向き合ってみましょう!
難しい文章の理解のコツは、繰り返し読むこと。
それも、なるべく声に出して「音読」をすることです。
じっと黙読していても、案外頭は正直に、分からない部分をスッと読み飛ばしたりしてしまうもの。(笑)
それならば、たとえ意味の分からない言葉があったとしても、とにかく全体を通して音読した方が内容が頭に入るのです。
「難しい文章が読めない」と悩んでいる人は、ぜひこの方法を試してみてくださいね。
さて、今回の長文のテーマは「島の法則」。
狭い島では、体の大きい動物が小さく、小さい動物が大きくなる……つまり、「格差が少なくなる」という法則のことです。
文の後半には、生き物のサイズだけでなく、人間の能力や思想のスケールにもそれが当てはまるのではないか……ということが書かれていましたね。
“似た話”の書き方には、色々なパターンが考えられます。
ごく身近なところでは、「すごく大きな動物や、小さい動物を見た」ということ。
水族館ではジンベエザメなど、とても巨大な魚が見られますね。一方、「手乗り馬」などと呼ばれるほど小さな馬が、牧場にはいたりします。
他にも飼っていた金魚や亀が、思っていたよりずっと大きく育った……というような経験はありませんか? そういった、動物の話は書きやすいはずです。
あるいは、後半の「人間社会における島の法則」に注目して書いてもいいでしょう。
たとえばオリンピックを見ると、世界新記録を出して金メダルを獲得するような、非常に能力の高い人が続々と登場します。
しかし逆に、水泳の代表だというのに全然泳ぎが上手ではなく、むしろ規定の100メートルを泳ぎきるのがやっとだった……という選手もいたのです。
(エリック・ムサンバニ(赤道ギニア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8B)
「狭い範囲では一番」でも、「広い範囲で比較すると普通だったり、下の方」ということがあるのが、人間社会での「島の法則」と言えるかもしれませんね。
そうした「とんでもなく高い能力の人を見た、知っている」ということで書いていくのもOKです。
思想や研究、知的な発見のすごさに関しては、これまでに読んだ「偉人の伝記」から例を持ってくるのもいいですね。
★項目は
構成【要約】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【わかったこと】
の四つです!
- ● 小5 ネコヤナギの山 2.3週 「島にすむ動物と大陸(感)」 (505字) すずめ miri 2013年02月14日 14時24分
406 (小5オープン資料室)
科学読み物の中には、大人が読んでも目からウロコ、の興味深いものが多数あります。今回の長文もその一つと言えるのではないでしょうか。
「島では大きいものは小さくなり、小さいものは大きくなる。」その理由を検証したり、どんな動物があてはまるのか調べたり。親子でいろいろ楽しめそうですね。
...
体験事例としては、「島の法則が人間にあてはまる例」を考えるとよいでしょう。学校の中で「足が一番速い」とか「●●が一番うまい」と言われている生徒がいざ、対外試合や県大会、地方大会、全国大会などの大舞台に立ってみると、「えっ……(絶句)」「上には、上がいるもんだ……」というような状況がありますね。まさに「井の中の蛙大海を知らず」というわけです。
厳密に言うと、上の例は長文にぴったり沿った例ではないですが、書きやすいと思います。集団が大きくなれば、突出したものが出て来るという話があればさらによいでしょう。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ne&tuki=02&syuu=3&banngou=5
- ● Re: 小5 ネコヤナギの山 2.3週 「島にすむ動物と大陸(感)」 (336字) すずめ 2015年11月20日 16時51分
8020 (小5オープン資料室)
朝日デジタル 2015年11月19日
インドネシアのフローレス島で化石が見つかった身長1メートル程度の「フローレス原人」が、現代人並みの身長のジャワ原人から進化したことを示す有力な証拠を見つけた、と国立科学博物館などのチームが発表した。孤立した島で、外敵がいないことなどから大型動物のサイズが劇的に小型化する現象が人類にも作用したと考えられる、という。
米科学誌プロスワンに19日、論文を発表した。
フローレス原人の化石は2003年、約7万~2万年前の地層から発掘された。身長や頭蓋骨(ずがいこつ)のサイズが小型の猿人ほどしかないことから、初期の原人の特徴をそのまま引き継いだ子孫なのか、そこから一度大型化したジャワ原人が進化の過程で小さくなったのか、学説が対立していた。
- ● 小5 ネコヤナギの山 2.2週 「チョウチンアンコウ(感)」 (641字) すずめ miri 2013年02月06日 16時47分
401 (小5オープン資料室)
今は非常に便利な時代で、「あれってどんなものなのかなあ」と思ったら、一瞬で見ることができます。そうです。インターネットです。
図書館に行って百科事典を探し、ページを繰るのももちろんよいのですが、「知りたい」と思ったときに瞬時に情報が得られるというのは、一度体験してしまうともうやめられませんね。
...
というわけで、チョウチンアンコウを是非、「画像」で確認してください。
また、いろいろな解説も見ることができると思いますので、合わせて読んでみるといいですね。1つのことから派生するさまざまなことに、情報網が張り巡らされているのがインターネットのすばらしいところです。
実例の方は、「飼育が困難なものを飼ったときの話」や「水族館・動物園での体験」、そのあたりになるでしょうか。どんなに手を尽くしても、自然の力には及ばない、生物とは非常に神秘的なものである、というような結論が導き出せるようなうまい実例がみつかるとよいでしょう。
単に「チョウチンアンコウ」のような珍しい生き物の紹介にとどまらず、飼育の困難なところはどこなのか、どういう点で希少価値であるのか、など問題提起をしながら話してみると、新しい発見や深い理解が得られ、なかみの濃い感想文になるでしょう。
授業の渚 「生き物の神秘!」さすがはBIlly!
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ne&tuki=02&syuu=2
- ● 小5 ネコヤナギの山 1.2週 「そっ琢」(感想文) (694字) いと ito 2013年01月09日 14時27分
383 (小5オープン資料室)
1.2週は感想文課題。
「そっ琢の機」という、難しい言葉について書かれた長文になっています。
「琢」の字は、「つっつく、ついばむ」という意味。
「機」は「機会」「時機」などの熟語で使われる、「タイミング」のことです。
本文中にもある通り、「親鳥が卵をつつく、(ひなが生まれる準備のできた)ちょうど良いタイミング」ということですね。
ですから、自分も「タイミングが良かった、あるいは悪かった話」を思い出して書いていくといいでしょう。
鳥や卵のことにこだわりすぎると、“似た話”としては書きづらくなるかもしれません。
たとえば身近なところでは、
「ちょうど誰かと話したり、本で読んでいた内容が、授業・テストに出た」
「友達から誘われたが、別の予定があって行くことができなかった」
「先生に良い本だとすすめられたが、難しくて全然読めなかった」
など。
良いアイデアがひらめくことや、人との出会い、本を読んで知識や感動を得ることも「そっ琢の機」であると本文にはあります。
もう少し大きくとらえるならば、
「とても困っている時に、それを助けてくれる人が現れた」
「ずっと悩んでいたことが、あるきっかけで一気に解決した」
といったことで考えてもいいでしょう。
いざそうしたタイミングが来た時に、「それを生かす準備」をしておくことも、もちろん大切ですね。
★項目は、
構成【要約】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【わかったこと】
の四つ。
皆さんにはまだピンと来ないことでも、お父さんお母さんはこれまでの人生の中で、記憶に残る「そっ琢の機」があっただろうと思います。
ぜひ取材してみてください!
- ● 小5 ネコヤナギの山 1.1週 「お正月」 (665字) いと ito 2013年01月09日 14時15分
380 (小5オープン資料室)
皆さん、新年明けましておめでとうございます!
五年生の勉強も、いよいよ最後の学期。
“ネコヤナギ”の課題フォルダでがんばっていきましょう。
1.1週の課題は、ずばり「お正月」。
今年に限らず、これまで過ごしてきた中で印象的だったお正月の話を書きましょう。
もう一つ、「私の宝物」という課題もあります。お正月の思い出はたくさんあるかと思いますが、どうしても書きづらいという人はこちらで考えてみてください。
初もうで、年賀状、おせち料理。他にもお正月ならではの、さまざまな習慣や遊び、食べ物がありますね。
ふだんとは違う、新年特有の雰囲気や気持ちを、作文に表していけるとよいでしょう。
除夜の鐘を聞きに行った、おせち作りや大掃除を手伝った、年賀状を友達全員に送ろうとして苦労した……など、昨年の終わりから続く実例もあるかと思います。
お正月には、おじいさんおばあさんの田舎に里帰りする人も多いですね。
「おじいさんおばあさん、仲良しのいとこたちと会うのが一番の楽しみ」という人もいるのでは?
にぎやかであったり、忙しかったり、のんびりしていたり……人やおうちによってお正月の過ごし方もさまざまです。
自分らしい個性的な「お正月体験」を書いていってください。
★項目は、前学期と変わらず
構成【書き出しの結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【わかったこと】
の四つ。
書き出しと結びに同じキーワードを使う【書き出しの結び】。
やはり「明けましておめでとう」など、新年らしい言葉が入れていけると分かりやすいでしょう。
- ● 小5 ネコヤナギの山 1.2週 「そっ啄)感)」 (1251字) すずめ miri 2013年01月08日 14時43分
376 (小5オープン資料室)
1.2週 「そっ啄(感)」
今週は感想文ですね。まずは、いっしょに長文を読んでみましょう。
「そっ啄」ってご存知でしたか? 授業の渚のBillyがこんな風に解説しています。
Billy 「そったく同時と言われ、ひな鳥が孵化(ふか)する時に、卵のカラをつついて出てくる、これがそつ、ところが、ひな鳥の力だけでは、カラは破れないので、親鳥が外側から、ひな鳥と同じ所をつつく、これを啄というそうだよ。このタイミングがうまく合えば、ひよこ誕生というわけだね。」
また、「和尚の一口話」では……
<<参考>>
http://www.eonet.ne.jp/~jinnouji/page9/houwa/page178.htm
ということは、今週の対話のテーマは……。
「タイミングの良し悪し」「偶然」「鉄は熱いうちに打て」このあたりでしょうか。
例1
父「あの時、電車が遅れなかったら、●●は生まれていないわけだな。」
母「そうそう。ほんとうね。お父さんと私は出会っていなかったものね。」
子「えーっ! なになに~!!」
父「実は、お父さんとお母さんが……。」
例2
姉(中3)「えー、いらない、こんなのもう流行っていないんだもの。」
母「何よ、せっかく買ってきてあげたのに。」
姉「お母さんって、何でもブームが去って、安くなってから買ってくるんだから。もう誰も持ってないよー。」
母「そんなこと言うならいいわよ、お母さんが使うから。もう買ってきてあげませんからね!」
姉「そんなこと言ってまた、同じパターン繰り返すんだから!!」
子(聞き耳。φ(..)メモメモ)
例3
母「お母さんね、子どもの頃、めんどうくさがりで、本を読むのも大嫌いだったのよ。」
子「えっ、ほんと?」
母「そうなの。でもね、ちょうど2年生の時、引っ越した先がなんと、図書館の隣だったのよ。」
子「図書館のとなり~!?」
母「そう。それで、何となく毎日遊びに行っているうちにすっかり読書好きになっちゃったのよ。あれもタイミングね。もっと小さい時だったら、あまり字が読めなかったし、もっと大きくなってからではなかなか読書の習慣なんてつかなかったと思うから。」
子「そうなんだー。よかったね。」
母「ほんとにね。それも、たまたまおじいちゃんの会社で転勤する予定だった人が病気になっちゃって、代わりにおじいちゃんが選ばれての転勤だったのよ。」
子「へええ。おもしろいな。」
日常の中で、「えっ! 絶妙!!」と思えるタイミングというのはけっこうありますね。不思議なものです。
また、そっ啄のように、自然界には「うまくできているなあ。」と感心するような現象がたくさんあります。ほんとうに興味深いですね。
今回も対話が盛り上がることまちがいなし!
<<授業の渚>> Billy,なかなかよく勉強していますね!
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ne&tuki=01&syuu=2&banngou=5
- ● 小5 ネコヤナギの山 1.1週 「お正月」 (1904字) すずめ miri 2013年01月04日 21時37分
372 (小5オープン資料室)
1.1週 「お正月」
今学期の5年生の課題は「ネコヤナギ」です。第一弾はお正月!
大人にとっても、子どもにとっても特別なとき! おうちの方もいろいろな思い出がおありのことと思います。
お正月を楽しみながら、昔を懐かしむのも一興かと存じます。帰省しておじいちゃんやおばあちゃんに聞いたお話、親戚の人から聞いたあんな話、こんな話。もりだくさんの中から、選ぶのも楽しみです。
元旦のことばかりでなく、大晦日や年末のあわただしさ、冬休みのできごとまで範囲を広げるとさらにたくさん話が集まりそうです。
例1
祖母「昔はねえ、今よりずっとお正月は特別な感じだったわよ。一家そろって晴れ着を着てね。」
子「へえーっ、そうだったんだ。」
祖母「そうそう。もっと改まった雰囲気だったねえ。」
子「そうなのかあ。おばあちゃんは、どんなことが楽しみだった?」
祖母「晴れ着をきられるのもうれしかったし、ご馳走もね。」
子「お節料理?」
祖母「お節は、今の子はあまりたべないらしいねえ。」
子「う、うん。ぼくもあまり好きじゃないんだ。」
祖母「そうなの。でもね、お重の中のひとつひとつの料理に願いがこめられているのよ。」
子「あーなんか、聞いたことある。」
祖母「ほんと? たとえば黒まめはマメに暮らせますように、酢バスはものごとをよく見通せますように、昆布巻きは喜ぶのコブ、それから・・・・・・。」
例2
父「正月といえば、年賀状! お父さんはいも判作りの天才と言われたのだ。」
子「えっ、いも判って?」
父「なんだー、知らないのか。サツマイモの断面に彫刻をしてハンコにするんだよ。」
子「わあ、おもしろそう。」
父「うん、なかなか難しいんだぞ。」
子「どんなことを彫るの?」
父「干支の絵とか、年号とかね。」
子「文字は大変そうだね。」
父「そうなんだよ。元旦、くらいはまだいいが、謹賀新年、なんてもう気が遠くなるよ。」
子「うん、難しそう・・・・・・。」
父「しかし! お父さんは彫れるのだ。最初は反対向きに彫るのに苦労したけどね。」
子「へえーすごいんだなあ。」
父「高学年になってからは、インクも色分けしてグラデーションまで・・・・・・。」
子「そんなのが作れるのになぜ、今はパソコンで印刷なのー?」
父「えっ! そ、それは・・・・・・。」
例3
小3の課題セリの1.1週「お父さん、お母さんとあそんだこと」には、お正月の遊びについて書きました。そこから引用。
(例1)
父「正月は毎年、おじいちゃんと近所のみんなで広場で凧揚げ大会をするのが楽しかったな。年末からみんな手作りしてね。」
子「わあーいいなあ。」
父「みんなお父さんの方が気合が入っちゃってさ。凝った凧をこしらえてくるうちもあったよ。」
子「へえー。」
父「でも、毎年、うちのおじいちゃんが作った凧が一番よくあがったんだ。」
子「すごいな。」
父「不思議と雨や雪の元旦はなくって、ちょうどいい風の日が多かったのを覚えてるよ。」
子「お父さん、ぼくもやってみたいよ。作ろう作ろう!」
(この後、実際に作って飛ばすとその体験談もかけますね。)
(例2)
母「お母さんは小2くらいから、百人一首を教えてもらってね。お正月、親戚が集まると、大人も子どもいっしょに、大勢でカルタ取りをしたものよ。」
子「大人といっしょに戦ったの?」
母「そうよ。読み手はいつもおばあちゃんでね。いとことか、おじいさんおばあさんもいっしょによ。田舎のおうちは広かったからね。」
子「楽しかった?」
母「それはもう! お母さんね、4年生のとき、初めて一番になったんだ。あの時はうれしかったなあ。おじいちゃんと1枚差だったんだけどね!」
子「すごい!」
母「ふふふ、大人も本気でやるから、ほんとうにおもしろいのよ。勝てなくて悔しがって、お正月なのに泣いたこともあったなあ。」
子「わー真剣勝負だったんだね。」
5年生は、ただお正月のことを並べるのではなく、それぞれの行事やものについての意味や由来についても言及するとよいですね。
はっきりしないことをいっしょに調べると、おうちの方も「へえ、そうだったんだ!」ということがみつかるかも! 本やネットの上でだけでなく、体験しながら「知る」ということができるよいチャンスですね。
<<参考>> お正月用語
http://www.hana300.com/link0101.html
授業の渚 おもちの食べすぎ? いえ、Billyの顔はふだんからまん丸です。
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ne&tuki=01&syuu=1
- ● Re: 小5 ヌルデの山 12.3週 「数年前のことに(感)」 (1302字) すずめ 2016年09月27日 14時23分
8302 (小5オープン資料室)
ヌルデ 12.3週
<<参考資料>>
人の心に灯をともす 【包む文化】2584 より
外山滋比古氏の心に響く言葉より…
こどもに勉強を教えていたFさんが、外国人に日本語を教えることを始めた。
なれないこともあって、まごつくことが多かったが、いちばんびっくりしたのは月謝である。
日本のこどもは月末になると、封筒などに入れたお金をもってくる。
ところが外国人は、むき出しの金を差し出す。
はじめは、手が出なかった、とFさんはいう。
それで月謝袋をつくり、それに入れてもってくるようにした。
それでも、ハダカの金をもってくる外国人がなくならない、となげいていた。
日本人はものを買うとき、乗物の切符を買うときなど、機械的な支払以外、むき出しのカネを出すことはない。
カネは包むものと決めている。
見舞いなどで現金を手渡すことなど、いくら非常識だって、しない。
かならず、包み金にする。
結婚祝いはかつては品ものを贈るのがならわしだったが、同じものがダブって貰った人が困ることから、現金を渡すことが多くなった。
いくら乱暴な人でも、ハダカの金を出すことはない。
香典は昔から金ときまっていたが、きれいな新券の紙幣では、いかにも、用意して待っていたかのようでおかしい。
わざと折目をつけ、手許(てもと)にあったのをとりあえずもってきたように装う。
そして、包みの袋にはカネをかける。
品ものを贈るにしてもムキ出しは禁物である。
いくら親しくても、ビニール袋に入れたりんごを贈るのは、常識的ではない。
わけを話し、失礼を詫(わ)びる。
できれば、化粧箱に入れる。
そうすると、ずっと上等な贈りもののように見える。
むき出しがはばかられるのは、カネや品ものだけではない。
ことばも、ナマでは差し支(つか)えがあるから、手紙にする、ということがある。
顔をつき合わせているときには言いにくいことが、手紙なら書きやすい。
心やさしい、のである。
相手に強い打撃を与えそうなことは、なるべく、ゆっくり出す。
頭からノー、とやるのは、いかにも気の毒である。
まるで無茶な話でも、のっけに、“反対です”などとするのは大人気ない。
「さようですな。そういう考え方も可能でしょう。…」
といかにも、半分承知したようなことを言うが、決して、イエスではない。
“しかし、ながら”というようなことばをはさんで、すこしずつ、賛成できないことをはっきりさせる。
最後は、「どうも賛成いたしかねます」というようなことになる。
『本物のおとな論』海竜社
日本の「包む文化」は、奥床(おくゆか)しい。
奥床しいとは、上品で、慎(つつし)み深く、深い心遣いが感じられること。
本来は、その奥(先)に、行かし(心ひかれる)という意味。
包む文化は、ときとして、過剰包装とか、資源の無駄遣いとか言われることもあるが、お互いの気持ちを尊重するとても上品な大人の行為。
子どもや赤ちゃんはハダカで飛び回っていても何も言われないが、大人はそうはいかないのと一緒だ。
日本人はイエス、ノーをはっきり言わない、と今まで散々こき下ろされてきたが、実は相手を思いやったり、傷つけないための、奥床しい日本の伝統文化なのだ。
包む文化を今一度見直したい。
- ● 小5 ヌルデの山 12.2週 「ある日、五つになる(感)」 (975字) すずめ miri 2012年12月10日 16時05分
364 (小5オープン資料室)
今週は感想文ですね。まず、長文をごいっしょにお読みください。
現代は電話や電子メールの時代、手書きの手紙を送るということはめっきり少なくなりました。しかし、たまに改まって丁寧な手紙をもらったり、年賀状の片隅に手書きの文字をみつけたりすると、とてもうれしくなりますね。
5年生の中には、すでにメール中心のやり取りをしている子も多いかもしれませんが、まだまだ授業中の? お手紙回しや、交換日記などは健在でしょう。女子だけかもしれませんが。
おうちの方との対話は、時期的にも年賀状の話題がぴったりですね。印刷の年賀状と手書きの年賀状、印刷の中でも、自作デザインのものもありますね。受け取った時の印象はどうかな?
また、長文の「そうちゃん」の心あたたまるかわいい手紙にみられるような、「すてきな手紙」の話。
とっておきの「手紙」を押入れから出してきて、実物を見せながら、思い出を語るのもよいですね~。
実例1
母「年賀状と言えば、おばあちゃんはね、毎年100枚は書くのに、いまだに全部手書きよ。最近は絵手紙にしたみたいだけど。」
子「それ、すごいなあ。」
母「ほら、うちにも毎年、一人ひとりに違う図柄のが来るでしょう?」
子「うん、そうだったね。比べると楽しいんだ。」
母「年に一度だからって、すごい気合の入れようで、ハガキの発売と同時に買って書き始めるんだって。」
子「そうなのか。もらった時のうれしさが全然違うよねえ。」
実例2
父「この長文ほどじゃないけれど、父さんもとっておきたくなるようなおもしろい手紙をもらったことがあるよ。」
子「へええ、どんなどんな?」
父「白い紙の真ん中に、ただ、ごめんなさい、って書いてあるんだ。」
子「おわびの手紙……。」
父「うん、それも、ごめんのご、が漢数字の五!」
子「五めんなさい!?」
父「うんうん。1年生が書いたんだよ。」
子「へえ、漢字が使いたかったのかな。」
父「……ふふ、他人事みたいに!」
子「えっ、それって……。」
いずれにしても、「気持ちがこもっている」というところがポイントですね!
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=nu&tuki=12&syuu=2&banngou=5
- ● 小5 ヌルデの山 12.1週 「おいしかったことまずかったこと」 (910字) いと ito 2012年11月28日 17時02分
359 (小5オープン資料室)
12月の第一週は、三学期の“進級試験”です!
「決められた課題で書く」「★項目をすべて使う」「目標字数まで続けて書く」の三つが、合格の条件になります。ぜひ気合いを入れて取り組みましょう。
目標は800字! なかなか長いですね。
課題が「おいしかったことまずかったこと」なので、ざっくりと「おいしかった話」で400字、「まずかった話」で400字……と分けて考えるのもいいかもしれません。
おいしかった「こと」とあるので、おいしい「もの」の説明だけで終わらないように注意しましょう。
大切なのはその時の思い出、エピソードを書いていくことです。
田舎からおじいさん、おばあさんが遊びに来て、みんなで食事に行った。
病気で入院している時、お見舞いでもらったフルーツがとてもおいしかった。
海や山へキャンプに行き、盛大にバーベキューをした。
……など、楽しい、嬉しい気持ちで食べたものは、なぜかいつもよりおいしく感じますよね。
まずかった話も同様ですが、こちらは「自分で料理を作ったが、こがしてしまったり、調味料の量を間違えて大失敗してしまった」などという話だと、面白く書けます。
「給食の○○が嫌い」「□□のお店はおいしくない」「△△ちゃんのお母さんは料理上手なのに、うちの母は……」などと書くのは、可哀想ですからなるべくやめましょう。(^_^;)
そしてお父さん・お母さん、兄弟や友達の「おいしかった体験、まずかった体験」も聞いてみてください。
自分が苦手なものを、とてもおいしそうに食べる人を見て、信じられないとか、うらやましいと思ったことはありませんか?
どうしてそれが好きなのか、理由を聞いてみれば納得するかもしれません。
★項目は
構成【書き出しの結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【わかったこと】
の四つ。
食べ物の好みは変わるものです。
「僕は○○は嫌いだった。その理由は幼稚園の時……」
と書き出して、最後には
「こうやって食べればおいしいんだ、と気付いて、僕は一気に○○が好物になってしまった。」
などと結んでみるのもよいでしょう。
そうした内容は、【わかったこと】としても書けそうですね。
- ● 小5 ヌルデの山 12.1週 「おいしかったこと、まずかったこと」 (1192字) すずめ miri 2012年11月27日 18時22分
353 (小5オープン資料室)
「おいしかったことまずかったこと」 ★☆進級テスト☆★
食べ物や料理が課題になると、とてもやる気が出てくるのは……私だけでしょうか? 食に関することというのは、そのことだけにとどまらず、とても広がりがあるのが特徴です。
おうちでの対話もきっと弾むことだろうと思います。
ポイントは、単に「おいしかったもの、まずかったもの」の紹介ではなく、由来や思い出、苦労などを内包した体験談を実例にすることです。
目標の800字も、会話をうまく入れながら難なくクリア!
例1
父「……まずかったことと言えばあれだなー。小学校の時のキャンプのカレー!」
子「えっ、そういうのってふつういい思い出で、おいしかったってみんな言うんじゃないの?」
父「そう言いたいけれど……。とても無理な味だった……。」
子「そんなに!?」
父「うん、水を間違えて大量に入れちゃって、色しかカレーじゃなかったんだ。」
子「ス、スープカレー?」
父「いや、味なしだし。煮詰めようとしたけど、とても減らせる量じゃなく……。」
子「……。」
父「においだけはするから、よけい悲しくて……。」
子「;;」
例2
母「おいしかったことね。そうそう、2週間の入院で絶食がとけたときのおかゆ!」
子「えー、おかゆ!」
母「そうよ、ゆるーい、水みたいなの。味もない。」
子「そうなの!?」
母「うん、でも久しぶりの食べ物って感じで、ほんとうにおいしく感じたものよ。」
子「そうなのか。すごい体験だね!」
例3
父「おいしかった思い出もあるぞ。ちょうど小5くらいの頃かな。おばあちゃんが寝込んでしまって夕飯の時間にも起きてこないんだ。おなかが空いてもう限界になったので、冷蔵庫をあけたら、ウィンナーやたまごが目に入ったんだ。そこで、ぴんと来て、初めて炒飯を作った。やり方はいつもなんとなく見ていたからバッチリ! ちゃんとネギも入れたよ。味付けがわからなかったから適当に塩コショウした。火加減や油の量もわからなくて、ちょっと焦げたし、ベチャついちゃったけど、あれはうまかったなあ。」
子「へえ、初めて自分で作った料理なんだね。」
父「うん、そのあと、一人暮らしになった時も、けっこう研究したけど、あれ以上のおいしい炒飯はまだ作れないなあ。」
子「そうなんだー。」
エピソードつきの数々の食べ物が目に浮かんできますね。
これ、という特別なものがない場合は、日常的によく食べているものの中から、選んでもよいでしょう。「よく食卓にならぶけれど、実はなんとなく苦手」とか「大好物というほどではないのに、家族で楽しく食べるととてもおいしく感じる」というように。
授業の渚 Billyは、まず~いお味噌汁を作ってしまったんだって!
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=nu&tuki=12&syuu=1
- ● 小5 ヌルデの山 11.3週 「科学的態度(感)」 (1525字) すずめ miri 2012年11月15日 15時56分
348 (小5オープン資料室)
疑問がわいたらすぐに調べる、先入観を持たないで、自分の目で確かめる。今週は、そんな「科学的態度」について対話してみてください。
あまり難しく考える必要はなく、長文の中の「タイ」の話のように「あたりまえ」と思って看過しているさまざまなできごとや現象について、「改めて見直」したり、先人の知恵ともいうべき「おばあちゃんの知恵袋」的知識がいかに科学的であるかを検証したり……。そういう身近な事例をどんどんあげてみましょう。
...
例1
父「お父さんはね、初めて飛行機に乗ったのがちょうどおまえくらいの時だったんだ。その時、何に注目していたかと言うと……。」
子「飛行機の内部? 地形? あ、わかった、飛び立つ瞬間の感じだ~!」
父「残念、どれもはずれ。お父さんの一番注目していたのは、雲なんだ。」
子「えっ、雲!?」
父「そうなんだ。それまでは下から見ると真っ白に見えるから、雲はふわふわして厚みのある、脱脂綿のような感じだと思っていたんだ。」
子「うん、そういうイメージだよね。」
父「でも、科学の雑誌に雲は水滴や氷の粒の集まりだから、近くで見ると薄くレースのようだって書いてあったんだ。」
子「あ、それ知ってる。」
父「うん、でも、実際に見るまでは信じられなくてね。飛行機に乗るとわかった時は、確かめられる、と喜んだものだよ。」
子「ふうん、で、やっぱり、薄かった?」
父「うん、透けて下が見えそうだった。」
子「やっぱりそうだったのか。お父さん、僕も飛行機に乗ってみたいよ!」
例2
祖母「あらあら、なあに?」
子「おばあちゃんの知恵袋! 貸して~、おばあちゃん。」
祖母「まあまあ。」
子「あのね、昔から言われていることで、科学的根拠のあるような実例がほしいの。何かあるかしら?」
祖母「ずいぶん難しい勉強だねえ。そうねえ……。」
母「たとえば、りんごを切った後切り口にレモン汁を塗っておくと茶色にならない、とか?」
子「そうそう! そういうの!」
祖母「ああそうなの。じゃあこんなのもどう? ゆで卵をするときに、塩をひとつまみ入れる。そうすると、もし割れても中身が出てこないのよ。」
子「そうなの! おもしろい! 他にもある??」
祖母「玉ねぎを切るときにね、先に冷蔵庫で冷やしておくと涙が出ないのよ。」
子「わあ、そうなの。」
祖母「他にはね……」
……。
子「おばあちゃん、すごいよ! こんなにたくさん、ありがとう! えーと、あとはね、これらの科学的根拠を……。」
母「それは自分で調べなさいッ!」
日常のいろいろな場面で、科学的態度を問われることは多いと思います。子どもは興味津津で、「これはどうなっているんだろう?」「どうしてこうなるんだろう?」と目を輝かせます。
しかし、私たち大人は、「これは昔からこうなの!」とか「そのうち、学校で習うでしょ。」「大人になったらわかるよ。(実は今もわかっていない……!?)」などと、逃げてしまうことも多々あるかと思います。
この長文をきっかけにいっしょになって、「もっとよく見てみよう。」「どうしてだろうね? 調べてみようか。」というように積極的に取り組んでみたいものです。
<<参考>>
おばあちゃんの知恵袋
http://oshiete.goo.ne.jp/benriqa/detail/chiebukuro
こんな先人の知恵も!
http://pucciland.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-e454.html
授業の渚
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=nu&tuki=11&syuu=3&banngou=5