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形に残るもの、心に残るもの  2016年10月27日  No.2729
 URLは、https://www.mori7.com/index.php?e=2729      




 きれいな景色を見ていいなあと思ったときに、それを写真に撮ってしまうと、かえって心に残らないというようなことがあります。
 ある本に感銘を受けて、その作者の本を次々に読んでいる間はいいのですが、全集などを買ってしまうと、かえってもう読まなくなってしまうということがあります。
 形に残すと、安心してしまう心理が人間にあるのです。

 作文の練習として文章を書き写すという練習法があります。
 形に残るので、やる方も、やらせる方も、何か確実なことをしている気持ちになります。

 しかし、書き写している過程というのは、実は大して心に残っていません。
 書くという形に心を奪われているので、かえって内容を心に残すことがおろそかになっているのです。

 解く勉強よりも、読む勉強が大事だというのも、同じことです。
 問題を解けば、それは形に残ります。問題と解法を読むだけであれば何も形に残りません。
 だから、子供も、大人も、その形に残る方をやりたくなります。

 ところが、形の残る勉強は、形に残らない勉強に比べて何倍も時間がかかります。
 問題を解くのに1時間かかるとしたら、その問題と解法を読んで理解する勉強は、5分の1か10分の1で済むのが普通です。

 同様に、文章を書き写す勉強に比べれば、文章を読むだけの勉強は、やはり5分の1か10分の1の時間で済みます。
 では、どうしたらいいかというと、文章を1回書き写すよりも、その文章を5回読むだけの方がずっと心に残る勉強になるのです。

 今、書き写しの勉強をやっている人は、これを組み合わせるといいのです。
 つまり、書き写しが終わったら、その文章を日をおいて5回読むというようにします。
 こうすれば、形にも残り、心にも残る勉強になります。

 能率がいいのは、読むだけの勉強ですが、勉強に自覚がない小中学生のころは、形に残らない勉強は形骸化しがちです。
 そこで、学校も、塾も、親も、形の残る勉強を子供にやらせようとするのですが、本当は子供の自覚を促して、形の残らない勉強をしていくのがいちばんいいのです。
 

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形に残るもの、心に残るもの 森川林 20161027 に対するコメント

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nane 20161027 1 
 新聞のコラムを書き写す勉強をしている人も多いと思います。
 私だったら、子供にそういう勉強はすすめません。
 なぜなら、自分が子供だったらそんなことはやりたくないからです。
 それよりも、好きな本を読んでいる方が気楽でいいからです。
 しかし、大人の人はどうしてわざわざそういう苦労する形の勉強をさせたがるのかなあと思います。


森川林 20161027 1 
 勉強は、小1のころのスタートが大事です。
 このころに形に残る勉強を始めると、それがそのまま続いてしまいます。
 途中で形に残らない勉強に切り換えるのはなかなか大変です。
 最初から、形に残らない勉強を家庭学習の中心にしていくといいのです。
 それは、例えば同じ文章を繰り返し読むというような勉強なのです。


touko 20170111 77 
私が子供時代も、ノートにきれいにまとめることで満足し、肝心な内容は全然覚えていなかった、という無駄の多い勉強をしていました。
楽で効率的な方が、勉強も楽しくなりますね。


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