- ● 小4 テイカカズラの山 1.3週 「いまから三十七年あまり前(感)」
すずめ
2013年01月15日 15時59分41秒
369
1.3週 「いまから三十七年あまり前(感)」
この長文に書かれているようなお話あたりから、環境問題に目覚めることもあるかもしれません。長文をいっしょに読みながら、そこまで話が進んだら素晴らしいですね。
おうちの方からの話としては……と言う前に、このような科学読み物の場合は、いつもの題名課題のように体験話だけですと、なかなか話が膨らまない場合があります。そのようなことに備えて、ちょっとマメ知識を仕入れておくのがよいでしょう。
また、いっしょに写真を見て、どんなものなのかを把握しておくのもよいかも!
<<参考>>
けむしの会 アメリカンシロヒトリ
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/1899/ameshiro.html
似た話は、「カイコや蝶などの幼虫を飼育した話」「毛虫に刺された話」「シロアリ・ゴキブリなどの害虫の駆除の話」あたりが出やすいところでしょうか。
例1
母「うわーっ。いやだなあ。今週の課題は。」
子「そんなこと言わないで~。」
母「お母さん、幼虫とか毛虫の類は苦手なんだから~。知ってるでしょう!」
子「どうしてそんなに……。あ、そうだ、苦手になったわけを教えて!」
母「えっ、そんなの生まれつきよ。そもそも好きな人なんかいないんじゃないかしら。全く、言葉の森ったらこんな長文載せて……。あ、そうだわ。チャドクガの話なんかどう?」
子「チャドクガ!?」
母「そう。一昨年だったかしら、5月の連休におばあちゃんちに行って、庭仕事を手伝ったときね。ツバキの木にいたチャドクガに刺されたのよ!」
子「えっ! 刺されたの!?」
母「うん。正確には、チャドクガの幼虫というか、毛虫に刺されたんだけどね! 刺されたというか、毒針に触ったというか……。」
子「えーっ、幼虫に触ってみたの?」
母「そうじゃないのよ。全然気づかずにツバキの木のそばで草むしりか何かしていて、終わってうちに入ったら、猛烈にかゆくなってね。一体何かしらって思っておばあちゃんに聞いたの。そうしたら、一発で、それはチャドクガよ! って。」
母「1週間くらいかゆくて、ほんとうに参ったわ。」
子「そんなに! どんな虫なんだろう。調べてみる。……お母さん、見てみて!」
母「ぎゃー!!!」
<<参考>>
ウィキペディア チャドクガ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%AC
例2
父「害虫駆除というと、シロアリが有名だね。よくチラシなどでも見かけるだろう。」
子「ああ、怖い顔のアリの絵が描いてあるよね。」
父「ははは、そうだね。でもシロアリと言っても、アリの仲間じゃないんだよ。」
子「そうなの!?」
父「うん。シロアリは、木造の家の柱などの木を食い荒らすんだ。」
子「うわーそうなのか。」
父「うん。何でも食べるという話だからね。知らないうちに床下にいて、家に大きな被害が出ることもあるんだ。」
子「それは大変だあ。駆除って薬をまくの?」
父「うん。専門の業者がいてね……。」
<<参考>>ウィキペディア シロアリ (なんとゴキブリ目!?)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AA
「害虫」という概念は、「人間からみた場合」のもの。虫たちは、人間を困らせてやろうと思って存在したり、悪さをしたりするわけではないのです。
「共存」まではいかないにしても、そのあたりの視点が持てると、非常にレベルの高い話し合いができそうですね!
<<授業の渚>> 「アメシロ」とも呼ばれているんだって。 by Billy
http://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=te&tuki=01&syuu=3&banngou=5
- ● 小6 ヘチマの山 1.2週 「テレビが普及して」(感想文)
いと
2013年01月10日 15時30分41秒
367
1.2週は、感想文の課題。
「本を読むことと、映像や音楽を楽しむことは両立できる」という主張が書かれています。
確かに、字だけが書かれた本よりもテレビや映画の方が、映像や音の情報量が多いので、分かりやすいように思えます。
そして、音と映像から簡単に情報を得られるならば本は不要なのでは? とも考えられるでしょう。
しかし、本文の中で筆者は「読書と映像はそもそも性質が違う」と述べていますね。
本文をよく読めば分かるとおり、受け身ではじめから終わりまで見るだけの映像と、自ら面白いところを深く読みこんだり、つまらないところは飛ばしたりできる読書とは違うもの。
テレビは、たとえ自分が「そこがもう少し知りたい……」というところがあったとしても、いちいち立ち止まって解説してくれたりはしません。しかし本であれば、自分が欲しい情報を探し出し、すばやく、的確に拾うことができるわけです。
「テレビを見て興味を持ったことを、本でくわしく調べる」というやり方は、とても有効でしょう。
たとえば『ハリー・ポッター』などは、原作が本で、映画になってさらに有名になりました。
映画では大迫力の映像で、魔法を使う場面や架空の生き物の姿が描かれて非常に見ごたえがありますが、一方で本に書かれていた部分がカットされてしまったり、登場人物の気持ちを知ろうとしても、俳優さんの演技だのみになってしまったりします。
「映像を見ること」と「本を読むこと」、どちらにも良い点と悪い点があるということですね。
自分の“似た話”としては、上に書いたような「本と映像で違うな、と思ったこと」や、「面白い本を夢中で読んだこと」、「本を使って何かをくわしく調べたこと」などを思い出していくといいでしょう。
あるいは、本文の後半に「読んで、分かる」ことが読書の意義だとあります。
「昔、難しい本を無理して読もうとしたがサッパリ分からなかった」といった話もあるかもしれませんね。
難しい本を読めるようになること、そのためにチャレンジしてみることは大切ですが、分からない本を眺めているだけでも得るものはありません。
「本は役に立たない」「自分は読書に向いていない」などと思わず、「分かる」本をじっくり読んで、知識と実力をつけていくことが重要なのです。
★項目は
構成【要約】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【一般化の主題】
の四つ。
元が「~です、ます」の敬体で書かれた文章ですから、【要約】する時も「~だ、である」の常体に直しましょう。
最後は「人間にとって大切なのは、情報を得るための方法をきちんと選ぶことだ」など【一般化の主題】でしっかりとまとめてください。
- ● 小6 ヘチマの山 1.1週 「除夜の鐘」
いと
2013年01月10日 15時25分34秒
366
皆さん、明けましておめでとうございます。
2013年が始まりました!
新しい課題フォルダは“ヘチマ”。これが六年生最後の教材となります。
いよいよ今年の春には、小学校卒業、そして中学校への進学が待っていますね。さらなる自信と実力をつけていけるよう、頑張って勉強に取り組みましょう。
そんな1月第1週の課題は、「除夜の鐘」または「お正月」。
除夜の鐘とは、大みそかから元日にかけて、年をまたいで108回つくもの。
これは人の煩悩(ぼんのう、悩み苦しみを生み出す元)が108つあるため、それらを全て浄化するためだといわれます。
夜の冷えた空気の中、近所のお寺から聞こえる鐘の音に耳を澄ましていると、心が洗われるような気持ちになりませんでしたか?
作文としては、除夜の鐘のことだけでなく「年末年始をどのように過ごしたか」……という内容で考えていくといいでしょう。
初詣に行った人もいるでしょうし、里帰りをした人、おせち料理や年賀状作り、大掃除などおうちの仕事を手伝った人、何もせずのんびり過ごした人(笑)もいると思います。
そういった体験に加えて、「去りゆく年」「新しくやってくる年」について考えたことを書ければ、なお良いでしょう。
「今年(去年)はこうだったから、来年(今年)はこうしよう」と反省したり、決心したことはありませんか?
最高学年らしく、将来に向けた目標や、お正月という特別な時季についての自分なりの意見などを書いてまとめられれば、素晴らしいですね。
★項目は、前学期と変わりません。
構成【書き出しの結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【一般化の主題】
の四つ。
【書き出しの結び】には、やはり「ゴーンゴーン」という鐘の音、「明けましておめでとう」の挨拶など、年越しらしいキーワードを入れていくといいでしょう。
- ● 小5 ネコヤナギの山 1.2週 「そっ琢」(感想文)
いと
2013年01月09日 14時27分38秒
365
1.2週は感想文課題。
「そっ琢の機」という、難しい言葉について書かれた長文になっています。
「琢」の字は、「つっつく、ついばむ」という意味。
「機」は「機会」「時機」などの熟語で使われる、「タイミング」のことです。
本文中にもある通り、「親鳥が卵をつつく、(ひなが生まれる準備のできた)ちょうど良いタイミング」ということですね。
ですから、自分も「タイミングが良かった、あるいは悪かった話」を思い出して書いていくといいでしょう。
鳥や卵のことにこだわりすぎると、“似た話”としては書きづらくなるかもしれません。
たとえば身近なところでは、
「ちょうど誰かと話したり、本で読んでいた内容が、授業・テストに出た」
「友達から誘われたが、別の予定があって行くことができなかった」
「先生に良い本だとすすめられたが、難しくて全然読めなかった」
など。
良いアイデアがひらめくことや、人との出会い、本を読んで知識や感動を得ることも「そっ琢の機」であると本文にはあります。
もう少し大きくとらえるならば、
「とても困っている時に、それを助けてくれる人が現れた」
「ずっと悩んでいたことが、あるきっかけで一気に解決した」
といったことで考えてもいいでしょう。
いざそうしたタイミングが来た時に、「それを生かす準備」をしておくことも、もちろん大切ですね。
★項目は、
構成【要約】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【わかったこと】
の四つ。
皆さんにはまだピンと来ないことでも、お父さんお母さんはこれまでの人生の中で、記憶に残る「そっ琢の機」があっただろうと思います。
ぜひ取材してみてください!
- ● 小4 テイカカズラの山 1.2週 「寒い朝」
いと
2013年01月09日 14時21分41秒
364
1.2週の課題は「寒い朝」。
「学校からの帰り道」は、書いたことがある人もいると思うので、なるべく「寒い朝」の方で考えてみましょう。
今の季節、まさに毎朝、寒くてたまりませんよね。ふとんから出ることができず、学校にも遅刻ぎりぎり……という人もいるのではとないでしょうか。
思わず寝すごしてしまったり、あまりにぐずぐずしすぎて朝からお父さんお母さんの雷が落ちた、という話があれば、ぜひ書いてみてください。(笑)
北海道や東北といった、とくに寒い地方に住んでいる人は、そんなのん気なことは言っていられないかもしれません。朝からしっかり雪かきをしないと、玄関が開かない……などという苦労もあるでしょう。
そうした「寒さに負けずがんばった」ことや、「寒い朝はむしろ好き」という人もいると思います。
朝の空気は確かに冷たいけれど、とても澄んでいて身が引きしまる感じがしますね。
朝早くに起きてランニングや乾布まさつ(!)、あるいは自習にはげんだことなどが書ければ、個性が表れた非常に良い実例となるでしょう。
★項目は今回も、
構成【動作情景の結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
「『今朝も寒いなぁ。』とはき出した息が、白く流れていきました。」
「何枚も上着を着込んでいるのに、ぶるっとふるえてしまいました。」
など、やはり「寒さ」が伝わる結びにできるといいですね!
- ● 小3 セリの山 1.2週 「学校からの帰り道」
いと
2013年01月09日 14時18分38秒
363
セリの苗、1.2週の課題は、「学校からの帰り道」または「体がぽかぽか」。
楽しかった冬休みも終わり、もう学校が始まっていると思います。
その帰り道であったできごとや、見つけたものについて書いていきましょう。
「体がぽかぽか」のほうは、少しとらえづらい内容なので、「これだ!」というものが思いついた人だけチャレンジしてみてください。
お風呂上がりにぽかぽか、運動したあとにぽかぽか、といった話が書けるでしょうか?
さて、学校へ行く時は、授業の時間がせまっていたり集団登校だったりして緊張(きんちょう)感もありますが、帰り道は楽しいものですね。
仲の良いお友達と話をしたり、ふざけあったりしながら歩いていると、行きの時よりもずっと時間がかかりそうです。(笑)
じゃんけんで荷物持ち勝負をしたり、ちょっと寄り道をして公園で遊んでいったり、という思い出があるはず。それらの「遊び」のことが中心になって構わないので、どんどん書いてみてください。
電車やバスを使って通学している人は、乗り物の中であった出来事を思い返してもいいでしょう!
★項目は
構成【題名の工夫】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/いろいろな言った】
主題【自分だけが思ったこと】
の四つ。
「まるで迷路のように入り組んだ道」などと【たとえ】表現が使えたら、より道中のふんいきが伝わります。
そして、ぜひお父さん・お母さんにも、子供のころの通学路について聞いてみてください。
田んぼや森の中を通っていたとか、びっくりするほど遠い道のりを毎日歩いていたとか、面白い話が聞けるかもしれませんよ。
- ● 小5 ネコヤナギの山 1.1週 「お正月」
いと
2013年01月09日 14時15分12秒
362
皆さん、新年明けましておめでとうございます!
五年生の勉強も、いよいよ最後の学期。
“ネコヤナギ”の課題フォルダでがんばっていきましょう。
1.1週の課題は、ずばり「お正月」。
今年に限らず、これまで過ごしてきた中で印象的だったお正月の話を書きましょう。
もう一つ、「私の宝物」という課題もあります。お正月の思い出はたくさんあるかと思いますが、どうしても書きづらいという人はこちらで考えてみてください。
初もうで、年賀状、おせち料理。他にもお正月ならではの、さまざまな習慣や遊び、食べ物がありますね。
ふだんとは違う、新年特有の雰囲気や気持ちを、作文に表していけるとよいでしょう。
除夜の鐘を聞きに行った、おせち作りや大掃除を手伝った、年賀状を友達全員に送ろうとして苦労した……など、昨年の終わりから続く実例もあるかと思います。
お正月には、おじいさんおばあさんの田舎に里帰りする人も多いですね。
「おじいさんおばあさん、仲良しのいとこたちと会うのが一番の楽しみ」という人もいるのでは?
にぎやかであったり、忙しかったり、のんびりしていたり……人やおうちによってお正月の過ごし方もさまざまです。
自分らしい個性的な「お正月体験」を書いていってください。
★項目は、前学期と変わらず
構成【書き出しの結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ことわざの引用】
主題【わかったこと】
の四つ。
書き出しと結びに同じキーワードを使う【書き出しの結び】。
やはり「明けましておめでとう」など、新年らしい言葉が入れていけると分かりやすいでしょう。
- ● 小4 テイカカズラの山 1.1週 「休み時間」
いと
2013年01月09日 14時12分37秒
361
みなさん、明けましておめでとうございます!
2013年が幕を開けました。
四年生ももうすぐ終わり、春からはいよいよ高学年ですね。いっそうはりきって、勉強に取り組んでいきましょう。
1.1週の課題は、「休み時間」。
学校の休み時間をどうすごしているかについて、書いていきましょう。
やはり休み時間といえば、友達みんなでにぎやかに遊ぶのが楽しいですね!
お昼休みには校庭や体育館のスペースを取り合って、ドッジボールやバスケット、大なわなどに燃える人が多いでしょう。
そんな時の自分の活躍(かつやく)や、びっくりするようなハプニングついて書いてみてください。
キックベースで特大のシュートを打った! と思ったら、教室のガラスに当たってしまい<大変なことになった……などという話も、力いっぱい自由に遊べる休み時間ならではと言えるかもしれません。
また、「外遊びには行かず、本を読んだり、絵を描いたりするのが好き」という人や、「遊びに行きたいががまんして、委員会や係の仕事をがんばっている」という人もいるでしょう。
そうした話にこそ、他の人とは違った“自分らしさ”が出ます!
きっと素晴らしい作文になると思いますから、読書の面白さや仕事の大変さについて、ぜひくわしく書いていってください。
さて、★印の項目は、前学期までと変わりません。
構成【動作情景の結び】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/ですます】
主題【心の中で思ったこと】
の四つ。
「チャイムの音が鳴るのと同時に、ぼくたちは教室を飛び出しました。」
など、動きや場面が目に浮かぶような、印象的な結びを考えましょう!
- ● 小3 セリの山 1.1週 「お父さんお母さんとあそんだこと」
いと
2013年01月09日 14時10分47秒
360
みなさん、あけましておめでとうございます。
2013年が始まりましたね!
三年生もあとわずか。言葉の森の課題フォルダも、この“セリ”で学年最後となります。ひきつづき、がんばって取り組んでいきましょう。
1.1週の課題は、「お父さん(お母さん)と遊んだこと」または「しんせつをしたこと」。
このお正月休みには、お父さんも家にいられて、いっしょに遊ぶ機会も多かったのでは?
お父さんと「たこ上げ」や「こま回し」。お母さんとは「羽根つき」など、お正月ならではの遊びをした人もいるかもしれませんね。
お父さんお母さんと遊ぶことは、やはり、ふだん学校の友達と遊ぶのとちがいますよね。
自分の知らない遊びや、上手なやり方を教えてもらったり、すごく得意なことや苦手なことがあるという意外な一面を見つけられたり……。
たとえば、
「お母さんがすごくテニスがうまくて、びっくりした。話を聞いてみると昔、国体に出たことがあるそうだ」
「お父さんは将棋が強くて、勝ったことがない。しかし、テレビゲームは僕が負けたことがないくらい下手」
など。
仕事している姿を多く見るお父さん・お母さんだからこそ、一度同じ目線で遊んでみて初めて気付くことも多いでしょう。
「遊んだ」とは言えないようなことでも、お父さんお母さんと「いっしょに何かをした」経験があれば、ぜひ書いてみてください。
たとえば「お手伝いで料理や、掃除をしたこと」。「サッカーの練習に付き合ってもらったこと」、「家族旅行をした時のこと」などは書きやすそうです。
他にも、お父さんやお母さんが子どものころに、みなさんのおじいさん・おばあさんと遊んだ話を聞いてみるのもいいですね!
★じるしの項目は、前の学期から変わりません。
構成【題名の工夫】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/いろいろな言った】
主題【自分だけが思ったこと】
の四つを入れられるよう、工夫してみてください。
- ● 小6 ヘチマの山 1.2週 「テレビが普及して(感)」
すずめ
2013年01月09日 12時09分09秒
359
1,2週 「テレビが普及して(感)」
今週は感想文です。まずは、ごいっしょに長文をお読みください。
おうちの方の中にもテレビ派・映画派・読書派がおられると思います。また、最近は、従来の紙の本だけでなく、電子書籍も普及してきましたね。
いずれにしても、読書は能動的な楽しみで、他にはない喜びがあるのは確かでしょう。
対話としては、「ご自分の印象的な読書体験」「映画やテレビとの違い」「難解な本について」あたりがテーマになるでしょうか。
また、長文の著者 加藤周一さんは、入試問題などでおなじみではないでしょうか。医学博士にして、文学・文化についての評論も多数あります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E5%91%A8%E4%B8%80
例1
母「そういうことなら、まずはハリー・ポッターかしら。」
子「うん、いっしょに映画に行ったよね。」
母「おもしろかったわよね。でも、あれはやっぱり、本の方がよかったかなあ。」
子「えっ、そう? ぼくは低学年だったから映画の方がわかりやすくてよかったな。」
母「そう、小さかったからね。今なら、いろいろ自分で想像できる本の方が楽しいと感じるかもしれないわよ。昔から、日本でも海外でも、いろいろな小説が映画化されているけれど、お母さんに言わせるとどれも、小説と映画は別もの、という感じかしら。」
子「そうなの? 原作に忠実じゃないってこと?」
母「うーん。そういうこともあるだろうし、何より自分が本を読んで想像していたことと違う映像を見せられるとなんだかがっかりしちゃうのよね。」
子「へーえ。おもしろいものだなあ。」
例2
父「今の仕事についたのは、本の影響なんだ。」
子「えーっ。そうだったの?」
父「うん、ウェルズの『宇宙戦争』を読んでね、宇宙にとりつかれたんだよ。宇宙飛行士にはなれなかったけど、今の研究所での仕事はおもしろいよ。」
子「わあーそうなのか。僕も読んでみたいな。」
例3
母「お母さんはね、ある作家が気に入るとその人の著書をほとんど全部読んじゃうのよ。」
子「ああそうなの! 凝り性だもんね!」
母「ふふ、そうねえ。だから、その期間はその作家のワールド一色という感じになっちゃうのよねえ。」
子「それって子どもの頃からだったの?」
母「そうなの。小学生の時は赤毛のアンシリーズにはまって、髪をいつも三つ編みにしていたし、大学の時は、気に入った作家ができるたびにその出身地めぐりをしていたし、つい最近も……。」
子「ミステリー作家の、なんとかさんにはまって、何でも事件みたいに言って、推理しちゃうのよね!」
母「あらやだ、わかっちゃった?」
子どもの頃の鮮烈な読書体験が、後の人生に少なからず影響を与えたという話は時々耳にします。思春期や青年期に読んだものならさらに影響が大きいでしょう。
「読書しなさい」というお題目を唱えるよりも、こうした経験を話してあげる方がはるかに読書好きにすることができると思います。
また、前述の「ハリー・ポッターシリーズ」に代表されるような大人も子どももいっしょに楽しめるものが増えていますし、6年生ともなれば十分大人の読物を読みこなせる子も多いでしょう。ぜひ、共有してみてください。
<<授業の渚>> Billyの愛読書は何かしら?
http://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=he&tuki=01&syuu=2&banngou=5
- ● 小5 ネコヤナギの山 1.2週 「そっ啄)感)」
すずめ
2013年01月08日 14時43分49秒
358
1.2週 「そっ啄(感)」
今週は感想文ですね。まずは、いっしょに長文を読んでみましょう。
「そっ啄」ってご存知でしたか? 授業の渚のBillyがこんな風に解説しています。
Billy 「そったく同時と言われ、ひな鳥が孵化(ふか)する時に、卵のカラをつついて出てくる、これがそつ、ところが、ひな鳥の力だけでは、カラは破れないので、親鳥が外側から、ひな鳥と同じ所をつつく、これを啄というそうだよ。このタイミングがうまく合えば、ひよこ誕生というわけだね。」
また、「和尚の一口話」では……
<<参考>>
http://www.eonet.ne.jp/~jinnouji/page9/houwa/page178.htm
ということは、今週の対話のテーマは……。
「タイミングの良し悪し」「偶然」「鉄は熱いうちに打て」このあたりでしょうか。
例1
父「あの時、電車が遅れなかったら、●●は生まれていないわけだな。」
母「そうそう。ほんとうね。お父さんと私は出会っていなかったものね。」
子「えーっ! なになに~!!」
父「実は、お父さんとお母さんが……。」
例2
姉(中3)「えー、いらない、こんなのもう流行っていないんだもの。」
母「何よ、せっかく買ってきてあげたのに。」
姉「お母さんって、何でもブームが去って、安くなってから買ってくるんだから。もう誰も持ってないよー。」
母「そんなこと言うならいいわよ、お母さんが使うから。もう買ってきてあげませんからね!」
姉「そんなこと言ってまた、同じパターン繰り返すんだから!!」
子(聞き耳。φ(..)メモメモ)
例3
母「お母さんね、子どもの頃、めんどうくさがりで、本を読むのも大嫌いだったのよ。」
子「えっ、ほんと?」
母「そうなの。でもね、ちょうど2年生の時、引っ越した先がなんと、図書館の隣だったのよ。」
子「図書館のとなり~!?」
母「そう。それで、何となく毎日遊びに行っているうちにすっかり読書好きになっちゃったのよ。あれもタイミングね。もっと小さい時だったら、あまり字が読めなかったし、もっと大きくなってからではなかなか読書の習慣なんてつかなかったと思うから。」
子「そうなんだー。よかったね。」
母「ほんとにね。それも、たまたまおじいちゃんの会社で転勤する予定だった人が病気になっちゃって、代わりにおじいちゃんが選ばれての転勤だったのよ。」
子「へええ。おもしろいな。」
日常の中で、「えっ! 絶妙!!」と思えるタイミングというのはけっこうありますね。不思議なものです。
また、そっ啄のように、自然界には「うまくできているなあ。」と感心するような現象がたくさんあります。ほんとうに興味深いですね。
今回も対話が盛り上がることまちがいなし!
<<授業の渚>> Billy,なかなかよく勉強していますね!
http://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=ne&tuki=01&syuu=2&banngou=5
- ● 小4 テイカカズラの山 1,2週 「寒い朝」
すずめ
2013年01月08日 14時12分21秒
357
1.2週 「寒い朝」
毎日、寒いですね! 子どもは風の子、とは言いますが、子どもだって寒い! 特に朝はつらい! 早くこたつから出て、したくしなさいって言われても~。
おうちの方からは、こんなお話をいかがでしょう?
例1
母「お母さんね、今でも寒がりだけれど、子どもの時、本当に冬が嫌いでね。」
子「うんうん、ぼくもそう!」
母「特に朝が辛くって。」
子「わかるー!」
母「一度なんか、寝ぼけながら石油ストーブで背中をあぶっていてね、近づきすぎておしりをヤケドしちゃったのよ!」
子「えええーっ!」
母「熱いし、痛いし、叱られるし、で散々だったわ。しばらくあとが残っちゃったし。」
子「ぼ、ぼくも気を付けよう~!!」
例2
父「お父さんの裏技を教えてしんぜよう。」
子「えっ、なになに?」
父「朝起きたら、着替えを持ってすかさず、炬燵にもぐる。」
子「着替えを持って!?」
父「そうそう。そして、だ。」
子「?」
父「炬燵の中で着替えるんだよ。そうすれば全然寒くないんだ。」
子「それ名案!」
妹「でも……。」
子「なあに?」
妹「パパは一人っ子だからいいけど、私たちは三人兄弟だから……。」
子「時間差でやるしかない!」
例3
父「この辺は、あまり霜柱なんか見かけないねえ。」
子「うん、でも見たことはあるよ。」
父「そうか。踏んだことはある?」
子「えっ、ないよ?」
父「あれは楽しいぞ。今度みつけたら踏んでごらん。」
子「うん。」
父「氷が張っているのは見たことあるかな?」
子「あるけど、うすーい氷で触ったらすぐ割れちゃったよ。」
父「そうか。お父さんはこーんな厚い氷を見たことがあるぞ。」
子「うわーすごい。」
父「さすが東北地方だろ? じゃあつららは?」
子「えっ、つららって?」
父「そうか、知らないよなあ。氷の柱って書くんだけどね。どこかに画像ないかなあ?」
母「ほら、田舎で撮った写真があったじゃない?」
父「そうだった。ちょっと待ってろ。」
昔はもっともっと寒かった! おじいちゃんやおばあちゃんのお話が聞けるとさらによいでしょう。
この他、寒い朝を乗り切るためのあたたかい朝食、手袋、マフラー、その土地ならではの防寒対策に言及すると話がぐんと広がりますね!
<<授業の渚>> えっ! Billyのおじいちゃんは雪かきを手伝ってから登校していた!? えらい、偉すぎる!!
http://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=te&tuki=01&syuu=2