国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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勉強は凡事徹底  2015年6月8日  No.2363
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 勉強でも、仕事でも、平凡なことを続けるのが難しいのですが、その平凡なことを続けることが最も効果があります。
 国語で言えば、国語問題集の難しい文章を毎日少しずつ読み、1冊の問題集を5回以上繰り返し読むことです。
 算数数学ならば、1冊の問題集を、できない問題が1問もなくなるまで繰り返し解くことです。
 英語であれば、教科書を1ページずつ毎日繰り返し音読し暗唱することです。
 理科や社会も同じです。基本は教科書を何度も繰り返し読むことです。
 こういう方法であれば、勉強の時間はずっと短くなり、学力もずっと向上します。

 ところが、そういう勉強法をできる子はあまりいません。小さいころから、新しいプリントを解くというスタイルの勉強に慣れているからです。
 新しいものを解くというのは、新鮮な気がして楽しいものです。しかし、新しいものを楽しく解けるというのは、その問題が、もうやる必要がないような易しい問題だからです。
 できる問題を何度解いても力はつきません。同じように、楽に読める本を何冊読んでも読む力はつきません。

 もちろん、小4までは、そういう勉強でも通用します。小4までは、国語も算数も、基本的に難しいものは何もないからです。 小4までの勉強は、考える勉強というよりも、作業の手順を身につけるという誰でもできる勉強です。だから、次々と新しいプリントを解くような勉強をしても、それなりに成績は上がります。

 しかし、小4までの成績と小5以降の成績は質が違います。
 小5からは、勉強の中に、徐々に考える要素が入ってきます。
 そのときに、漢字や計算の作業の勉強に慣れた子は、かえって行き詰まることがあるのです。

 では、考える勉強はどのようにしてやるかというと、それは繰り返すことによってです。
 しかし、それは、簡単にできる作業的な勉強を繰り返すことではありません。
 できなかった問題を繰り返し解くという、考えることを繰り返すことによってです。

 この繰り返しの勉強を容易にするために、寺子屋オンエアがあります。
 だから、寺子屋オンエアは、週に1回や2回、ちょっと変わった勉強をするというものではなく、基本的には毎日やる勉強です。
 問題集読書を毎日10分やるだけでも、国語の実力は大きく向上します。しかし、ほとんどの子は、この毎日の問題集読ということができません。そして、問題集の新しいプリントを解くというやりやすい勉強に流れてしまうのです。

 平凡なことを毎日繰り返すという勉強を、より楽しくできるように工夫して広げていきたいと思っています。

233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
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