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勉強や実践の成果の創造的な発表を通して、これからの学力に必要となる思考力、創造力、発表力を育てる――発表学習コース  2018年9月4日  No.3394
 URLは、https://www.mori7.com/index.php?e=3394      



 今、馬に乗ったり、剣術の練習をしたりする人はいません。しかし、江戸時代はそれらが誰でもできるということが常識でした。

 世の中は大きく変化しています。身近なところでは、小売業の世界ではアマゾンの一人勝ちが更に進み、その他のプレーヤーはすべて負け組になりつつあります。(「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」より)
 そして、アマゾンの一人勝ちが進むことによって、これまで小売業が吸収して雇用は、急速に失われています。
 これと同じことが、社会のあらゆる面で起きてくるというのが、これから来る未来の社会に待っている事態です。

 ときどき、生徒のお母さんから、「漢字が苦手なのですがどうしたらいいでしょう」という相談を受けます。漢字の書き取りは、勉強時間に比例します。既に書ける人から見れば簡単に見えることであっても、その習得にはかなり長い時間がかかっています。しかし、それに必要なのはかけた時間だけです。

 漢字のテストは毎回満点、計算は人よりも何倍も速く正確にできるという能力を子供が持っていたとしても、その能力が、今後社会に出てから世の中を渡っていく武器になるかというとそういうことはもうありません。できないよりもできた方がいいが、できなくても特に問題はないという程度の能力なのです。

 同じことは、今行われている勉強のかなりの部分で言えることです。小中学校の義務教育時代の勉強は、誰でも大体できていればいいのであって、そこで高得点を目指すものではありません。
 しかし、実際には、試験に合格するために、80点を90点にしたり、90点を100点にしなければなりません。
 それは、時間をかければ誰でもできることですから、そこに時間をかけた分、もっと大事なことに費やすべきだった時間が削られているのです。

 では、費やすべきだった時間は何かと言えば、それはこれから来る社会でたくましく生きていく能力を育てるための時間です。
 その能力さえ育てておけば、今勉強として行っているようなことで80点を90点にするとか、90点を100点にするとかいうことは、あとからいくらでもできます。

 大事なのは、真の学力を育てておくことであって、テストの点数に表れる表面の学力を育てることではありません。テストの学力は、真の学力の結果であって、テストの学力が目的ではないのです。

 では、その真の学力は何かと言えば、それは、学校で行われている勉強をもとにした思考力と創造力です。
 学校で行われている勉強ができるということは、出発点にすぎません。それは、やればだれでもできるようになることだからです。大事なことは、その出発点から自分なりに考える力と、それを更に創造的に発展させる力を育てていくことです。
 しかし、思考力と創造力は、何もないところから生まれるわけではありません。ぼんやりテレビゲームをしながら思考力と創造力を伸ばすということはまずありません。やはり、現在の学問の世界をもとにして伸ばす能力なのです。

 言葉の森では、発表学習コースという名称で、子供たちが自分なりの勉強や実践を毎回発表するという勉強を行っています。
 発表する素材の中には、理科や社会の勉強もあれば、教科の範囲にない自分の興味の分野もあります。国語や算数数学の分野もあれば、作文や暗唱の分野もあります。また、自分が行ったさまざまな経験の発表もあります。
 それぞれ、自分の行った勉強や実践を、自分なりに学問的に深め、それらを創造的に発表しています。
 小学校低中学年の場合は、保護者の協力も必要ですが、その保護者との協働や対話の中で、子供たちは学問の面白さや創造の面白さに目を開かれていきます。
 そこで行われている勉強は、ただ知識を覚えてテストで百点をとればいいという勉強ではなく、自分なりに考えて表現する勉強です。
 こういう勉強を通して身につけた思考力と創造力が、これからの社会で子供たちが生きていくための本当の武器になるのです。

 今はまだ多くの人が、理屈では、世の中が大きく変わるらしいとは思っていても、実感としてそう感じているわけではありません。
 そのため、とりあえずは学校の成績さえよくしておけば、あるいは、いい学校に入ることさえできれば、それから先は子供が自分でうまくやっていくだろうと考えています。
 しかし、時代はもうそういう牧歌的な見通しが通用する社会ではなくなっているのです。

 未来の社会は予測できません。ある程度の予定は立てられても、本当のことはわかりません。しかし、どういう時代になっても、思考力と創造力さえ育てておけば、その社会で自分なりに活躍する場を作ることができます。
 そして、それは単に試験でいい成績を取るということとは別の、独自に育てていく能力と、そのための生きる姿勢なのです。


 発表学習コースの時間割はこちらです。
▽発表学習コースのクラス一覧表
 
1700■なね先生[学]■なね先生[学]■なね先生[学]
ちはや 小3 女
かんたろ 小3 男
ゆう 小1 女
1800■なね先生[学]■ゆり先生[学]■かなた先生[学]■むらた先生[学]
花 小2 女リンリン 小3 女瑞風 小3 男
リリー 小3 女なおや 小3 男ゆうゆう 小4 男
あーちゃ 小4 女ねこ 小3 女
ばら 小3 女
■とおか先生[学]
バレリー 小3 女
■きら先生[学]なつ 小3 女
謙信 小2 男ゆり 小4 女
ドラゴン 小4 男
こうき 小3 男
ヨーヨ 小3 男
1900 ■つかだ先生[学]■おおにし先生[学]■きら先生[学]
 紫式部 小4 女リリー 小5 女金メダル 小3 男
 毛利元就 小4 男あお 小6 男さとしゃ 小4 男
 信玄 小4 男Jupi 小6 女クレヨン 小3 男
 清正 小5 男カレー君 小5 男
早雲 小5 男E231 小5 男
忠勝 小5 男■とうこ先生[学]もりちゃ 小3 男
政宗 小6 男四季島 中1 男
さやさや 中1 女
さとみ 中1 女
サーサ 中1 男

※現在は、言葉の森の生徒であることが受講の条件になっています。それは、勉強の一部が作文の勉強と関連しているからです。
 
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森川林 20180904  
 発表学習コースは、これまでの勉強の枠に収まらない教育です。
 しかし、将来はこれが子供たちの勉強の一つの新しいスタイルになってくると思います。
 それはなぜかというと、発表のレベルが高いこともありますが、それ以上に子供たちが自由に生き生きと参加しているからです。

nane 20180904  
 発表学習コースは、普通の勉強らしい勉強ではありませんが、むしろそれよりももっと知的です。それは、子供たちが自分で考えながら発表しているからです。
 学校の勉強で余裕のある人はぜひ参加してもらいたいのですが、今はそういう子はあまりいないかもしれません。しかし、もちろん勉強で忙しい人にとっても、将来必ず役に立つ勉強になると思います。
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