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「聞く勉強」から「話す勉強」へ【動画】  2018年12月27日  No.3479
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 発表学習クラスの授業の様子です。(発表している子は小5です)
 わずか3分ほどの発表ですが、この準備のために1時間以上かかっているはずです。

 これと同じ知識を、先生の話を聞いて授業を受ける形で理解するのであれば、しばらくたつとすぐに忘れてしまうでしょう。
 だから、学校では、それを忘れさせないようにテストをするのです。
 しかし、もともと自分で興味があって覚えた知識ではありませんから、その知識もテストが終わればすぐに忘れてしまうのです。

 大人になってから子供時代を思い出してみると、覚えているのは、先生に聞いたことではなく、自分が言ったことやしたことばかりです。

 今は情報機器が発達しているので、優れた教材がふんだんに手に入ります。
 しかし、そこで見たり聞いたりしたことは、やはりテストがなければすぐに忘れてしまうでしょう。

 そのかわり、自分が調べて考えたことを発表し、ほかの人からの質問を受けたり感想を聞かされたりすることは、そのときの情景ととともにずっと記憶に残ります。
 そして、大事なのは、知識が残ることばかりではなく、その過程で自分から進んで考える力が育つことなのです。

 2020年の入試改革に象徴される、これから求められる学力は、覚えた知識中心の学力ではありません。
 その知識を使って自分なりにどう考えるかという学力です。
 そういう学力を育てる場が、少人数の勉強面での交流なのです。

▼「お米の歴史、似た言葉(発表学習クラス)」

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森川林 20181227  
 人間は、何かを覚えるためにこの世に生きているわけではありません。
 何かを作り出すことが中心であり、その準備として覚えることがあるのです。
 子供時代は、人より多く覚える時期ではなく、作る姿勢を育てる時期です。
 作る姿勢が育っていれば、覚える勉強は、必要になったときに集中してできるようになるのです。

nane 20181227  
 子供はみんな、発表する勉強が好きです。
 その勉強をするための第一の条件は、余裕があることです。
 しかし今、ほとんどの家庭は、親も多忙で子供も多忙です。
 だから、まず親がどうにかして時間を捻出し、子供と一緒にいる時間を作ることです。
 その時間の中で、知的な創造を楽しむ工夫をするのです。

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