小学1年生の学力の要は作文読書 (言葉の森の紹介平成27年)


プリント学習をこなすよりも、読む力をつけることが学力のもと

 小学校低学年のころの勉強の仕方が、その後の勉強の仕方のひとつの型になります。だから、小学校低学年の勉強は、勉強の中身そのものよりも、どう勉強するかが大事になってきます。

 勉強の基礎を作るために、確かに計算や漢字の練習は必要です。しかし、そういうプリント学習よりももっと大事なことは、読書と対話によって読む力と聞く力をつけることです。その読む力、聞く力がその子の思考力となるからです。



英語の勉強の前に、まず豊かな日本語力を

 英語の勉強は、小3まではやる必要がありません。LとRの区別がつくようなことは、将来の大学入試にも社会生活にもほとんど関係がありません。むしろ、英語の勉強を低学年のころからやりすぎて、日本語が不十分になってしまう危険性の方があるのです。

 将来、海外で仕事をする場合でも、基礎となるのは母語である日本語の思考力です。英語の勉強は、日本語力が安定する小4以降です。それまでは豊かな日本語力をつけることに力を入れていくことです。



言葉の豊富な子は、すべての教科ができるようになる

 言葉の豊富さは、あらゆる学力の基礎です。学校や塾のテストでは、○×のつくものしか対象にならないので、テストができていればそれでよいと思いがちです。ところが、テストには出てこない日常生活の語彙力の差は、小学校低学年で既に驚くほど大きくなっています。

 読書好きな子が学年が上がるにつれてますます読書好きになるように、語彙力の豊富な子は、学年が上がるにつれて更に語彙力が豊富になっていきます。この語彙力の差が思考力の差で、思考力のある子は、高学年になるとどの教科の勉強もできるようになるのです。



毎週の作文、毎日の読書が、小学生の勉強の基本

 小学校低学年の算数と国語の勉強は、苦手にならない程度に計算と漢字の勉強をしていれば十分で、あとは読書と対話と自由な遊びに時間を使っていくことです。

 これからの時代に必要なのは、思考力と感受性と創造性です。そのために、週1回の作文を基点にして、毎日の読書と音読と親子の対話に力を入れていくというのが低学年の勉強の基本です。



   

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