-
● 小4 タラの山 5.3週 「急がばまわれ(感)」 (449字) すずめ miri 2012年05月14日 15時44分
159 (小4オープン資料室)
おなじみのことわざの由来というわけです。親近感がわいて、取り組みやすい課題でしょう。
おうちでは、「急ぐあまり、おざなりになって失敗してしまった例」「こちらのほうが速いと判断したのに、意外にも他方のほうがはやかった例」を考えてみましょう。
「友だちより先回りしたつもりで、高い塀から飛び降りて、待ち伏せするはずが……。捻挫して痛い思いをする、なんて何回もあったなあ」
「漢字練習で、『海』という字のサンズイだけを先にたくさん書いて、あとでつくりをくっつける、と言う方法を考えて、これは速いぞ、と思っていたんだ。そうしたら、テストの時、なぜかサンズイしか思い出せなかった……。」
「ちょっと楽をしようとして」というところがポイントですね!
(いつもきちんと、真っ当な道を選んでいるので)みつからないという場合は(笑)、「もし~だったら」を使って、おもしろい例を考えてみてください。
また、これを機に他のことわざの由来を調べてみるのも興味深い学習ですね。
-
● 小4 タラの山 5.2週 「飼っている生き物」 (645字) いと ito 2012年05月08日 17時54分
143 (小4オープン資料室)
5.2週の課題は「飼っている生き物」について。
今、実際にペットを飼っている人ならば、いくらでも書けること、書きたいことがあると思います。
動物を飼うのは本当に楽しく、たくさんの思い出ができますね。そして人間には予想もつかないような、ビックリ事件もたびたび巻き起こしてくれます。(笑)
私が昔飼っていた犬は、玄関から脱走したり車の窓から飛び降りようとしたり、さんざん心配させてくれたものでした。
何も飼った経験がない、という人は、予習シートにもある通り、自分のうち以外にも目を向けてみましょう。
学校の飼育小屋にいるウサギやニワトリ、クラスの水槽で飼っているカメ、メダカ、ザリガニなど「みんなで世話をしている」生き物がいるかもしれません。
また、おじいさんおばあさんの家にいるペットや、お友達が変わった動物を飼っている、という話でもいいでしょう。
最近では、ペットといっても犬猫ばかりではなく、色々な種類の動物を飼えるようになっていますね。以前、ずいぶんお尻の毛が薄い犬だな……と思って見ていたら、首輪をつけて散歩しているブタちゃんだった、ということもありました。
●項目は、
【書き出しの工夫】
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
「ポチはまるでプロペラみたいにしっぽをふります」
「私はネコと一緒に“ねこ”ろびました」
「そんなはイヌは“いぬ”と思いました」
飼っている動物の可愛らしさや、自分との仲の良さが伝わる表現、エピソードを考えてみましょう!
-
● 小4 タラの山 5.2週 「飼っている生き物」 (465字) すずめ miri 2012年05月07日 14時58分
137 (小4オープン資料室)
ペットを飼うと情操教育に役立つなどと、昔から言われますが、実際はいかがでしょう。
今回は、犬や猫、小鳥などのポピュラーなペットから、虫や水の生き物まで何でもOKです。実際に自宅で何も飼ったことがない子は、学校での飼育体験でもいいですね。
おうちの方の話としては……生き物にまつわるおもしろい話、失敗談、感動秘話など。特に出産や繁殖、また悲しいお別れなど大きなイベントを中心に、家族の一員としてのペットとのいろいろな話をしてあげられるとよいですね。
できれば、その当時の気持ちと大人になって振り返ってみての気持ちを比較してみると、より深いエピソードになりそうですね。
それにしても、最近、都市部では外飼いの犬をめったに見ませんね。また、ノラネコも少なくなりました。
虫や水辺の生き物も減少傾向にあるのでしょうか。
そんな中、「ほとんど動物と、ふれあったことがない、飼ったこともない」という子もいるかもしれません。そんな場合は、ペットショップや動物園などで見た動物の話なら書けるかな?
-
● 小4 タラの山 5.1週 「家族でスポーツをしたこと」 (464字) いと ito 2012年05月01日 13時43分
121 (小4オープン資料室)
5.1週「家族でスポーツをしたこと」のヒントです。
まず、「スポーツ」といってもそれほど本格的である必要はありません。
キャッチボールやバドミントンなど、家族のコミュニケーション的な遊びから、旅行した先で海水浴やスキーをした、というレジャーの話でもOKです。
とにかく家族みんなで体を動かした、同じことを楽しんだ、ということを思い出していきましょう。
もちろん、「マラソン大会に向けて早朝ランニングをしている」「空手大会に親子で出た」などという、ストイックな内容も良いでしょう!
●項目は、
【書き出しの工夫】
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
【自分だけがしたこと】とありますが、せっかくですから“自分だけ”ではなく、家族みんなの活躍に注目してみてください。そして、
「くやしいけれど、弟はぼくよりセンスがあるな」
「お父さんはまるでプロの選手みたいだった」
「失敗してばかりのお母さんが、なんだかかわいかった」
などなど、こっそり【心の中で思ったこと】を書いて、まとめられるといいですね。
-
● 小4 タラの山 5.1週 「家族でスポーツをしたこと」 (744字) すずめ miri 2012年04月26日 14時58分
115 (小4オープン資料室)
学校でのスポーツ、友だちと遊ぶときのスポーツ、所属しているチームでのスポーツ。家族とのスポーツはそのどれとも違う楽しさがありますね。
ふだん、お子さんとあまりいっしょに遊べないお父さん、お母さん、スポーツをいっしょにしてみましょう。何も本格的なものでなくても、公園でのキャッチボールや、ちょっとしたハイキングなど身近で楽しめるものはたくさんあります。
子どもは何よりも、「お父さん、お母さんといっしょに」できるということがうれしいのですから、あまり大掛かりな計画をわざわざたててやる必要もないのです。気軽に楽しみましょう。とはいえ……あるTV.番組で見たところによると(イギリスでの調査)、「お父さんと遊びたくない」子が多い、なぜかというと「遊びに本気になりすぎるからつまらない(ゲームなどでも自分が勝ってしまう)」からだそうです。
確かに、子どもなんかに負けじとつい本気を出してしまうお父さん、多そうですね。たまにはちょっと手加減して、「おっ、うまくなったな」とほめてあげるのもいいかも!?
さて、作文のほうは、そんな時の会話を中心に体験実例を書くとよいでしょう。目の前で親子の試合? を見ているような臨場感が出せるかな?
おうちの方の話としては、子ども時代、学生時代の思い出ももちろんよいのですが、スポーツ観戦を通して感じたことなどを話すのもおすすめです。一流の選手には、胸をうつエピソードが必ずあるものなので、それを教えてあげるのもよいでしょう。
どうしてもいっしょにしたスポーツがない場合は、いっしょに何かをしたことでもよいでしょう。
-
● 小4 タラの山 4.3週 「ミイラ取りがミイラになる」(感想文) (640字) いと ito 2012年04月16日 16時47分
100 (小4オープン資料室)
4.3週、感想文の授業です!
決まったテーマで書くことと同様、三年生から始まった感想文課題。
長文をよく読み、家族で対話をして、「似た話」を用意して臨みましょう。
この学期では、「ことわざ」にまつわる長文が続きます。
今週は「ミイラ取りがミイラになる」。
当然ながら、長文の中で詳しい解説がされていますが、自分なりに辞書を調べたり、お父さんお母さんが補足してあげるのもいいでしょう。
「ごはんの時間だから弟妹を呼んできて、と言われたのに、つい一緒に遊んでしまい、怒られた」
……というような、まさにことわざの実例といった体験が書けたらいいですね。
また、ミイラが高級な薬になる、人間と一緒にそのペットもミイラにした、というエピソードも載っているので、(まるでミイラを材料にしたような?)苦い薬を飲んだことや、自分はペットをとても可愛がっているのでミイラにしたりはしない……といった意見を書いても面白いかもしれません。
●項目は、
【三文ぬきがき】
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
新しい項目【三文ぬきがき】は、高学年以上で行う「要約」の練習です。
課題長文を「始め、真ん中、終わり」の三つに分け、そこから一文ずつ、重要そうな文章を選び出して冒頭に書く、という作業。これだけでも案外、それらしい「要約」としてまとまります。
あくまで練習段階なので、難しく考えすぎず、内容ではなく見た目の長さで分け、直感的に文を選んで抜き出せればOKです。
-
● 小4 タラの山 4.3週 「ミイラ取りがミイラになる(感)」 (640字) すずめ miri 2012年04月13日 11時55分
94 (小4オープン資料室)
毎年、この課題になると、みんななんだかちょっとうれしそうです。こわいものみたさで、教室にあるミイラの本を見たり、長文を読んで気持ち悪がったり……。
この長文には、いろいろな「びっくり!」が書かれていますので、ぜひ親子で読んで楽しんでください。
似た話を話し合うコツとしては、「ミイラとりに行った人が複雑な構造の洞窟のなかから出られなくなり、そのまま死んでしまって自分がミイラになってしまった」ように、「そこから、帰ってこない人をつれもどしにいった人が、自分もそこにとどまってしまって、帰ってこない」「相手を説得しようとした人が、かえって相手とおなじ考えになってしまう、という(長文から)」ような話をみつけることです。
子どもにはたいへんよくあることですね。おうちの方にもきっと経験があることでしょう。
「掃除をさぼっている子を注意しに行ったら、おもしろそうな●●●をしていたので、すっかり任務を忘れてその遊びに参加してしまった」
「迷子になった妹を探しにいくつもりが……妹はとっくにお母さんのところに戻っていて、自分が迷子になり大泣き!」
こんな感じでしょうか。また、テレビで見た遺跡や実際に博物館などの「エジプト展」で見たミイラなどのことを思い出して書くのもよいでしょう。
さて、子どもってやさしいなあと思うのは、「せっかく静かに眠っているミイラを盗んで薬にするなんて、ミイラがかわいそうだと思います。」という感想が多いことです。
-
● 小4 タラの山 4.2週 「初めて何かを食べたこと」 (432字) いと ito 2012年04月11日 14時54分
91 (小4オープン資料室)
四年生(タラ)、4.2週の課題は「初めて何かを食べたこと」です。
予習シートにもあるように、良くも悪くも“強く印象に残っている”食べ物について、書いていくといいでしょう。
初めて食べた時から、今でも大好きなもの。
昔は食べられなかったが、克服したもの。
その時以来、一切口にしていないくらい苦手になったもの。(笑)
色々あるかと思います。
あるいは、その料理自体は初めてではないが、「初めて自分で作った」「材料を自分で揃えた」「初めてできたてを食べた」……といった変化球の内容でもいいですね。
●項目は、
【書き出しの工夫】
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
それを食べた時の感激や衝撃の一言を、「書き出し」にするといいかもしれません。
ダジャレはやはり食べ物関連のものを。「カレーはかれえ」「チキンをきちんとち食べる」「納豆食ってなっとく」……これも色々ありますね。(笑)
-
● 小4 今学期(4月~6月)の●印の項目指導 (1994字) メグ jun 2012年04月10日 19時47分
87 (小4オープン資料室)
小学校中学年の作文指導でいちばん大切なことは、表現を工夫し、話の幅を広げて、個性的な作文を書くことです。低学年のうちは、自由な題名で、書けそうなことを選んで書けばよいのですが、中学年からは、テーマを決めてそのテーマにそった作文を書くように指導します。ユニークな作文が書けたら、新聞やコンクールなどに応募してみましょう。
●三文ぬきがき
「三文ぬきがき」とは聞き慣れない名前だと思いますが、感想文課題の際、要約の前段階として、文章全体から三文を選んで抜き書きするということです。重要なところを選んで抜き書きするように指導することは4年生では難しいので、文章の「始め」「中」「終わり」から一文ずつで合計三文の抜き書きをするように指導します。
長文全体を三つのかたまりに分け、それぞれから一文ずつ文を選び、選んだ文に線を引きます。最初のうちは、大事な文ということにこだわる必要はありません。また、三つの文がうまくつながらなくても気にする必要はありません。どこでも好きな文に線を引けばOKです。また、最初の数回は、生徒に選ばせるのではなく、先生の方で見本を示します。全体の感覚をつかみ、抵抗なく三文抜き書きができるようになってから、徐々に大事なところに線を引くように指導を発展させていきます。場合によっては、四つ以上の文を抜き出しても構いませんが、基本は三文ということで指導した方が生徒も混乱しないと思います。
●書き出しの工夫
会話・色・音・情景で書き始める練習です。書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。なかなかできない子供には、作文を書き終えてから冒頭に入れる会話や音を一緒に考えてもよいでしょう。
一度慣れてしまえば、比較的簡単に取り入れることの項目です。簡単なわりに効果が高いので、小学校3年生になったら、積極的に指導します。
最初は、会話か音がやりやすいようですが、慣れてきたら、色や情景の書き出しも練習します。
●自分だけがしたこと
作文の題材には、できるだけ自分のしたことを書くことが大切です。それはその方がその人らしい作文になるからです。
みんなと同じことを書くのではなく、自分だけがしたこと、初めてしたこと、人一倍がんばったこと、がんばったけれど失敗したことなどを書くように指導します。
例えば、野球の試合の話を書くときに、「Aくんがヒットを打って、Bくんがバントをして、1点を取った」というような書き方ではなく、「(ほかならぬ)ぼくがホームランを打とうとして空振りした」というようなことを書いていくということです。
●たとえ
実際に指導する際は、「たとえ」という言葉ではなく、「まるで……みたい」「まるで……よう」と、具体的に説明します。自分で思いつかないときは、先生の例をまねさせても構いません。「何に似ているかな?」と聞きながら指導していくのも効果的です。
ときどき、「たとえ」を「たとえば」と勘違いする子供もいます。そのような子供にも、「まるで」という言葉を必ず使うように指導すると、自然にわかるようになります。また、身の回りのものをたとえを使って表現するなど、日常生活の中でゲームのようにたとえを楽しむ工夫をするとよいでしょう。
●ダジャレ表現
会話や思ったことなどの中にダジャレを入れる練習です。得意不得意が分かれやすい項目ですが、言葉遊びのつもりで頭を柔軟にして、気楽に取り組むように指導します。どうしても思いつかないという場合は、お父さんやお母さんが代わりに考えてあげます。
●心の中で思ったこと
口には出さなかったけれど(出せなかったけれど)、心の中で思ったことを書きます。作文に書かなければ誰にも言うことのなかったはずの感想なので、かなり個人的、個性的な内容になるはずです。心の中のひとりごと、心の中だけのつぶやきのようなものですが、指導するときは、「心」という言葉を入れて思ったことを書けばよしとします。初期段階では、「心の中で思いました」「心の中でつぶやきました」など、内容はともかく、形ができていればOKです。
●漢字を使う、ていねいに書く
習った漢字を使い、字をていねいに書くよう指導します。
特に男の子の場合、面倒くさがって漢字を使わずにひらがなで書いてしまう子供も少なくないので、漢字を使うように指導します。
●段落三文
低学年のうちは、段落はつけず、文をつなげて書いていく練習をしましたが、小3か小4になったら、子供の様子を見ながら段落指導をしていきます。最初のうちは、句点三つで一つの段落というように形式的に段落をつける練習をし、慣れてきたら意味の変わるところで段落を変えるように指導します。形式的な段落の練習をしなくても自然に意味段落をつけられるようなら、句点三つで一段落にこだわる必要はありません。
-
● 小4 タラの山 4.1週 「いたずらをしたこと」 (369字) いと ito 2012年04月02日 11時09分
47 (小4オープン資料室)
「タラ」の課題、4.1週の課題です!
三年生から始まった、「決まった課題で書く」作文。
前年度から続けている生徒さんは、もうすっかり書き慣れたことでしょう。
今回のテーマは「いたずらをしたこと」。「これなら書ける!」と目を輝かせる生徒が多そうな課題です。(笑)
...
考える力、表現する力が一層ついてくる四年生は、作文にも“遊び”を取り入れ、もっとも奔放に、楽しく書ける時期でもあります。
一新された●項目は、
【書き出しの工夫】
【自分だけがしたこと】
【たとえ/ダジャレ表現】
【心の中で思ったこと】
の四つ。
「お姉ちゃんの背中に虫を入れたら、大騒ぎしていました。僕は知らんぷりで、“無視”していました」
「いつも叱られてしまうけれど、やっぱりいたずらはやめられないなあ、と心の中で思いました」
など、やんちゃな内容がたくさん書けそうですね。
-
● 小4 タラの山 4.1週 いたずらをしたこと (574字) すずめ miri 2012年03月30日 10時50分
39 (小4オープン資料室)
4.1週 いたずらをしたこと
4年生に進級したら、まずはタラの課題と苗で勉強します。項目が変わるので、「タラの苗」をしっかり見て、書きましょう。
今週は、「いたずらをしたこと」。ちょっとワクワクするような課題ではありませんか? (子どもも大人も!?)
... どんないたずらにしようかな、と迷ったら、暗唱長文に「いたずらの天才」というお話がのっていますので、参考にしてみてください。
子どもたち自らのいたずらはもちろん、きっとお父さんやお母さんが子どもの頃にしたいたずらの話には興味津々なことでしょう。と言っても、今年度はなるべく「自分のしたことを中心に」書くという練習をしますので、どちらかというと、ご自分の体験をもとにお子さんの話を引き出すような対話が理想ですね。
「実は、パパはね、小5くらいの時、おばあちゃんの目を盗んで……~笑っているけどお前はどんないたずらをしたんだ?」
「お母さんは弟に比べたら、いい子で通っていたけれど、一度こんな~ことをしてしまったのよ。最初はわざとじゃなかったんだけどね、えっ、その顔は、あなたも……?!」
いずれにしても、いたずらというのは、本当に人を困らせたり悲しませたりするものはNG。「こらーっ!」と怒られながらも、双方笑ってしまうようなものがよいですね。