ログイン ログアウト 登録
プレ受験作文資料/鳥の村

  
  メールの受信登録

   新規投稿  編集

プレ受験4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
1週
2週
3週
4週         


  1. ノートを1冊用意(原稿罫又は方眼罫)
  2. 課題は、「鳥の村」→「資料室」→「プレ受験作文」で。
    その週の課題が複数あるときは、過去問の課題で。
  3. 授業の内容:1・2・3週は表現練習(準備は特にしてこなくてよい)
     やることは課題を読んで、
    ・体験実例
    ・データ実例(「年鑑」の資料を参考に)
    ・自作名言(○○はAでなくBである)
    ・難語表現(難しい抽象的な語彙も使えるようにする)
    を考えてノートに書く。
     書いたノートは発表室にアップロード。
  4. 授業の内容:4週は作文実習と保護者懇談会
     1・2・3週に練習した課題の中から1つを選び30分で600字の作文を書く。
     書いた作文は発表室にアップロード。

説明編集



< 前 | 現在1-15番 | 次 > 16-30(全41件)
 
and検索 or検索
このpage 全page検索


元の記事:
プレ受験コース11.1週 (2740字)  森川林 nane 2019/11/01 12:57:26 2040   6  

プレ受験コース11.1週

■課題1.
 ハローウィンについて資料を見てあなたの考えを書きなさい。
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2019/11011337260.jpg

ヒント
A.外国の文化でも何でも貪欲に吸収し、自己流のお祭りにしてしまう日本人はバイタリティがある。
B.外国の文化を理解して、もともとの意義をふまえた上で取り入れるのが外国の文化を尊重することになる。
 この二つの意見を対比して自分の考えを述べる。
 ただし、いずれにしても社会的なルールは守る必要がある。

■課題2.
 資料1に関する意見を、自分の体験や資料2の実例を入れて書きなさい。

ヒント
 人間はともすれば、常識に流される。
 自分なりの見方を持ち続けるためには、世間の常識や良識に流されないことだ。
 そのためのひとつの方法として、自然に接するということがある。
 逆に言えば、自然ではないもの、人間の作った言葉とか機械とかに頼ってしまうと、自分なりの見方ができなくなるのではないか。

▼資料1

植物の姿を見ていると
大阪市立咲くやこの花中 対策 芸術

 植物の姿を見ていると、まったく驚くことばかりである。美しいなあと思い、大きいなあと思い、人間の力などでは作り出すことのできない、法則とか合理とか精密さとかを持っていることを思い、自然に謙虚な気持ちになる。自分がどんなに小さく、どんなに不遜であり、生意気であったかということを、考えないわけにはいかなくなる。
 大人になると、人間は、だんだんとこういう驚きを持たなくなってしまう。幼児や小さい子供は、草が芽を出すのにも、花が開くのにも、雨が落ちてくるのにも、竹の葉に風が渡るのにも、一つ一つ驚き、不思議な気持ちを持ったり、喜びの声を上げたりする。けれども大人は、だんだんとそういうものに慣れてしまい、驚かなくなってしまう。また、自分がまだ見たことのないものでも、知っていると思って見過ごしてしまったりする。
 こうなってしまうのは、毎日毎日、仕事に追われたり、あくせくと金もうけをしようとしたり出世をしようとしたりしてるからなのだが、人間としてはだめになってしまう。驚かないということは、毎日毎日を平凡に繰り返しているということだからである。新鮮な驚きを持たないと、新鮮さとか創造性とかのない、俗物になってしまうからである。
 自然とか優れた芸術作品に触れるとかいうことは、驚きを持ち、自分を新鮮にしていくということである。今まで自分が考えもしなかったようなものを、自然とか芸術作品とかの中に見いだし、驚いたり自分の世界を広げたりして、自分の通俗性とか平凡な世界とかから抜け出していくことである。
 そういう意味で、私は大人になればなるほど、自分が陳腐になり常識的になればなるほど、優れた芸術作品に数多く触れなければならないのだと思う。そして、芸術作品の中にある新鮮なものから学んで、こんな世界もあったのかと驚いたり、こんな平凡なところにこんな美しいものがあったのかと、目を覚まされたりしていかなければならないのだと思う。∵
 それとともに、自然の姿に数多く触れ、自然の中にある法則とか合理とか、美しさとか大きさとかを学び取っていかなければならない。自然はどこにでもあるから、いつでも、どこでも、自然から学ぶことができるのである。
 自然の中に入り込み、自然の精密さとか、自然の大きな命とかに触れ、自然と心を通い合わせたり、自然から学んだりしたとき、人間は自分がいかに微小であったかに気づく。微小であるのに、努力もしないで不遜になっていたことに気づき、恥ずかしくなったり、つつましくなったりする。
 そればかりではない。自然の持っている、生まれいずる命に触れることによって、平凡な繰り返しだけをしていた日常の生活から解き放たれ、力を与えられたり、充足した豊かな気持ちになったりするのである。仕事に疲れ果てたり、気持ちが荒々しくなったり、自信をなくしてしまったりした人も、自然から命を与えられて、命をよみがえらせ、自信を取り戻したり、温かい気持ちになったりすることもできるのである。
 よくみればなづな花咲く垣根かな
 これは芭蕉の俳句だが、今まで何もないと思った垣根の下に、なずなの花が白々とつつましく咲いているのを発見して驚いている。本当によく見れば、どこにでも真実なものはあり、美しいものはある。こういう発見をし、驚きを次々としていくことによって、人間は、たえず自分を新しくし新鮮にしていくことができるのである。
 そうしてそういう人間は、人間を見る場合も、形式的に見たり、常識的に見たり、一般的に見たりしなくなる。今まで何もないと思った人の中に美しいものを見たり、温かいものを見つけだしたりするようになる。そして、そういうところから、他の人間を大切にしたり、他の人間と、しみじみと心を通い合わせたりすることもできるようになっていく。そういうことからまた、自分自身を豊かに成長させることができるようになっていく。
 だから自然の中に入り込み、自然と心を通い合わせ、自然から学ぶということは、人間性を回復するということでもある。日常の忙しい生活の中で、驚きをなくしたり、不遜になったり、荒々しく∵なったりした人間が、自然の摂理から学んで、自分をよみがえらせたり、新しく自分を発見したりして自分を人間的にしていくということでもある。
(hu-11.1)

■説明
 何気ない日常の中に美しさを見出すという例を書いていく。

 第一段落は、説明。「私たちの周囲には、何気ないものの中にも美しさが隠れている。それを見つけることができるかどうかは、私たちのものの見方にかかっている。」など。
 第二段落は、実例1。「先日、電車に乗っているときに、西の空に沈む夕日を見た。すると、なぜかその美しさにこれまで気がつかなかった自分に驚いた。芸術作品はよく見るが、こういう自然の中にも美しさが隠れているということがわかった。その夕日は……。」など。
 第三段落は、実例2。「図工の授業で、小さなものをよく見て描くという勉強をしたことがある。私は、枯れ葉を一枚ていねいに描いた。すると、その中にこれまで気がつかなかった枯れ葉の美しさがあるということ知った。それは……。」など。(字数が短くてよい場合は、実例は一つでもよい)
 第四段落は、一般化のまとめ。「美しさは、私たちの周りに隠れている。それに気がつくかどうかは、その美しさを発見する人間の心だと思う。私はこれから……。」など。

▼資料2
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2019/10081732411.jpg



上の記事に対するコメント▼

題名:
    本文が長いときは、フォームに直接書くよりも、書いたものをコピーして貼り付けることをおすすめします。
本文:
名前:名前は本名でなくてかまいません。自由につけてください。
コード: パス:
   公開 限定 画像は、送信確認をしたあとのページで入れられます。

< 前 | 現在1-15番 | 次 > 16-30(全41件)



Online作文教室 言葉の森    鳥の村 管理の鳥 「プレ受験作文資料」 昨日から 0