- ● 2025年10月保護者懇談会資料 (1887字) 森川林 nane 2025年10月22日 15時36分
18182 ( 森の掲示板)
△ミズヒキグサ
●紙ベースの勉強が基本。デジタルの知識は頭の表面にしか残らない
デジタル教科書は、ビジュアルでわかりやすいという長所がありますが、そこで得た知識は頭に残りません。
身につく知識は、紙ベースで得たものです。
なぜかというと、人間が何かを身につけるときは、その情報とともに手触りも身につけるからです。
言葉の森で使っている国数英の問題集は、デジタル化はいつでもできますが、そういうことはせずに紙の問題集としています。
●学力の基本は日本語力。日本語力の本質は読書と作文(低学年は暗唱)
今、学校や学習塾で行なわれている勉強の多くは知識の勉強です。
知識で評価がつけられるために、子供たちは知識の詰め込みの勉強をせざるを得ません。
しかし、本当にあとに残る学力は知識ではなく考える力です。
その考える力の基本は、日本語力です。
日本語力を育てる勉強は、作文と読書と暗唱です。
●読書は、読みやすい絵本や学習まんが的なものに流されずに字の多い本を
子供たちが学校や図書館で借りてくる本を見ていると、軽いものが多すぎる気がします。
本を読んでいるからいいと思わずに、本の内容を見る必要があります。
読む力のある子供たちは、字の多い本をしっかり読んでいます。
絵本や学習まんがや図鑑のような本に長されずに字の多い本をしっかり読むようにしていきましょう。
小学校高学年からは、物語文の本に流されずに、説明文意見文の本を読む力をつけていきましょう。
●作文をきっかけにした親子の対話が子供の語彙力と感想を書く力を伸ばす
小学校34年生の作文の課題に、「似た話を聞く」というものがあります。
これをきっかけにして、お父さんやお母さんが体験談を話してあげてください。
高学年になると、作文の課題は、「人生とは」とか「友情とは」とかいう抽象的なものになります。
ここで親子が楽しく対話をすると、子供の思考力、語彙力が著しく伸びます。
こういう勉強は、ほかでは得られないものです。
●高校での文系、理系の選択は理系。受験に関係のない科目もしっかり学ぶ
日本では、高校2年生になると文系理系の選択をするところが多いです。
基本は理系を選ぶことです。
高校での勉強は、大学入試のためにやるのではなく、自分自身の成長ためにやるものです。
数学は、これからの社会では、どこでも必要になります。
文系の科目は独学でできますが、理系の科目は授業として強制されなければなかなかできません。
文系の学部や職業を選ぶ人でも、理系の勉強をしておくことが大事です。
●受験勉強の基本は塾やに行くことではなく、過去問を解いて傾向を考えること
塾や予備校のサービスが豊富なので、勉強というと人に教わるものと考えがちですが、本当の勉強は自分でするものです。
その勉強の基本は、志望校の過去問を解いてみて、その傾向と自分の弱点を分析し、自分で勉強の方針を立てることです。
小学校時代は、塾で教えられる勉強の方がそれなりに能率がいいです。
しかし、高校生になったら、自分で計画と立てて行う勉強はいちばん能率のいい勉強になります、。
●高校生は今ある職業で未来を考えるのではなく、まず自分の学力をつけること
子供たちは、将来の職業を考えるときに、今の世の中を基準にして考えがちです。
しかし、今ある職業の多くは、将来はなくなります。具体的には書きませんが(笑)。
だから、具体的な職業を考えるのではなく、自分を成長させることを第一に考えることです。
そして、自分が今好きなことは、今の世の中では仕事に結びつかないとしても、その好きなことをずっと続けていくことです。
●数学と英語は本気でやれば1ヶ月で成績が上がる。国語は半年、作文はそれ以上
成績を上げるのは、時間がかかると思われがちですが、数学と英語は、本気で夏休みの1ヶ月でも勉強すれば驚くほど成績が上がります。
国語は、本気でやっても半年かかります。
作文は、もっとかかります。
しかし、今ある勉強の差は、今だけのものです、
大事なことは、本気でやるかどうかだけです。
●低学年の勉強の基本はしつけ、そして明るい褒め言葉
低学年の勉強では、知識的なことよりも、まず家庭学習の習慣をつけるようなしつけ的なことを優先することです。
たくさんの勉強をする必要はないので、決まった時間に決まったことをするとか、授業には欠席をしないとか、遅刻しそうなときは連絡を入れるとか、そういう基本的なことを身につけさせることが大事です。
そして、いつも明るい褒め言葉で、子供を励ましていくことです。
- ● 2025年9月保護者懇談会資料 (2628字) 森川林 nane 2025年09月22日 11時49分
18158 ( 森の掲示板)
●家庭学習の習慣を
小学生のうちから家庭学習の習慣をつけておくと、中学生や高校生になってからも、自分で計画を立てて勉強できるようになります。
家庭学習の習慣がついていないと、宿題があるときに勉強するとか、塾に行って勉強するとかいう他人任せの勉強スタイルになります。
小学生時代に、他人任せの学習生活を送っていると、中学生高校生になっても自分で計画を立てて勉強することができなくなります。
家庭学習は、中身よりも形が大事です。
何をやるかが決まっていて、それを毎日時間を決めてやるようにしていくことが大事です。
第一は読書、第二は算数で、読書はあらゆる勉強の基礎になります。
算数は、少なくとも苦手にならないようにすることが大事です。
低学年の生徒は、暗唱も家庭学習としてできるといいです。
暗唱ができるかどうかは、家庭学習ができているかどうかのひとつの目安になります。
●授業には遅刻しないように入る
ほとんどの生徒は、授業の少し前にクラスに入っていますが、中に、毎週のように少しだけ遅れてくる生徒がいます。
日本の社会では、遅刻しないことは、社会的な信用の最も重要な条件になります。
遅刻せずに毎週時刻どおりにクラスに入る生徒は、家庭学習の習慣ができています。
遅刻しないことは、勉強することよりも大事だということを家庭で教えていくといいと思います。
ホンダの元副社長の藤沢武夫さんは、社員が集まる会合に参加するとき、たまたま交通機関の事故か何かで会場への到着が遅れそうになったそうです。
そのとき、藤沢さんは、もうすでにいい年になっているはずなのに全力で走って会場に向かったそうです。
こういうところに、その人の人柄が表れると思います。
●デジタル機器による学習で学力が低下という記事
言葉の森は、作文の課題フォルダも、教科学習の問題集も、アナログにしています。
デジタルは、知識や情報を検索するときには便利ですが、人間が頭に入れる学習の手段はアナログであることが必要です。
人間がものごとを理解し、その理解を自分のものにするときは、その媒体の手触りも一緒に頭に入るからです。
大事なものはデジタルではなくアナログで考えておいてください。
●読書は、借りて読むのが便利だが、いい本は買っておくこと
図書館で本を借りて読んでみて、いい本だと思ったら、同じ本を買っておくことです。
そうすれば、日をおいて繰り返し読む機会ができるからです。
これも、デジタルとアナログの関係と同じように、いい本はアナログとして置いておくことが大事だからです。
いい本は、子供にとって宝物のようなものになります。
●探究学習で基礎学力が低下する面
フィンランドの自由な教育は、一時話題になりました。
当時、フィンランドはヨーロッパで最も学力の高い国でした。
しかし、宿題やテストをやめて、自由な学習を進めたところ、みるみるうちに学力が低下しました。
東京でも、宿題やテストをやめた学校が、最初は新しい教育として評価されましたが、すぐに学力が低下し学校も荒れるようになったそうです。
探究学習は、面白い勉強ですが、探究学習が中心になりすぎると、やはり肝心の学力が低下します。
それは、なぜかというと、苦しい勉強というものがそれなりに人間の向上心を育むからです。
ただ、今は受験勉強で不必要に苦しい勉強をしている面もあるので、両者のバランスを取ることが大切です。
●算数数学の勉強は、理詰めに考える力を育てる
算数数学の勉強をすると、「物事は理詰めに考えれば必ず答えが出る」ということを実感として感じるようになります。
ところが、日常生活ではそのように理詰めに考える場面はなかなかありません。
そのため、ともすれば、理屈ではなく直感や根性や運で考えてしまう面が出てきます。
不必要に難しい算数数学をする必要はありませんが、算数数学の勉強にはある程度の時間を取って取り組むことが大切です。
●英語の基礎は日本語
英語の勉強は、現在ではまだ重要です。
大学入試の総合選抜なども、小論文と面接だけでは確実な学力がわからないので、英語の点数を参考にすることが多いです。
英語の点数は、その生徒が真面目に勉強していたかどうかがわかるいちばんの目安になるからです。
しかし、今はイヤホンとマイクとスピーカーをセットにした携帯型の、ChatGPTのAIを利用した外国語コミュニティ端末が次々と出されています。
英語の勉強の基本は、日本語力だと考え、英語の勉強のためにも、日本語の難しい本の読書に力を入れていくことが大事です。
●小学5、6年生の作文の勉強は、親子の対話が進む貴重な機会
作文の課題は、小学5年生から、入試問題と同じような抽象的な課題の感想文になります。
この感想文の勉強を、家庭での親子の対話の機会として生かしていってください。
そのためには、お父さんやお母さんが、事前に課題フォルダの課題の文章を見ておくといいです。
そして、できれば土日の家族の団欒(だんらん)の時間などに、課題についての対話をする時間を取るといいと思います。
子供は、中学生になると、なかなか親子で話さなくなります。
小学5、6年生の貴重な時期を十分に生かしていってください。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラスは、未来のスタイルの勉強
これまでの勉強の仕方は、国語は国語の教室で、算数数学は算数数学の教室で、英語は英語の教室でというかたちが普通でした。
しかし、週に何日もどこかに通って勉強するというのは、能率のよいやり方ではありません。
家庭学習の習慣があれば、週に1回まとめて学習チェックをし、質問の時間が取れればそれで十分です。
特に、AIが利用できる時代には、勉強のほとんどは家庭でのAI学習でカバーできます。
そうすれば、毎日余裕のある生活が送れます。
こういう勉強スタイルが広がることを考え、今後、デジタル評価とAI評価を組み合わせた教育を行っていく予定です。
●森リンのAI講評が直りました、オシロンのテキスト化も直りました
8月中旬から森リンのAI講評が止まっていましたが、先日(9/18に)直りました。
オシロンも同じくテキスト化が止まっていましたが、昨日(9/21に)直りました。
今後、森リンを活用した日本語作文検定を広げていく予定です。
また、今後、AIを利用した推薦図書検定を開発する予定です。
- ● 2025年8月保護者懇談会資料 (2307字) 森川林 nane 2025年08月22日 07時18分
17430 ( 森の掲示板)
■1.夏期講習と夏期振替
8月は夏期休業の期間があったため、午前中に夏期振替の時間を設定しました。
また、(振替はできない)夏期講習の時間も設けました。
今回の取り組みは小規模でしたが、希望があれば来年からはもっと本格的に取り組む予定です。
■2.2泊3日のサマーキャンプ
8月のお盆の時期に2泊3日のサマーキャンプを行いました。
あとで生徒限定の動画をアップします。
参加者は、のべ約40名でしたあ。
日程と集合場所の関係で、高学年・中学生の生徒の参加と、保護者同伴の参加が多かったです。
那須の合宿所の近くにある那珂川は、安全な川遊びができるところで、浮き輪で川下りをするなど楽しく遊びました。
勉強は、作文感想文はみんなしっかり書きました。
勉強は、あまり進まなかったと思います。
暗唱は、最初のところはみんなできました。コツが分かったのでこれから家庭で続けていくといいと思います。
6年ぶりの合宿再開だったので、炊飯ができなかったりパソコンが使えなかったりといろいろトラブルがありました。
しかし、現地で運転をしてくれる人や掃除をしてくれる人がいたので、次回からはもっと本格的にできると思います。
オンラインクラスでも、生徒どうしの交流はありますが、実際にリアルで交流するとより親しくなる機会ができると思います。
■3.10月から作文検定を本格募集
主に、外部生中心に、作文検定を10月から募集します。
言葉の森の生徒も受検できます。
当初、言葉の森の生徒の作文指導と同じように小6以上は1200字2時間と指定していましたが、初めての受検者にとっては基準が高いと思われたので、600字1時間としました。
■4.推薦図書検定を計画中
小学生はよく本を読んでいますが、中学生・高校生は、読む本が軽い物語文の本が多い傾向があったので、推薦図書を決め、その図書の選択問題・要約・感想文を書くかたちの推薦図書検定を行う予定です。
すでに、AIを利用した検定システムは特許申請しています。
推薦図書の一覧についても原案はできていますが、今後多くの方の要望を取り入れていく予定です。
■5.勉強のデータの可視化
勉強のデータは可視化・グラフ化する必要があります。
以前、「森からゆうびん」で、作文や読解検定や自習の表やグラフを作成し送っていましたが、サーバー移転によりプログラムのあちこちが使えなくなっていたため、しばらくデータの可視化ができていませんでした。
今後、作り直す予定ですので、しばらくお待ちください。
■6.小学校低学年は、字の多いしっかりした本を読む
小学校低学年の生徒の読んでいる本を見ていると、以外に絵本のようなものが多いです。
絵本は、中身はいいのですが、文章を読む量が少なくなります。
「講談社青い鳥文庫」などは、全部の漢字にふりがながついています。
子供は、ひらがなで文字さえ読めれば、普通の本でもどんどん読みます。
低学年の生徒は、できるだけ本格的な本を読むようにしてください。
■6.2.小3までは日本語中心に
小学3年生までに大事なのは日本語です。
小3までに、日本語が母語として形成されるからです。
「日本人の脳: 脳の働きと東西の文化」角田忠信著
幼児期から英語の勉強をするのは、遊び程度にやるのはいいのですが、本格的に英語の勉強をすると、日本語も英語もどちらも中途半端になる可能性があります。
英語を勉強するのは、日本語が確立した小学4年生以降がいいと思います。
■7.小学校中学年は、親のコントロールを少なくし自主性を生かす
小学校低学年のころから親がしっかり面倒を見てきた子は、読書力も学力も発表力もあります。
しかし、子供が親の言うことを素直に聞くのは小学2年生のころまでです。
小学4年生になると、子供は自立して自分の考えで行動するようになります。
こういう年齢の変化を考えて、親は子供が小学3年生になるころから、コントロールを少なくし子供の自主性を生かすようにしていくといいです。
■8.小学校高学年は、親子の対話が充実する時期
小学校高学年からの作文は、中学入試問題レベルの説明文の感想文が中心になります。
作文を書く前の準備として、親が子供に似た例を話してあげると、子供の語彙力・思考力が伸びます。
子供は中学生になると、親子の対話をしなくなりますから、小学5・6年生の間に、たっぷり対話をしてください。
■9.中学生は、勉強の中身を親が知っておく必要がある
中学生になると、勉強面は本人にまかせてしまいがちです。
しかし、親が子供の勉強の中身を理解しておく必要があります。
定期テストなどのあとは、ただ点数を見るだけでなく、一緒に問題を解いてみると、子供がどういう勉強をしているかわかります。
これは、中学1年生のころからやることが必要です。
■10.高校生は勉強だけでなく人生の話を
高校生になると、大学入試の話が中心になります。
しかし、これからは世の中が大きく変わります。
どこの大学に入れるかということだけでなく、どういう人生がいい人生か、これからの社会はどうなるかというようなことを反す機会を作るといいと思います。
■11.YouTubeからAIになる可能性がある
今は、YouTubeへの依存症が問題になっていると思います。
今後は、AIへの依存症が生まれることが考えられます。
AIは、聞きたいことの答えを的確に教えてくれます。
しかし、大事なことは答えを聞くことではなく、自分なりの創造をすることです。
子供には、いつも創造を考えて勉強するように伝えていくといいと思います。
- ● 2025年6月保護者懇談会資料 (2209字) 森川林 nane 2025年06月23日 11時34分
17355 ( 森の掲示板)
●サマーキャンプ、8/14満員、8/15ほぼ満員。
今回のサマーキャンプは、お盆近くという不便な日程にもかかわらず、多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。
今回、日程を絞ったのは、久しぶりのサマーキャンプなので、プログラムの手直しが多いと思われたためです。しかし、プログラムは特に問題なく手続きが進められました。
また、車で移動する際の運転手は、新たに現地の方2名がやってくれることになったので、来年からは、もっと幅広く日程を設定できると思います。
言葉の森のキャンプは、午前中は読書や感想文や勉強ですが、午後からは安全な川遊び、夕方は自由な部屋遊びとしているので、のびのびと過ごせると思います。
●推薦図書検定の特許申請スタート
推薦図書検定のプログラムを特許申請しました。
AIを使った独自のアルゴリズムで、読書評価をできるようにしています。
申請が完了していないので、まだ詳細は明らかにできませんが、いずれ具体的な図書検定のお知らせをします。
●作文検定スタート。日程は、7/26(土)又は7/27(日)朝8:00~10:00。その後毎月実施。
新たに開発したAI森リンをもとに、作文検定を始めます。
作文検定は、ずっと昔にもやっていましたが、当時はまだテキスト入力できる人が少なく、手書きの作文を、検定委員がテキスト化するような仕組みで行っていました。
現在は、テキスト入力をできる人も多くなり、また、手書き作文では、OCRの押し論を使って対応することができるようになりました。
この作文検定は、一般に公開します。
受検料は、個人受検2,800円、団体受検2,200円です。
言葉の森の生徒、元生徒、ご家族は団体受検扱いになります。
申し込みフォームはこれから作成しますので、しばらくお待ちください。
●暗唱検定もAIで自動化する予定。
小学校低学年からの暗唱練習は、大きな効果があります。
しかし、検定委員の対応が難しい面があったので、あまり広げることができませんでした。
今後は、この暗唱検定もAI化をする予定です。
これで、作文検定、図書検定、暗唱検定のすべてがAI化できるようになります。
●「遅刻しない」「欠席は連絡する」などの基本的なルールを子供のうちから
言葉の森の生徒のほとんどは、クラスの開始時刻に間に合うように会場に入ります。
また、欠席の場合は、事前に連絡を入れてくれます。
しかし、ごく一部に、いつも少し遅れて入る子や、連絡をせずに欠席をする子がいます。
将来、子供たちが社会生活を送るときに、日本の社会では、遅刻や無断欠席は絶対にしてはいけないことだと教えておく必要があります。
これは、勉強よりも大事なことです。
●小2までの素直に言うことを聞く時期に、勉強ではなく生活習慣を作る。小3からは、親の決めたルールに従わせるよりも、少しずつ本人の自主性を尊重する
小2までの子は、親や先生の言うことに素直に従います。
この時期を活かすためには、勉強をさせるよりも、毎日の生活習慣をつくることです。
その習慣とは、人に会ったら挨拶をする(朝起きて家族に言う挨拶も同じ)、身の回りを整頓し掃除をする(たとえ汚れていなくても)、毎日読書をする(読み聞かせでも可)、一定の勉強をする(ただしできるだけ短時間に)、などです。
しかし、小3からは、子供が自主性を発達させてきます。
その時期になっても、親のコントロールのとおりに動くようにしていると、親は気分がいいかもしれませんが(笑)、いずれ子供に反動が来ます。
小3からは少しずつ本人の自主性を活かすような工夫をしてください。
●読書のレベルを引き上げることが必要
読書は、本を読んでいればよいというのではなく、その本の中身が重要です。
ただし、読書好きな子は、漫画やくだらない本も好きです。
どちらも読んでいるというのが、正常な読書習慣です。
小学校低中学年の子は、絵本や漫画ではなく字の多い本を読む必要があります。
子供が自分から進んで読めない場合は、親が読み聞かせをすることです。
小学校高学年の子には、面白そうな本がいろいろあります。
しかし、親が中身を見てアドバイスをすることが必要です。
「会話だけで話が進んでいる本」「短編が集まっているだけの本」「すぐに殺人事件で始まるような本」「軽い物語の本」は、単なる娯楽の本です。
人間に娯楽は必要ですが、それは読書には値しないということを教えておく必要があります。
●勉強よりも将来のビジョンを
言葉の森の生徒には、勉強のよくできる子が多いです。
勉強がよくできると、子供もそれでいいと思い、親もそれでいいと思いがちです。
しかし、勉強だけで人生を考えていると、成績をよくして、いい大学に入り、いい会社に入り、そこで出世して……」というゴールしか思いつきません。
ところが、多くの子が、いい会社に入ったあと、又は、いい仕事についたあと、しばらくして「その仕事をやめたい」と思うのです。
既存のレールに乗るのではなく、自分らしい人生を送るためにはどうしたらいいかということを考えておく必要があります。
しかし、このことを実際に考えられるようになるのは中学3年生ぐらいからです。
それまでは、その前に、普段の親子の対話の中で、いい人生とはどういうものかを話し合っておく必要があると思います。
- ● 2025年5月保護者懇談会資料 (2527字) 森川林 nane 2025年05月22日 10時18分
17336 ( 森の掲示板)
●夏季休業の予定(8/11月~8/17日は休み宿題、7~9月に振替参加できます) 8月11日(月)~8月17日(日)は休み宿題とします。
作文の人は、ウェブに8.2週と8.3週の解説動画を入れておくのでそれを見て書いてください。
振替授業で参加される場合は、7月~9月の間で行ってください。
●生徒の学習データを知らせる「森からゆうびん」を復活作成中
11月のサーバー移転の影響が長く残っていたために、「森からゆうびん」の発送が遅れていましたが、復活できる見通しがついたので、5月から毎月郵送する予定です(海外の方にはオンライン新聞で連絡します)。
●OCRのオシロンのページの現状
手書きの作文を書いている人も森リン採点が利用できるように、OCRのページ「オシロン」を開設しました。
しかし、GoogleもChatGPTもまだ日本語に十分対応しきれていないために、誤読が残る面がありました。
OCRにかけるコツは、
・画像はjpgかpngです。pdfはできません。
・できるだけ丁寧な字で書いてください。
・作文が2ページ以上になる場合は、ページの途中で文が切れないように工夫してください(OCRは1枚ずつ読むので、文が途中だとうまく読めないことがあります)
・縦書きよりも横書きの方が正確に読めるようです(しかし、これはいずれ改善されると思います)
・ChatGPTに直接アップロードしてテキスト化してもらうこともできます(無料版でも、枚数の制限はありますが、アップロードできます)。
※将来は、コピー機自体がAIで手書きの文章をテキスト化できるようになります(既にそういう機械はありますが、子供の手書きの作文への対応は未定です)。
●作文は、森リンの評価を目標に――字数は学年の200倍を基準に
森リンは客観的な評価が出るので、勉強の励みになります。
森リンベストに載ったり、自分の点数を上げたりすることがひとつのきっかけになうようにしていくといいです。
字数の基準は学年の200倍で。小6以上は1200字以上を目指して書いていってください。
●将来の学力は、知識の学力から、思考力、創造力、共感力の学力へ
現在の学力は、知識の習得を中心に組み立てられていますが、将来は知識だけでなく、思考力、創造力、共感力を育てることが学力の目標となります。
思考力は主に作文で、創造力は主に創造発表とプログラミングで、共感力は主に読書と生徒どうしの交流で、知識の学力は、基礎学力、総合学力、全科学力で担うようになると思います。
●サマーキャンプ計画中、8/14~8/16あたり、泊数自由、那須合宿所現地集合 コロナ禍以降、休止していたサマーキャンプを復活します。
集合、解散は那須塩原駅にする予定。5/24追加。
ただ、今回は久しぶりのサマーキャンプのため、日数を限定し、集合場所も現地集合で行う予定です。
詳細が決まりましたら、改めてご連絡します。
●夏休みの読書感想文の宿題は無意味に
読書感想文は、授業の中で読書指導や作文指導ができないことから、宿題やコンクールというかたちで行われてきました。
しかし、AIの利用によって、宿題やコンクールは無意味になりました。
そして逆に、言葉の森の作文自動採点「森リン」や、推薦図書検定(計画中)によって、読書と作文の指導を授業の中で行うことが可能になりました。
これからは、読書や作文は、本来の教育のかたちで行われるようになると思います。
●推薦図書検定を作成中
推薦図書一覧表を作成し、その推薦図書をもとにした読書感想文のシステムを現在開発中です。
これによって、読書指導が日常的にできるようになる予定です。
●小123年の勉強は、無条件に吸収できる年齢を生かして暗唱を中心に
小123年生の基礎学力クラスは、この学年のあらゆることを無条件に吸収できる特徴を生かして、暗唱を中心にした授業を行っています。
暗唱を行っている幼稚園で、卒園児の平均IQが120という結果が出ているように、この時期の暗唱学習は、将来的にも効果があります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000006547.html
(言葉の森は、数十年前から暗唱練習ができるようにしています)
https://www.mori7.com/askt/
●小456年の勉強は、学年相当よりも1年先を、また英語の暗唱力を
小456年生の総合学力クラスは、中学受験はしないか又はする必要のない、学力優秀な生徒が勉強しています。
勉強は、小学校で習う標準的な勉強を中心に、学年を先取りする方向で勉強し、小6は中学生の勉強を先取りすることを目標にしています。
また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。
●中123年の勉強は、AIオリエンテッド学習で、また英語の暗唱力を
中123年生の全科学力クラスは、先生に教わる勉強でも、自分ひとりでやる勉強でもなく、AIと相談しながら進める勉強を行っています。
勉強の内容だけでなく、勉強計画や、将来の希望などもAIと相談しながら、進めます。
AIオリエンテッドの学習は、今後の学習の基本になります。
また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。
●創造発表も、AIオリエンテッド学習を基本に
創造発表クラスは、参考書や本やネット検索で、すでにあるものを探求する学習ではなく、AIを使ってまだないものを個性的、創造的に研究発表する勉強をします。
創造発表で培った自主性、創造性は、将来の大学入試の総合選抜ばかりでなく、将来の社会での独立起業志向に結びついていきます。
●プログラミングも、AIオリエンテッドで、バイブコーディングの学習に
プログラミングクラスは、これまでのコードプログラミングを中心にした地道な学習から、AIを利用した目的中心の学習に移りつつあります。
「どう作るか」よりも「何を作りたいか」ということが中心になる勉強です。
バイブコーディング(AIコーディング)は、まだ途上ですが、これから広がっていきます。
プログラミングクラスは、作品の発表を中心に勉強の成果を出していく予定です。
- ● 2025年4月保護者懇談会資料 (2554字) 森川林 nane 2025年04月22日 13時14分
17305 ( 森の掲示板)
●作文クラス
○小1の作文
小1のころは、文字を読めても書くのはまだ慣れていません。
また、指の力が弱いので長く書くことはできません。
しかし、小1から作文の勉強を始めると、毎週作文を書く習慣ができます。
この時期に大事なことは、「直さないこと」です。
子供の作文を親や先生が見れば、直したくなるところはいくらでもあります。
しかし、そこでよりよい文章にしようと思って、直すアドバイスをすると、みんな作文が嫌いになります。
長続きするためには、間違いがあっても褒めるだけにすることです。
○小2の作文
小2になると、書くことに慣れてくるので、長く書くことに喜びを感じるようになります。
長さにいちばん関心が行く時期なので、作文の中身はあまり気にしません。
この時期は、長く書いたら、その長く書いたことを認めてあげることです。
小3になると、次第に中身に関心が行くので、長さにはこだわらなくなります。
○小3の作文
小3になると、自由な題名から課題の題名になります。
また、感想文の課題も出てきます。
本当は、感想文を書くのは小5からでいいのですが、学校で夏休みの宿題の感想文が出ることがあるので、その対策として書き方を身につけておくために感想文課題を出しています。
感想文になると、小3の生徒は、ほとんど書けなくなります。
しかし、その難しい感想文を書いたところだけを褒めてあげるようにしてください。
○小5の作文
小4までは、事実中心の生活作文でした。
小5からは、中学入試問題に出てくるレベルの文章で感想文を書く課題が出てきます。
小5の時期は、考える力がついてくるので、文章の要約をしたり、文章を構成的に考えたりすることができるようになります。
算数の勉強も、小5から抽象的な問題が出てきます。
作文の勉強は、小5から急に難しくなるので、課題フォルダの長文を読んでよく準備しておくことが必要になります。
○中1の作文
小6までは、題材が中心になる事実文、説明文でした。
中学生になると、主題が中心になる意見文になります。
構成の仕方が変わるので、どの生徒もうまく書けなくなります。
森リンベストなどを参考に書き方を工夫していくといいです。
○手書きの作文も、ChatGPTでテキスト化できる
ウェブの記事です。
「ChatGPTで、手書きの作文も、テキスト化した作文になる」
https://www.mori7.com/as/5332.html
将来、OCRの性能がよくなると、手書きの作文をテキスト化してアップロードするということが普通になると思います。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラス
現在の教育は、受験を中心に作られているので、知識の詰め込みという面があります。
しかし、基本的な知識の教育は大事です。
数学の因数分解などは、実社会で使う場面はまずありません。
二次方程式の解は、解の公式で、出すことができるからです。
しかし、因数分解のいろいろな工夫をして解くのは、実は人間にとって面白いことなのです。
それが、人間が本来持っている知的な向上心です。
跳び箱を飛ぶとか、逆上がりをするとか、二重跳びをするとかいうのも、すべて大人になってから使うことはまずありません。
しかし、そういうことができるようになるのは、人間の向上心にとって嬉しいことなのです。
だから、勉強で重要なことは、思考力、創造力、共感力を育てることとともに、学力を育てることです。
しかし、今は、受験のための学力を育てることだけが突出して重視され、それ以外の作文とか読書とか自由な研究や友達との交流などは後回しになる傾向があります。
そこで、能率よく学力を育てることを目的として、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを作りました。
基礎学力クラスは、能率だけでなく、毎日n暗唱の習慣をつけるために毎週暗唱のチェックをしています。
総合学力クラスも、毎週英文暗唱のチェックをしています。
勉強の基本は家庭学習ですから、授業の中では、勉強の進捗状況のチェック、互いの読書や勉強の発表、確認テスト、わからなかったところの質問などをすればいいのです。
しかも、わからなかったところの質問は、今はChatGPTでほとんどカバーすることができます。
また、ChatGPTに相談して、勉強の計画などを作ってもらうこともできます。
勉強は、ますます、毎日教室に通ってするようなものではなく、自分ひとりで進めて、時々教室に行けばいいというものになっているのです。
毎日通わないと自己コントロールができないという場合は、自習室を利用することができます。
●創造発表クラス
現在の子供たちの勉強は、吸収することが中心になっています。
もちろん基礎学力は、吸収しなければつきません。
しかし、吸収の目的は、吸収そのものではなく、そのあとの創造と発表です。
子供たちの多くは、創造と発表の学習に慣れていないので、資料をまとめるだけの発表になってしまうことがよくあります。
高校生になると「探求」の授業が出てきますが、小中学生のうちから、創造的に勉強する姿勢を作っておくことが大事です。
この創造発表の授業についても、これからはChatGPTを使って、より個性的に取り組むことができるようになると思います。
●プログラミングクラス
プログラミング教育は、今、大きく変わりつつあります。
これまでは、コードを覚えることが勉強の中心でしたが、これからは何を作りたいかという目的を決めることが勉強の中心になります。
こういう目的先行の勉強ができるようになったのは、ChatGPTがプログラミングを作ってくれるようになったからです。
しかし、最初からすべてChatGPTに丸投げして作品を作ったとしても、その作品のほとんどがブラックボックスであっては、何も身につきません。
テキストをもとに初歩的なコードを学び、その学んだコードを応用してChatGPTに新しいプログラムを作ってもらうという流れで勉強を進めていく必要があります。
まだ、作ったプログラムは、みんなに発表できるようにHTML化してウェブにアップロードするというかたちで勉強を進めていきたいと思っています。
- ● Re: 1200字換算:●換算語彙学年表 とは何でしょうか (356字) 森川林 nane 2025年04月22日 11時51分
17304 ( 森の掲示板)
小6以上の生徒は、1200字の作文を基準として評価しています。
4月は、少なめに、「600字以上書ければよい」としていますが、本当は小6以上は、毎回1200字以上書くことが目標です。
森リンの点数は、1200字までの作文を読み込んで評価しているので、字数が1200字より少ない作文は点数が低くなります。
しかし、その場合も、「もし1200字まで書いたらどういう点数になるか」という予測の点数を入れておく方がいいと思ったので、「1200字換算」という表も併せて載せるようにしました。
> 小6,中2の生徒を担当しています。AI森リンの評価で、
>
> 1200字換算:●換算語彙学年表
>
> とは何でしょうか。ここに得点が表示される生徒も、されない生徒もいます。どう考え、扱えば(生徒に説明すれば)よいのでしょうか。
- ● 1200字換算:●換算語彙学年表 とは何でしょうか (105字) 花ちゃん suman 2025年04月20日 13時36分
17298 ( 森の掲示板)
小6,中2の生徒を担当しています。AI森リンの評価で、
1200字換算:●換算語彙学年表
とは何でしょうか。ここに得点が表示される生徒も、されない生徒もいます。どう考え、扱えば(生徒に説明すれば)よいのでしょうか。
- ● 2025年3月保護者懇談会資料 (3267字) 森川林 nane 2025年03月22日 07時22分
17279 ( 森の掲示板)
●小学校低学年の作文は、書いたあとの添削よりも、書く前の題材作りと読書が大事
小学校低学年の生徒は、親や先生の言うことをよく聞きます。
この時期に、子供の書いたものを直すことに力を入れると、一時的に文章がよくなるように見えますが、長い目で見ると、作文を書くことに次第に負担に感じるようになります。
低学年の作文で大事なことは、書いたあとに直すことではなく、作文の題材作りをしてあげることと、毎日の読書に力を入れることです。
●中学生高校生の今後の国語力の分野は、読解力や記述力よりも作文力になる
学力を評価する最も重要な指標は作文力です。
しかし、これまでは作文を評価し指導する方法がなかったので、小学校高学年から学校での作文指導はほとんどなくなりました。
作文力の代わりとして使われているものが読解力や記述力のテストです。
しかし、読む力のある生徒は読解問題はほとんど満点になるので、例えば東大の国語の試験では読解問題はひとつもありません。
一方、記述力のテストも、書く力のある生徒ではほとんど差がつきません。
しかも、100字や200字程度の記述テストでは、ほとんど何の評価にもなりません。
これから、言葉の森で作成した作文検定や、今後作成する予定の読書検定が広がると、国語力や学力の基準は、作文力と読書力になってきます。
そういう将来の見通しを持って、作文と読書に力を入れていきましょう。
●読書力があると、勉強時間が短くても成績が上がるという川島教授調査データ
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川島 いまは仙台市の教育委員会と学術協定を結んでいて、市内の公立小中学校に通う7万人強の子供たちの学力データを10年近くにわたって追跡調査していましてね。そこからも読書習慣を持っている子の学力が明らかに高いというデータを得ているんです。
脳の測定をさせてもらうと、読書習慣を持っている子は脳の発達がとてもいい。大脳の言語半球の神経線維しんけいせんいという電線の連絡する部分、ここの発達がすごくよくなっていることが分かりました。
土屋 読書の効果が脳にもはっきりと現れているわけですね。
川島 そうなんです。実際にどれだけ学力に差があるかと言いますと、読書を全まったくしない子が平均点を超えるには、家で毎日2時間勉強して、かつ睡眠を6時間から8時間キチッととらなければなりません。ところが読書を毎日する子たちは、家での勉強時間が1時間もあれば十分で、あとはちゃんと睡眠さえとっていれば平均点を軽く超えるんです。さらに、毎日1時間以上読書する子たちは、宿題さえちゃんとしていれば、あとは適切な睡眠時間が確保されると楽々平均点を超える。それくらい、激烈な学力の差が生まれることが分かったんです。
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https://magazine.chichi.co.jp/articles/5698366208/
●ChatGPTなどのAI機能の活用で、勉強の仕方が大きく変わる
勉強で大事なことは、いい教材(参考書や問題集)を使うこと、正しい勉強法を理解すること、わからないときに質問できる場があることです。
教材については、優れたものが既に多数出ています。
勉強法についても、参考になる本が数多くあります。
質問できる場については、これまでは学校や塾の先生が必要でした。
しかし、今後はChatGPTが先生の代わりに質問に答えてくれるようになります。
ChatGPTは、質問をいくら重ねてもわかりやすく教えてくれます。
算数数学の問題でも、問題の画像を読み込ませて質問すれば教えてくれます。
13歳になるとGmailでメールアドレスが取得できるので、ChatGPTのアカウントが作成できます。
中学生以上の生徒は、ChatGPTを利用して勉強をしていきましょう。
これからの勉強は、教材と勉強法とChatGPTを生かした家庭学習が基本になります。
しかし、ひとりで勉強していると、ほかの人とのコミュニケーションの機会がなくなるので、オンラインクラスへの参加を生かします。
オンラインクラスは、そこで勉強をしたり質問をしたりする場であるよりも、自分の勉強成果を発表し、他の生徒と交流する場になります。
将来の勉強は、このようなスタイルになっていくと思います。
●小123年の基礎学力クラスの勉強は、国語・算数の勉強習慣と、毎週の暗唱と、4週目の創造発表
小123年生で大事な勉強は、読書と、暗唱と、みんなの前で発表する機会を持つことです。
勉強的なことは、学校で普通にやっていれば十分です。
●小456年の総合学力クラスでは、国語・算数の基本的な勉強習慣と、毎週英文暗唱と、4週目の創造発表
小456年生で大事な勉強は、勉強習慣を作ること、英文暗唱ができるようになること、創造発表の場を持つことです。
中学受験する人が多いと思いますが、小6の年齢での受験では、保護者の対応が大事になります。
勉強の時間は長くなりますが、読書の時間は短くても毎日確保しておくことが必要です。
受験のあと、小6のころの年齢では、合格すると人生を甘く見るようになり、不合格になると劣等感を持つようになりがちです。
保護者は、長い人生経験を生かして、受験後の対応をよく準備しておくことが必要です。
●中学生の全科学力クラスでは、国語・数学・英語の勉強と、4週目の理科社会プログラミングの創造発表。中学生はChatGPTのアカウント取得が必要
中学生対象の全科学力クラスは、国語・数学・英語、創造発表(理科社会プログラミング)を、それぞれの生徒が自分のペースでやっていきます。
勉強の基本は家庭学習で、先生は勉強のチェックをしますが、何かを教えるようなことはしません。
教わりたいことや質問したいことは、問題集とChatGPTの活用でカバーします。
授業の場では、学習チェックと学習結果の発表が中心になります。
全科学力クラスは、高校生も参加できますが、高校生は勉強の自覚ができているので、家庭で自分の力でやっていくのでいいと思います。
●英語クラスは、クラスによって高校生も指導
英語クラスのさとこ先生は、英語指導のベテランです。
高校生のハイレベルの指導も十分にできるので、希望される方は体験学習を受けてください。
●高校生は、塾や予備校に頼るのではなく、勉強法の本を参考に、ChatGPTを利用して独学をするのが基本
今は、子供のころから塾で勉強することが多いので、高校生でも、塾や予備校で人に教えてもらう勉強を続ける人が多いと思います。
しかし、勉強の基本は独学です。
できるだけ、自分で工夫して勉強するようにすると、その経験は社会に出てからも生きてきます。
特に、これからはChatGPTを使えば、独学はより容易になります。
塾の宿題や塾のテストに追われずに、自分のペースで勉強を進めていきましょう。
●勉強の目的は、大学入試に合格することではなく、社会に出て第一人者として活躍できる人間になること
昔は、大学入試がゴールで、いい大学に合格したらそれで勉強は終了という時期がありました。
しかし、今は、大学入試はゴールではありません。
就職試験では、出身大学が基準になることが多いですが、学歴が問題になるのはそこまでです。
現在は、東大の入学式で学長がベンチャービジネスの話をする時代です。
起業、創業は、資金的にも技術的にも、昔よりはるかに容易になっています。
だから、大事なことは、勉強で基礎学力をつけるとともに、自分の好きなことに没頭する時間を作ることです。
また、15歳ぐらいになると、人生の自覚ができますから、この時期に、いろいろな伝記を読むとあとでそれが生きてきます。
古典的な伝記として、シュリーマン、フランクリン、福沢諭吉、勝海舟などがありますが、最近の伝記としても、松下幸之助や本田宗一郎や糸川英夫などの本があります。
中学生、高校生は、勉強以外に読書の時間を確保していくようにしましょう。
- ● 2025年2月保護者懇談会資料 (1712字) 森川林 nane 2025年02月22日 06時50分
17238 ( 森の掲示板)
https://youtu.be/A41nJ8Iopxo
●作文学習の意義
勉強は成績がよくなるだけだが、作文と読書は頭がよくなる。
頭がよくなれば、学年が上がるにつれて成績も上がる。
逆に言うと、成績だけ上げていると、学年が上がるにつれて成績は下がる。
●小学校低学年のうちは、コントロールしすぎない
親のペースで子育てをしていると、勉強のよくできる子になるが、やりすぎると、小4のころから反発するようになり、かえってうまく行かなくなることがある。
低学年のころは、直したり指示したりすることは少なくして、褒めることと自主性を活かすことを中心に、。
●小学校中学年は、家庭学習の習慣をつけ、毎日決まったことをやれるようにする。
そのためには、勉強の量は少なく、決まりきったことができるようにする。
勉強以外のお手伝いの習慣も同じ。
そういう習慣がつくと、夏休みの宿題なども計画的にやるようになる。
●中学生高校生は、読書が重要。
特に、小説ではなく説明文意見文の読書を中心に。
難しい本の読書をしていると、読書とは関係ないように見える数学や他の教科の成績も上がる。
その理由は、読書によって考える力がつくので、数学の解法なども考えて理解できるようになるから。(読む力がないと、解法を読む気がしなくなることもある)
●勉強の目標を、大学入試に置くのではなく、その先の独立起業に
昔は、いい大学に入ることが勉強のゴールだったが、これからはそうではなくなる。
本当のゴールは、社会に出て第一人者になることで、わかりやすく言えば独立して起業すること。
●ベーシックインカムの時代は、遠い先の話ではないから、メシの食える大人になることよりも、楽しい人生を送る大人になることが目指す目標になる。
楽しい人生の条件は、常に向上心を持ち、創造的に生き、社会に貢献すること。
●学力の基礎は日本語。
日本語の力をつけるには、読書と対話と作文と暗唱。
読書には読み聞かせも含む。
日本語の力がつくと、精神が安定し、人の言うこともすぐに理解するようになる。
学校でなにかのお知らせのプリントが配られるようなときに、すぐに読み出すような子は読む力がある。
逆に日本語の力がないと、落ち着かない、言うことを聞かない、怒りっぽくなるなどの問題が出てくることがお多い。
●今後の学力はAIで大きく変わる。
わからないことは先生に聞くよりもAIに聞くようになる。
勉強を発展させたいときも、AIと相談するようになる。
勉強は、家庭学習+AIが基本になる。
●AI時代のオンラインクラスの意義
基礎学力クラスは、低学年からの勉強仲間作り。
総合学力クラスは、能率のよい国語算数英語創造発表の学習。
全科学力クラスは、同じく能率のよい国語数学英語理社の学習。
プログラミングクラスは、これまでのコード学習から、これからはAIを使った作品づくりへ。
創造発表クラスは、理科・社会・プログラミングの勉強をAIで発展させて発表する学習に。
●AI時代の作文
作文の本質は考えることで、書くことはその結果。(書きながら考える面はあるが)
構想メモを手書きで書くことが作文の中心になる。(考える作業は手書きと相性がいいので)
将来は、人間が、構成と実例と意見と名言を考え、それを書くのがAIという役割分担になる。
●AI時代の英語
英語教育は、伝達のための英語から、文化を身につけるための英語になる。
英語以外の外国語も、文化のための外国語を学ぶ学習になる。
文化のための外国語の学習には、外国語の文章の暗唱が重要になる。
●AI時代の入試
知識のテストは基本的なことがわかっていればいいということになる。
具体的には、オール4の成績か、共通テストで7~8割の成績。
あとは、自分の得意分野があり、それに熱中した実績など。
ただし、得意分野は、スポーツ的音楽的なものよりも学問的なもので。
将来は、作文小論文が入試の中心になる。
現在、作文が入試の中心になっていないのは、評価に手間がかかるから。
作文検定試験が広がれば、作文力が学力と見なされ、読解や記述の試験も作文に統合されるようになる。
- ● 2025年1月保護者懇談会資料 (1329字) 森川林 nane 2025年01月22日 14時11分
17205 ( 森の掲示板)
●新年度の教材は、もう発行されています。
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
新中学生は、国語・数学・英語とも、基本は標準新演習でやっていきます。
しかし、標準的な題が多いので、学校で学ぶよりも先取りして、1学年先まで進むことを目標にしてください。(例題をよく読めばできます)
また、標準問題が全部に終わった人は、発展新演習に移って勉強をしていってください。
小学456年生も、基本は標準新演習にします。
中学受験新演習の問題集は、難しいわりに、中学生以降の勉強に役立ちません。
小学456年生も、学年を先取りして勉強を進め、小6生は中学の問題集に進むようにしてください。
中学3年生で受験が済んだ生徒対象に、高校の数学の勉強の先取り学習をする予定です。
あとで、高校生用の問題集も注文できるようにしておきます。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラスの勉強
勉強は家庭学習が基本で、週に何度も塾に通う必要はないと思っています。
しかし、週に1回は、勉強の進捗状況をチェックしてもらう必要があるので、国語・算数数学・英語・暗唱・発表・理科社会などをまとめて行うクラスを作りました。
基礎学力クラスは小123年生対象、総合学力クラスは小456年生対象、全科学力クラスは中2123年生対象です。
(中学生の理社の教材はこれからアップロードします)
●自習記録を活用するようにします
家庭での勉強が進まない生徒もいるようなので、自習記録を義務化します。
自習室には入らなくてもかまいませんが、何時から何時まで何の勉強をすると毎日記録してもらうようにします。
自習の内容は、何でもいいです。国語の問題集読書、算数数学の問題集、英語の問題集、暗唱の練習、英語の暗唱の練習、読書など、毎日コンスタントにできるものを選び取り組んでください。
自習記録は、毎月送る「森からゆうびん」で保護者に郵送します。
(「森からゆうびん」のサーバーエラーなどで発行が遅れていましたが、これから発行します)
●基礎学力クラス、総合学力クラスでは、毎週、暗唱のチェックをする方向で。
暗唱は、日本語力についても、英語力についても、とても力のつく勉強ですが、毎日やらないと習慣になりません。
そこで、基礎学力クラスでは日本語の暗唱を、総合学力クラスでは英語の暗唱を、毎週チェックする方向で考えています。
毎日10分の暗唱の練習を家庭学習の中で確保するようにしておいてください。
●読書が勉強の基本
勉強すれば、成績はよくなります。
しかし、今の学校の勉強をいくらしても、頭がよくなるのは限られています。
それは、今の勉強の多くが知識の詰め込み、又は解法の詰め込みだからです。
勉強の中心は、思考力と創造力を育てることです。
思考力を育てる要は、難しい本を読む力をつけることです。
ただし、小学生のうちから難しい本を読ませようとしすぎるとかえって読書量が少なくなります。
子供の実力を見ながら、できるだけ易しい本から難しい本へ、物語文の本から説明文意見文の本へ進むようにしていってください。
小中学生のころの読書力の差は、高校生や大学生になってから出てきます。
- ● 2024年12月保護者懇談会資料 (1098字) 森川林 nane 2024年12月22日 09時50分
17150 ( 森の掲示板)
●新年度の教材
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
新しい学年の教材を注文できますが、中学生の標準新演習国数英、発展新演習国数英は改訂版が2月に発行されることになりました。
中学生で教材を希望される方は、2月までお待ちください。
、高校生のプログレス現代文の大学受験版は、解答解説がウェブで見るようになっているため使いにくいので、高3のみスタンダード現代文に変更します。
標準新演習は、小6や中3になるとかなり難しい問題も出てきますが、それまでは標準的な易しい問題が多いです。
小学生は、最初は標準新演習に取り組み、実力のある生徒は、学年よりも先取りして勉強を進め、1学年先の勉強までやっておくといいと思います。したがって、小6生は中1の勉強を早めに取り組むということです。
中学生は、最初は標準新演習に取り組み、実力のある生徒は、学校の授業よりも先取りして早めに終わらせ、発展新演習に取り組むといいと思います。
●冬休みの予定
1月1日(水)~1月7日(火)は、休み宿題となります。
作文講座を受講されている方は、下記のリンクを参考に自分で作文を書くか、又は、1月8日~2月28日までの間に振替授業に参加してください。
▽作文の学年別課題の解説
https://www.mori7.com/as/5239.html
●受験作文コースの生徒の直前アドバイス
受験作文コースの生徒を対象に、直前アドバイスを行います。
▽受験作文コースの冬休み1月アドバイス
https://www.mori7.com/as/5240.html
●新年遊び企画
主に小学生の生徒を対象に遊び企画を行います。
▽新年遊び企画
https://www.mori7.com/as/5241.html
●AI森リンの点数を調整します
学年別に、字数の制限を決め、学年別の平均値、標準偏差を出し、偏差値+30点で点数を表示します。
動詞の多様性を文化語彙として新たに評価に入れます。
ですから、評価の分野は、字数のほかに
思考語彙……考える言葉
知識語彙……難しい知識や言葉
表現語彙……すべての語彙の多様な表現
文化語彙……動詞の多様性
となります。
●推薦読書検定の企画
思考力を育てる最も重要な勉強は、読書です。
説明文の本や難しい本を読んでいる生徒が少ないので、小1から高3までを対象にした推薦読書検定を作ります。
検定試験では、本の内容を読み取り、自分なりの独自の似た例や感想が書けるかどうかを数値で表示します。
推薦読書検定用の本のリストを作成しますので、ご協力ください。
(掲示板を作る予定です)
- ● 2024年11月保護者懇談会資料 (1428字) 森川林 nane 2024年11月22日 06時08分
17015 ( 森の掲示板)
●サーバー移転に伴うトラブル
本当に、いろいろご迷惑をおかけしました。
OSの変更とプログラムバージョンの変更で、30年前からのすべてのファイルを修正しなければならなくなったのが原因です
大きなところは大体修正しましたが、まだ修正するところは残っています。
当面、メールの文字化け対策をする予定です。
ただし、サーバー移転により、ChatGPTのAIと連携できるようになり、Pythonも本格的に使えるようになりました。
●AI森リンで学年ごとの講評がでるようにします
AI森リンは、現在特許申請中です。
今後、語彙力の評価と指導項目の評価を取り入れたAI講評が出るようにする予定です。
小学4年生以上の人は、ローマ字入力ができるので、少なくとも4週の清書のときはパソコンで作文を書いて送ってみるといいと思います。
手書きの練習は、学校でたっぷりやっているので、週1回の作文のパソコン入力は何も問題ありません。
漢字の練習は、作文の勉強の中でやるのではなく、漢字の練習として独自に取り組むものです。
ただし、入試に作文のある人は、3ヶ月前から、手書きに戻しておくといいです。
それは、うっかり間違えて覚えている漢字のミスが見つかることがあるからです。
●家庭学習は、自習室を活用する仕組みを考案中
勉強は、家庭学習として行うのが最も能率がよいものですが、両親が仕事をしているために家庭学習が日常化できない家庭が増えています。
そこで、読書、作文、国数英の教科の学習、暗唱の練習などで、保護者の方と相談しながら生徒ごとの自習室利用のメニューを作ることを考えています。
自習室のメニューは、国数英の確認テストの点数なども基準にします。
なお、国数英の確認テストは、今後、該当する問題集を購入すれば、教科のクラスを受講していない方も毎月できるようにしていきます。
その際、採点は解答を見て翌日の自己採点というかたちにするので、保護者の方が採点を行えば、子供さんの勉強の現状が把握しやすくなると思います。
●創造性を活かす教育は、発表の機会を利用して行います
言葉の森の勉強の特徴は、生徒の思考力と創造力と共感力を活かす仕組みを考えていることです。
そのために、授業の中で、読書紹介や一人一言や発表の時間をできるだけ設けるようにしています。
国数英は評価の基準があるので、発表にも力を入れていくようにします。
一方、作文や創造発表やプログラミングは、評価の基準がないので、今後、発表広場(仮称)を作り、生徒の発表を一覧できるページを作る予定です。
そこで、生徒保護者講師が1人何票かで投票できる仕組みを作り、発表大賞のようなものを創設します。
その際、得票できない人がいないように、ほかの人の作品に1票を投票すれば、その分自分にも1票+αが入るようにします。
●言葉の森を一生続く勉強の機会に
昔の言葉の森は、個別指導が中心でしたから、先生と生徒の関係だけが長く続き、生徒どうしの関係というのはありませんでした。
現在は、オンライン少人数クラスというかたちで、生徒どうしの関係が作れるようになっています。
生徒によっては、小学校低学年から言葉の森で勉強を始め、高校生まで勉強を続ける人もいます。
すると、毎週の授業の中で、親しい友達関係になる場合も出てきます。
将来は、言葉の森を卒業したあとも、同窓会で、その後の勉強や仕事の交流ができるようにしていきたいと思っています。
- ● Re: 入会手続きについて (174字) 言葉の森事務局 jun 2024年11月15日 15時13分
16966 ( 森の掲示板)
お世話になっております。
弟さんのみご入会が1週間延期になりましたので、そのように手続きを変更いたしました。
11月3週からのご入会で今月の授業は2回となります。(5週目はお休みです。)
書類は本日お送りいたします。
お兄様は変更なしで11月2週からのご入会で、今月の授業は3回です。
お送りしました書類のとおりです。
よろしくお願いいたします。
- ● 入会手続きについて (159字) やすひろ asayusi 2024年11月15日 14時52分
16965 ( 森の掲示板)
お世話になっております。
個別掲示板を開けませんので、ここに投稿します。
入会書類をいただきましたが、子供二人とも11月は3週分の授業しか受けませんので、料金は間違っていると思います。この間のお電話で11月は3週間分の料金だけでよいと伺っていますので、料金を再度計算してご案内をいただけませんか。
よろしくお願いいたします。
- ● Re: 初回のクラスについて (62字) 言葉の森事務局 jun 2024年11月09日 09時15分
16746 ( 森の掲示板)
泰成君は、本日午前10時(毎週土曜日10時)です。
泰弘君は、11月14日(木)午前8時です。
よろしくお願いいたします。
- ● 2024年10月保護者懇談会資料 (2892字) 森川林 nane 2024年10月22日 03時01分
16613 ( 森の掲示板)
2024年10月保護者懇談会資料
ムラサキシキブとリンドウ
●サーバー障害のお詫び
9月下旬から10月にかけて、サーバー障害によりホームページの閲覧や送信が大幅に遅れるようになりました。
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
原因は、海外からのDDOS攻撃という手法で、膨大なアクセスを言葉の森のサーバーに送りつけサーバーをダウンさせ、サーバーの中に入ろうとしていたということのようです。
対策として、遅いクエリを修正することと、新しいファイアーウォールを設定することで、対応しました。
●11月から新しいサーバーに移転――しばらくの間、一部のページしか使えません
11月から新しいサーバーに移転します。
OSも、プログラム言語も新しいバージョンになるので、直すところがかなりあります。
現在、全ファイルの修正を行っているところですが、複雑な作業になるため、11月からは、一部の必要なページだけを稼働することになりそうです。
とりあえず、現在ほぼ直っているところは、
・ホームページの表紙・オンラインクラス一覧表・個別れんらく板・検索の坂
までです。
このあと、
・作文の丘・山のたより・発表室連絡・読書記録・自習記録・確認テスト・暗唱検定・教材注文・森リンベスト・絵の実・森の掲示板・受講案内・体験学習
などのページを直す予定ですが、1日に2つぐらいずつしか直せないので時間がかかります。
10月29・30・31日は、サーバー移転のため、言葉の森のページはどこも使えませんので、この期間に振替授業に参加される方は、27日までに予習メモ、読書記録などをアップロードしておいてください。作文の送信は、11月1日以降にお願いします。
●ChatGPTを活用した新しい勉強法
今後の勉強は、AIを活用したものになります。
ChatGPTは、まだ検索の代わりに使うような利用が多いと思いますが、実は、あらゆることを教えてくれる一流の家庭教師のような存在です。しかも、無料です。
より高度な利用をするなら月額20ドルの有料になりますが、普通に使うだけなら無料でいいです。
将来、中学生や高校生などで、学校の定期テストや志望校の模擬試験を、ChatGPTを使って作るような子も出てくると思います(笑)。
これまでの過去問を読み込ませれば、そういうこともすぐにできます。
また、自分が苦手な分野の問題と似た問題を、ChatGPTを使って大量に作ってもらうこともできます。
英語などでは、音声でChatGPTとやりとりをして、そのあと、自分の話のどこを直したらいいか教えてもらうこともできます。
言葉の森でも、サーバー移転が一段落したら、AI森リンをはじめとして、AIを利用した学習システムを作っていく予定です。
13歳からは、Gmailでメールアドレスを作れるので、そのメールアドレスで、ChatGPTの無料アカウントを作っておくとよいと思います。
13歳未満でも、保護者の監督のもとで生徒個人用のメールアドレスを作ることはできます。
今後、AIの利用によって、勉強の仕方は大きく変わってきます。
子供たちの適応力は高いので、新しい技術には早めに対応できるようにしていくといいと思います。
●吸収する勉強から発表する勉強への転換
これまでの勉強は、知識を吸収しそれをテストで再現するという勉強でした。
今でも、多くの学校の試験は、そのパターンです。
すると、記憶力のいい子か、勉強時間を長くかけた子が、いい成績を取るようになります。
昔は、そういう勉強にも意味がありました。
しかし、これからは、そうではありません。
大学入試の総合選抜、高校の授業の探究学習などに見られるように、勉強の方向を大きく変わってきています。
同じようなことを言っている人がいました。
「東大の入試問題を見れば「頭のいい子」の条件がわかる…名門進学校の教諭が最も重視する"学力以外"の能力」
https://president.jp/articles/-/86772
ここに書いてあることは、簡単に言えば、「吸収するよりも発表すること」「読むよりも書くこと」が大事だというようなことです。
東大の入試は、確かに国語の選択問題は1問もありません。すべて記述問題です。
選択問題は、大学入試共通テストまでです。
読む力、選ぶ力よりも、書く力、表現する力が評価されるようになっているのです。
しかし、発表型の勉強は、優秀で意欲的な生徒でないと、かつてのゆとり教育のような勉強になりがちです。
また、子供自身も、発表型の勉強よりも吸収型の勉強の方が、勉強した気がする面があります。
言葉の森では、今後、子供たちが意欲的な発表ができるような仕組みを作っていきたいと思っています。
その主なやり方は、表彰システムを大幅に拡大することです。
●家庭での自学自習が勉強の基本――自習室を活用しやすくする方法を検討中
勉強は、学校や塾でするよりも、家庭で自分ひとりでするのが最も能率のよいやり方です。
しかし、小学生や中学生は、まだ勉強の自覚がないので、ひとりではなかなか勉強に取り組めません。
そこで、自習室をもっと活用しやすくし、先生がその子の勉強の様子を見て、自習室での勉強を指示するというようなこともしていきたいと思っています。
国語、算数数学、英語の確認テストを見ると、成績の悪い子が時どきいます。
今後、それぞれのクラスの授業を受けない人でも、問題集さえ購入すれば確認テストができるようにして、勉強のトータルなアドバイスをできるようにしたいと思っています。
●読書のレベルが、将来の学力のレベルになる
中学生や高校生で、読書の質が低い生徒がいます。
また、物語の本しか読んでいない子もいます。
逆に、小学校高学年で、読書の質が高い生徒もいます。
子供たちは、学校の勉強を第一に考えがちですが、あとになって残るのは読書の力です。
読書の質が低い、または、読書の量が少ない生徒は、学年が上がるにつれて成績が上がらなくなります。
それは、読書とは、思考力をつけるものだからです。
そのためには、難しい本を読む必要があります。
小中学生のころは、勉強にまだ考える要素が少ないので、勉強さえしていれば成績が上がるように思いがちです。
しかし、高校生、大学生になると、考える力がなければ、勉強だけしていても成果を上げることはできなくなります。
中学生以上の生徒は、やさしい本や物語の本だけでなく、できるだけ難しい説明文意見文の本も取り入れて読むようにしていくことが大事です。
ただし、難しい本を読ませようとして、読書量が低下しては、かえって読書力がつかなくなります。
複数の本を並行して読むような方法で、読書量は低下させずに、少しずつ難しい本を読むことに慣れていくといいと思います。
複数の本を読むには、付箋読書が役に立ちます。
https://www.mori7.com/mori/hp_senn_husenn.php?table=beb_article
- ● Re: 「素の自分」の読み方 (650字) かきくけ かきくけ 2024年10月01日 03時41分
16521 ( 森の掲示板)
丁寧なご説明をありがとうございました。
> 「素の自分」の読み方については、以下のように説明できます:
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> ● 正しい読み方
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> 「素の自分」の正しい読み方は「すのじぶん」です。これが一般的で広く受け入れられている読み方です。
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> ● 「そのじぶん」という読み方について
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> 「そのじぶん」という読み方は、厳密には誤りとされます。しかし、この読み方をする人も少なからず存在します。
>
> ● 理由と解説
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> 1. 「素」の読み方:
> - 「素」という漢字は、単独では「す」と読むのが一般的です。
> - 「そ」という読み方もありますが、「素」を「そ」と読む用例は限られています。
>
> 2. 慣用的な表現:
> - 「素の自分」は慣用的な表現として「すのじぶん」と定着しています。
>
> 3. 意味の違い:
> - 「すのじぶん」:飾らない、ありのままの自分を意味します。
> - 「そのじぶん」と読むと、「その時の自分」や「その自分」という別の意味に取られる可能性があります。
>
> ● 結論
>
> 「素の自分」を「そのじぶん」と読むのは正確ではありません。正しくは「すのじぶん」と読むべきです。ただし、日常会話などでは「そのじぶん」と読む人もいるため、完全な誤りとは言い切れない面もあります。公式な場面や文書では「すのじぶん」を使用するのが適切です。
>
> > 「素の自分」を「すのじぶん」と読む人が多いですが、これを「そのじぶん」と読んだら、間違いなのでしょうか?
- ● Re: 「素の自分」の読み方 (575字) 森川林 nane 2024年10月01日 02時14分
16520 ( 森の掲示板)
「素の自分」の読み方については、以下のように説明できます:
● 正しい読み方
「素の自分」の正しい読み方は「すのじぶん」です。これが一般的で広く受け入れられている読み方です。
● 「そのじぶん」という読み方について
「そのじぶん」という読み方は、厳密には誤りとされます。しかし、この読み方をする人も少なからず存在します。
● 理由と解説
1. 「素」の読み方:
- 「素」という漢字は、単独では「す」と読むのが一般的です。
- 「そ」という読み方もありますが、「素」を「そ」と読む用例は限られています。
2. 慣用的な表現:
- 「素の自分」は慣用的な表現として「すのじぶん」と定着しています。
3. 意味の違い:
- 「すのじぶん」:飾らない、ありのままの自分を意味します。
- 「そのじぶん」と読むと、「その時の自分」や「その自分」という別の意味に取られる可能性があります。
● 結論
「素の自分」を「そのじぶん」と読むのは正確ではありません。正しくは「すのじぶん」と読むべきです。ただし、日常会話などでは「そのじぶん」と読む人もいるため、完全な誤りとは言い切れない面もあります。公式な場面や文書では「すのじぶん」を使用するのが適切です。
> 「素の自分」を「すのじぶん」と読む人が多いですが、これを「そのじぶん」と読んだら、間違いなのでしょうか?
- ● 2024年9月保護者懇談会資料 (2000字) 森川林 nane 2024年09月22日 07時15分
16440 ( 森の掲示板)
●受験作文コースの勉強の仕方で重要なこと
通常の作文の勉強では、ご家庭では、子供の書いた作文を見て、いいところを褒めるだけがいいのですが、受験作文の場合は違います。
お母さんとお父さんが子供さんと一緒に、書き上げた作文を推敲します。
そして、もっといい実例はなかったか、感想をもっと深く書くにはどうするか、ということを検討します。
検討の結果、家庭で作文に赤ペンを入れ、推敲した作文を子供が毎日読めるようにします。
受験のときは、親が関わることが大事です。
子供も、受験のときは、そういう親の関わりを嫌がりません。
●読書のすすめ
中学生、高校生になると、本を読まなくなる子が増えます。
それは、小学生時代に物語文の本しか読まなかったために、中学生や高校生になっても読書というと物語文の本を考えてしまうからです。
物語文の本は、娯楽の本ですから、勉強が忙しくなると、自然に後回しになります。
しかし、説明文の本の面白さを知らないので、そのまま読書をしなくなってしまうのです。
対策としては、小学校高学年からは、物語文のほかに説明文の本を読む習慣をつけることです。
●いい本の選び方
全国学校図書館協議会のページに、例年の読書感想文の課題図書の一覧が載っています。
課題図書の今年の本ではなく、過去の本を見てみます。
https://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/pastbook/612015.html
課題図書になっている本は、それなりに面白い本が多いです。
その本の署名をアマゾンで検索すると、多くが1円から数十円の中古品になって売られています。
中古品の本の送料は250円ですから、比較的手軽に良書を手に入れることができます。
近くにブックオフなどがあれば、そこで、過去の課題図書になったことのある本を選ぶこともできます。
子供には、良書をすすめることが大事です。
子供の好きな選択に任せていると、怖い本とか気持ち悪い本とかが中心になることがあります。
こういう商業主義で作られた本は、ほどほどにしておくことが大事です。
いずれ学校図書館協議会の本は全部リスト化して、スマホで検索できるようにしたいと思っています。
(GPTsを使うと、そういうことができるようなので)
●授業に遅刻、欠席する場合は連絡を
ほとんどの人が、遅刻や欠席の連絡を入れてくれます。
また、たまにどうしても事前の連絡ができず、あとから連絡を入れてくれる人もいます。
こういう連絡さえあれば問題ありません。
しかし、子供によっては、いつも漠然と数分の遅刻する子がいるようです。
日本の社会では、遅刻は信用をなくすいちばんの原因になります。
家庭でのしつけとして、遅刻や欠席をするときは必ず連絡を入れるということを子供さんに伝えておいてください。
●作文の準備をきっかけとして親子の対話を進める
小学3年生から、題名課題と感想文課題になります。
あらかじめ書く課題が決まっていますから、これを利用して親子の対話を進めることができます。
土日の家族のだんらんの時間に、次の週の作文の課題を子供に聞き、その課題について、お父さんやお母さんが自分の子供のころの体験談を話してあげるのです。
小学校中学年のころに、この親子の対話の習慣ができると、子供が小学校高学年になってもこの対話の習慣を続けることができます。
中学生になると、子供も反抗期になるので、対話はあまりできなくなりますから、小学校高学年のころの対話は貴重な機会になります。
この対話によって、子供の語彙力、思考力、題材力が育ちます。
作文の準備を生かして、親子の対話を進めていってください。
●子供の片付けと掃除の習慣作り
夏休みの宿題などで、早めに仕上げてしまう子と、ぎりぎりまで後回しをする子がいます。
私(森川林)は、ぎりぎりまで後回しにする子でした(笑)。
後回しにする子は、最後に爆発的な集中力で仕上げる力があることが多いのですが、社会生活では、いろいろ困ることが出てきます。
やらなければならないことは早めに済ませる習慣を子供のうちからつけておくと、生涯役に立つ習慣になります。
そのための方法としておすすめできるのは、掃除や片付けの習慣です。
「賢い子のそうじ力」
https://www.amazon.co.jp/dp/4534061072/
どこか、一か所でもいいので、毎日きれいに掃除をし片付けることを義務化しておくと、生活全体が早めに片付くようになります。
中学生高校生の定期テスト対策は、普通の子がテストの1週間前から勉強するところを、2週間前から始めることです。
掃除や片づけの習慣をつけておくと、こういう先取りの勉強が自然にできるようになります。
こういう習慣づくりは、小学生のできるだけ小さい時期から始めるといいと思います。
9月の学習グラフをお送りします。
いろいろなグラフがありますが、やっていないところは空欄になっています。
詳しい情報はQRコードの学習グラフのページでごらんください。
作文の評価は、小学生までは字数の伸びを基準にしてください。学年の200倍(小6以上は1200字)が目標です。
中学生以降は、パソコンで作文を書き、森リン点を評価の基準にしてください。(小6以上の森リン点は86点以上が目標です。) |
アンケート募集
 言葉の森へのご意見、ご要望を自由にお書きください。
9月中にアンケートをお送りください。ちょっと変わったプレゼントを実施中。(海外の方には郵送ができないので別の方法でプレゼントを送ります) |
自分のペンネームを決めましょう
自分のペンネーム(ニックネーム)を決めておくと、グラフや表で、自分の載っているところを見つけやすくなります。
全角の4文字以内で決めておきましょう。ペンネームは、いつでも変更できます。 |
作文力、国語力、学力のもとは読書力
作文が上達するための土台は読書です。読書量を増やせば、作文の字数や森リン点が伸びます。国語の成績も、そのほかの勉強の成績も、もとになるのは読書力です。
読書記録のページを参考に、読書の幅を広げていきましょう。 |
AI森リンを開発中
作文小論文自動採点ソフト森リン(もりりん)は、プログラミングで作られたものですが、このアルゴリズムを生かして、今後AIで森リンを開発していく予定です。
AI森リンができれば、より詳細なアドバイスができるようになると思います。 |