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● 9.2週の追加 (571字) 森川林 2017年09月12日 12時39分
8675 (小1オープン資料室)
家庭でできる理科実験の話――思考発表クラブ9.2週のおまけ
思考発表クラブは、読んでいる本の紹介と作文の構想図を中心に勉強しています。
以前のように算数や理科の話まで入れると時間が長くなって大変かと思ったのですが、中にはそういうこともやってみたい人もいると思います。
そこで、今日は、「子供の科学」9月号を参考に、家庭でできそうな科学の話を紹介してみます。
(「子供の科学」は月刊誌で、内容は面白いですが、小学校高学年から中学生向けのレベルだと思います)
まず第一は、種の散布戦略。
意外と面白いのが、カラスムギの動きです。
▽回転するカラスムギの種子
https://www.youtube.com/watch?v=ts8HI0N6XlY
・道端で駆らずムギを見かけたらやってみてください。
第二は、もう秋ですが、夏の夜空の大三角形。
▽夏の星空
https://www.youtube.com/watch?v=EVlTjjJpTxM
・今はスマホで、そのときのリアルの星空と同じものを映してくれるソフトがあるので、見つけやすいと思います。
第三は、いろいろな葉っぱの即席標本を、コンビニにカラーコピーで作る話。 残念ながら、これはyoutubeにはありませんでした。
自分の顔をコピーしている人がいましたが(笑)。
コンビニでやると叱られると思います。
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● 小1思考発表クラブの資料8.1週 (1126字) 森川林 2017年08月01日 08時37分
8627 (小1オープン資料室)
●連絡
思考発表クラブのアンケート、ありがとうございました。
集計結果は以下のとおりです。
アンケート結果を参考に、8月からよりシンプルに読書と作文を中心に授業を行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
━━╋━━╋━━╋━━━
┃ぜひ┃でき┃少なく
┃4回┃れば┃てよい
━━╋━━╋━━╋━━━
読書┃10┃ 2┃ 0
━━╋━━╋━━╋━━━
作文┃ 6┃ 5┃ 1
━━╋━━╋━━╋━━━
算数┃ 2┃ 6┃ 5
━━╋━━╋━━╋━━━
理科┃ 1┃ 3┃ 7
━━╋━━╋━━╋━━━
自由┃ 3┃ 4┃ 5
━━╋━━╋━━╋━━━
懇談┃ 2┃ 2┃ 7
━━╋━━╋━━╋━━━
(複数回答や空欄回答があるため合計数が異なっています)
本の紹介は、多くの人の要望がありました。
人数は、現在3~7人で運営していますが、生徒どうしの交流を考えると6人前後が最も交流が盛んになる人数だと思います。
生徒はいろいろな発表をするのが好きなようなので、ある程度時間を区切りポイントを絞って発表できるようにしたいと思いました。
アンケート結果をふまえて、8月から、次のような形にしていきたいと思います。
○毎月1~3週は、
読書の紹介 1人3分として15分~20分
作文構想図 1人3分として15分~20分
自由な発表 1人2分として10分~15分
========================
合 計 45分程度
○毎月4週は、
読書の紹介 1人3分として15分~20分
自由な発表 1人2分として10分~15分
保護者懇談 15分~20分
========================
合 計 45分程度
自由な発表の中に、各人が算数、理科、日常の経験などを発表していただくといいと思います。
算数と理科については、将来、算数オリンピッククラブや理科実験クラブなどを別に立ち上げていきたいと思います。
●作文
▼8.1週、8.2週
実行課題集
https://www.mori7.com/jk/index.php?n=p&p=8&tuki=8
▽kimie gangiの 生活科「たたかないアサガオのたたき染め」 超簡単&きれい
https://youtu.be/hJ5VskC3ZCI
▽外国人が精霊馬を作ってみた!!Японские "щёрёума"
https://youtu.be/CRnLheOgSp8
▽巨大シャボン玉の中に入ってみた!
https://youtu.be/Tx3ivmdGaLM
●授業の動画
授業の動画はG+コミュニティでごらんください。
▽小1資料室のG+コミュニティ
https://tinyurl.com/y9kewr7z
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● 小1 ウツギの山 12.1週(12月分) (683字) いと ito 2012年11月28日 16時00分
355 (小1オープン資料室)
早いもので、今年も最後の月となりました。
12月は一年の締めくくりとして、そして新年へと向かうために、忙しくも充実した日々が続きますね。
子供たちにとっても、クリスマスなどお楽しみのイベントがたくさんあります。
学校でもクリスマスの会をしたり、大そうじをしたりといった行事があるでしょう。
小学校に入って初めての年、大そうじの大変さにびっくりした子もいるのではないかと思います。(私がそうでした。笑)
とにかく、作文に書けることはたくさんあるはず!
四つの★項目、
構成【はじめに絵をかく】
題材【会話】
表現【たとえ/□○□○】
主題【どうしてかというと】
を使って、楽しく書き進めていきましょう。
ポイントになるのは【会話】と、【□○□○】の擬音表現でしょうか。
会話は、必ずしもやりとりではなく、先生から言われたことなどでも構いません。たとえば、
「クリスマスツリーの飾りにするので、上手に星型に切ってください。」
などと指示されたことを書ければ、なかなか長い会話となります。
□○□○も、
「ツリーのてっぺんで星がきらきら光っていました。」
「外はすごく寒くて、ぶるぶるふるえてしまいました。」
「ぞうきんで床をゴシゴシとふきました。」
などなど、作文の内容によって様々に工夫ができると思います。
いずれの項目も、親子で話をする中で「そのことは○○で書けそうだね!」と、お母さんが発見して書かせてあげるといいでしょう。
子供の言うことによく耳を傾け、「ああしなさいこうしなさい」と教え込むのではなく、きちんと「できた!」と実感できるように導いてあげることが大切ですね。^^
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● 小1 ウツギの山 10.1週 (562字) いと ito 2012年10月01日 16時07分
313 (小1オープン資料室)
秋の新学期が始まりました!
キリンの表紙、“クリ”の新しい課題フォルダは、無事に届いたでしょうか。
三学期めからは、★の項目がこれまでとは変わります。
構成【はじめに絵をかく】
題材【会話】
表現【たとえ/□○□○】
主題【どうしてかというと】
の四つ。
「自由な題名」で書くこと、その内容を決めるためにはじめに絵を描くことは同じですが、作文の上ではより工夫した表現にチャレンジしていくようになります。
【□○□○】は、具体的には「ぴかぴか」「どろどろ」「ゴーゴー」などの擬音(擬声、擬態)表現のことです。
一年生の子供に「太陽が輝いている様子を擬態語で表してみてね」などと説明しても伝わるわけはないので、上記のような具体例を挙げて説明してあげるといいでしょう。意外に、子供はすぐに意図するところを飲み込んで「犬の『ワンワン』とかでもいいの?」などと聞き返してくれます。
その時に若干、的外れなことを言っていても、そこで「うーん、それはちょっと違う……」と指摘したり正したりせず、それは面白いね! と言ってやると、面白がって色々な工夫をするようになり、それを続けているうちに、自然と適切な表現も身につけていきます。
落ち葉が「はらはら」「ひらひら」落ちた、風が「ぴゅーぴゅー」吹いて涼しくなってきた……など、季節を表せるといいですね!
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● 小1 イバラの山 8.1週 (552字) いと ito 2012年08月01日 14時02分
258 (小1オープン資料室)
8月になりました。
夏休み真っ盛り! 1・2年生は宿題に追われるようなこともなく、毎日のびのびと過ごしているのではないでしょうか?
セミをつかまえた、海やプールで泳いだ、スイカを食べた……など、夏ならではの楽しいことは盛りだくさん。作文のネタにも事欠きません!(笑)
とくに、夏休みといえばお父さんも長い休暇がとれ、遠くへ旅行するようなこともあるでしょう。
まだまだ世界が狭い子供たちにとって、旅行先はさながら異境・異世界。そんな“よそ”で寝泊まりするというのは、とてもワクワクするものだと思います。
おうちでは布団で寝ているが、初めてホテルのベッドで寝た(そして寝つけなかった・笑)などという体験を、作文に書き残せたらいいですね。
そして、何もそれは、洒落た町並みや大自然に囲まれた外国である必要はありません。おじいさん・おばあさんの田舎でも充分です。
上記とは逆パターンで、初めて布団を敷き、蚊帳を張って寝た……というのも、立派な“異境”体験になるでしょう。
★項目は、
構成【はじめに絵をかく】
題材【名前・数字】
表現【たとえ】
主題【思ったこと】
の四つです。
時間はたっぷりあります。
絵日記感覚で、ぜひ思い出に残るような綺麗な絵を描き、それを作文でも表現できるよう、チャレンジしてみてくださいね!
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● 小1 イバラの山 7.2週 (636字) いと ito 2012年07月09日 18時36分
249 (小1オープン資料室)
7月第2週、今週も「自由な題名」で作文を書きます!
「言葉の森」では毎週、担当の先生による赤ペン添削がありますが、こうしたコメントをお母さん・お父さんが追加してあげるのもオススメです。
もちろんそれは、いわゆる勉強的な間違いの指摘・修正ではなく、読んだ感想を書いてあげるということです。「うまい!」とか「このときはおもしろかったね!」など、喩えるなら交換日記のような雰囲気でしょうか。
毎週の作文をコミュニケーションツールにできれば、仕事で帰りが遅いお父さんも、帰宅後・出勤前に感想を一言……という形で交流ができるでしょう。
実際に交換日記をつけたことがあれば想像できるかと思いますが、今度はどんなことを書こうか、どんな返事をくれるのかとワクワクして、内容にも工夫を凝らしたくなるもの。何よりも、子供たちの創造性と表現力を育ててくれると思います。
先生が赤ペンならばお父さんは緑、お母さんは紫など色分けをして、にぎやかにしてあげると子供たちも大いに喜ぶでしょう。お父さんお母さんも、たまにペンを持ち自由にコメントやイラストを書いてみると、新鮮な刺激があると思います。
盛り上がりすぎて元の作文が分からないほどごちゃごちゃにはならないよう注意しつつ(笑)、ぜひ試してみてください。
★項目は、
構成【はじめに絵をかく】
題材【名前・数字】
表現【たとえ】
主題【思ったこと】
の四つ。
先生が花丸をつけてくれたところを目安に、一言ほめてあげるところから始められるといいかと思います。
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● 小1 イバラの山 7.1週 (550字) いと ito 2012年07月03日 12時00分
236 (小1オープン資料室)
いよいよ、7月からは2学期に入ります!
新しい課題フォルダの名前は「イバラ」。夏らしいイルカの写真が目印です。
引き続き、楽しく勉強していきましょう!
7月の第一週といえば……やはり七夕ですね。
短冊に願いごとを書き、飾った経験は、幼稚園や近所のお祭りなどでもあると思います。
年に一度のロマンチックなイベントですから、印象強く楽しみにしているお子さんも多いはず。ぜひ、作文に書いてみてください!
その時に、今年だけでなく昨年、さらに本人が覚えていないような小さい頃、そして生まれる前の「お父さんお母さんが子供の頃の七夕」……まで、いろいろな思い出話を聞かせてあげると、子供たちもいっそう盛り上がれると思います。
項目については、1学期と2学期で変更はありません。
ただ、これまで●(くろまる)だった重要項目の印が★(くろほし)になっています。
より見た目に分かりやすくなったので、頑張って取り入れていってください。
構成【はじめに絵をかく】
題材【名前・数字】
表現【たとえ】
主題【思ったこと】
の四つ!
笹の葉さらさら、立派な笹の緑と、色とりどりの短冊は絵に描くのも楽しいでしょう。
そして最後は「このお願いが本当に叶うといいなあと思った」などとまとめられたらいいですね!
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● 小1 アカシア 6.2週 (491字) いと ito 2012年06月12日 15時39分
220 (小1オープン資料室)
6月も半ばに入りました。
雨降りが多い、梅雨の季節がやってきていますね。
子供たちにとっては、外で遊べずつまらない日が続いているかも……家に閉じこもりきりでは、作文のネタもなかなか見つかりません。
今の時代、部屋の中で遊ぶ手段も豊富にありますが、せっかくの作文が毎回ゲームの話ばかりになっても少々困りものです。
ここは思い切って、「雨の中、外に飛び出す!」というのも一つの方法です。
ドロドロ、ビショビショになって遊び回るのは子供なら誰しも夢中になるはず。そして、普段できないことを思いっきりやる、こんなに印象強く、誰かに伝えたくなることもないでしょう。
親御さんがしっかり見守っていれば危ないこともありませんし、服を汚しても怒られないので子供たちも安心。(笑)
くれぐれも風邪だけは引かないよう、遊び終わったら熱いお風呂でさっぱりしてください。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったこと】
の四つ。
雨の中、笑顔ではしゃぐ絵などはのちのち記念になると思います。
カタツムリにアジサイ、水たまりのしぶきや雨つぶなど、描きがいのあるモチーフも多いでしょう!
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● 小1 アカシアの山 6.1週 (692字) いと ito 2012年06月01日 14時02分
200 (小1オープン資料室)
6月1週は“進級試験”です!
これは三ヶ月に一度、各学期の最後の月(6/9/12/3月)に行われるもの。
◇決められた課題で書く
◇目標字数以上書く
◇四つの●項目をすべて使い、マークを記入する
の三つの合格条件を満たせるよう、作文を書いていきます。
小学校1年生と2年生はいつも通り「自由な題名」であり、試験自体も実際には“自動進級”となるのですが、特別に「今日はテストだからがんばろうね」と話してあげるのもいいでしょう。
子供たちはテストと聞くと、いつも以上に燃えて取り組みます(危機感を煽られる、という部分もあるのでしょうが^^;)。ふだん字数が少なかったり、項目を入れ忘れてしまう子でも、改めて上の条件を示してやると集中して頑張ってくれるはずです。
逆にテストと聞くだけで、萎縮したりやる気を失うような子もいるかもしれません。
しかしそういう子にこそ、この試験は「合格できるという実感」を与えてあげるチャンスです。
落とすためではなく、全員合格させることを前提とした試験であり、決して難しすぎる課題ではありません。(合格条件を見て分かる通り、毎週の授業の範疇を大きく超えるところは一つもありません)
親御さんが手取り足取り、項目も全部考えてあげるくらいでも構わないでしょう。
事前に与えられた目標を達成でき、それを先生や親御さんに「よくできたね」と正しく評価してもらった時、子供たちは初めて「できるという自信」を持てるようになります。
もちろん、親御さんも「やらせられるという自信」を得られるでしょう。
ぜひ前向きに、先生と生徒、親と子で一致団結して、チャレンジしてみてください!
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● 小1 アカシアの山 5.3週 (494字) いと ito 2012年05月15日 13時42分
162 (小1オープン資料室)
5月3週、今回も「自由な題名」です!
学校でのこと、遊びのことはもちろん、おうちの中での出来事を充実させてあげるのが、作文に飽きないコツだと思います。
お皿洗いやお風呂そうじ、ペットのお世話など、ちょっとした“仕事”を与えてあげるのもいいかもしれませんね。たとえ失敗したとしても、それはそれで、のちのち良い思い出になるはず……。(笑)
勉強と遊び(休み)はバランスよく、けじめを持ってが大前提。
辛い勉強を長時間やり、それが終わったらだらだらし放題……という状態では、けじめがあるとは言えません。機械的に「時間割」を定めるのではなく、子供の様子を見ながら常に“張り合い”“やりがい”を持たせてやるのが、家庭学習の大切なところでしょう。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったこと】
の四つ。
数字は、入れようと意識すると、案外さまざまに思い浮かぶものです。
「○月○日」という型にはまった使い方以外にも、対話を通して親御さんが見つけ出したものを、書かせてあげるとよいでしょう。
子供たちはそれを第一歩として、徐々に自分でふさわしい材料を探せるようになっていきます。
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● 小1 アカシアの山 5.2週 (399字) いと ito 2012年05月08日 17時49分
140 (小1オープン資料室)
5月13日は「母の日」ですね!
ここはひとつお母様から、プレゼントをもらったり、お手伝いをしてもらえるよう、それとなくアピールするといいかもしれません。(笑)
「お母さんのために何かしてあげた」ことは、子供にとって自慢になるからです。
学校でも母の日に似顔絵を描いたり、作文を書いたりすると思いますが、そうした自信の経験は一味違った魅力として、きっと作品にも表れるでしょう。
ご両親の、子供(自分)が生まれる前のことや、お父さんお母さんの“お母さん”、つまり“おばあさん”のことを話してあげたりするのもいいでしょう。
今ではちょっとだらしないお父さんも、昔はスポーツ万能で素敵だった。
孫には甘いおばあさんが、若い頃はたいへん厳しかった……などというお話を聞かせてやれば、子供たちも興味を持って聞くことと思います。
四つの●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったこと】
です!
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● 小1 アカシアの山 5.1週 (481字) いと ito 2012年05月01日 13時41分
118 (小1オープン資料室)
5月になりました!
5月5日といえば端午の節句、「こどもの日」ですね。
兜を飾リ、鯉のぼりを立て、菖蒲湯に浸かり……と、特別なものづくしで気分が高まります。
少々用意は面倒ですが、こういう季節行事の時こそ、後々まで強く残る思い出作りのチャンス。
かく言う私も、子供の時分には年に一度「かっこいい」人形や、金ぴかの刀が出てくることにワクワクしていたものです。
雛祭りで主役だった女の子は、この日は退屈かもしれません。
しかし柏餅を食べたり、「こどもの日だから」とちゃっかりプレゼントを買ってもらったり(笑)、楽しいことが待っている可能性もあります。
家族一丸となって、普段と違う気分を味わえるといいですね。
●項目は、
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったこと】
の四つ。
珍しいものを目にした時には、絵を描くのにも気合いが入るでしょう。
兜の絵や柏餅の絵など、描きがいがあると思います。
一年生のうちは、つい絵に集中して作文が短くなってしまうことがあります。そんな時にも急かしたり注意したりはせず、書けたところまで褒めてあげるようにしてください。
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● 小1 アカシアの山 4.3週 (432字) いと ito 2012年04月16日 16時42分
97 (小1オープン資料室)
小学校一年生、第3週の授業。
「自由な題名」が続くので、「書くことがない」と悩まないよう、日々の思い出をしっかり作っていくことが大切です。
今の季節なら、「お花見」などに連れていってあげるのもいいですね!
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったこと】
の四つが●項目です。
桜吹雪を目にして「まるで桜のシャワーみたいでした」……などと表現するのは、さすがにまだ少し難しいでしょうか。^^;
親子で話をしながら、具体的な書き方を引き出してあげるといいでしょう。
「花びらがすごくたくさん降ってきたよね。何枚くらいあったと思う?」
「んーと、一兆枚!!」(おいおい)
【数字】は、必ずしも正確である必要はありません。子供がふざけたり自信なさげにしていても、答えたことをそのまま書かせてほめてやれば、子供たちは自信をつけ、やがて自分で考え、書けるようになります。
もちろん花より団子、「持っていったお弁当がおいしかった」という話になってしまってもOKですよ。(笑)
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● 小1 アカシアの山 4.2週 (350字) いと ito 2012年04月11日 14時48分
88 (小1オープン資料室)
4月も、第2週めです。
そろそろ前回とっておいた(笑)小学校での新しい生活について、材料が集まりだし、書きたくなってくる頃ではないでしょうか。
【はじめに絵をかく】
【名前・数字】
【たとえ】
【思ったこと】
という四つの●項目ですが、楽しく書けるのはやはり【名前・数字】でしょう。
「一年○組になりました」という数字はもちろん、数々の新しい出会いがあるだろうこの時期。仲良くなったお友達、担任の先生、あるいは学校や、遊びに行った場所……など、たくさんの【名前】が書けるでしょう。
新しく知ったこと、覚えたことを発表するのは楽しいものです。
さらに、そうして話す、書いていくことでその経験がいっそう心に残り、身につきます。
書き上がった作文には、少しオーバーなくらい反応してあげ、ほめてあげてください。^^
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● 小1 今学期(4月~6月)の●印の項目指導 (1527字) メグ jun 2012年04月10日 19時05分
83 (小1オープン資料室)
小学校低学年の作文指導でいちばん大切なことは、楽しく書いて、書くことを好きにさせることです。表記ミスがあっても、字数が短くても主語と述語のある文を書けていたらたっぷりほめてあげましょう。文を書くことに慣れてきたら、比較的簡単に入れられる項目から指導していきます。
●はじめに絵をかく
これは、作文の中心を決めるための指導です。絵をかくことによって、何がいちばん印象に残ったのかを子供自身が認識し、焦点のしぼられた作文になります。
しかし、絵とはあまり関係のない作文になってしまったとしても気にすることはありません。絵をかいているうちに夢中になりすぎて、作文に書くことを忘れてしまったのでしょう。それなら、何のための絵をかいたのかということになりますが、教える側も子供の気持ちになって、そのあたりを深刻に考えないことが大切です(笑)。
子供は絵をかくのが大好きですが、中には、絵をかくのが好きでないという子供もいます。そのような子供には、棒人間など簡単な絵でよいと指導します。温泉に行ったことの絵がかけないという子供に温泉マーク(♨)でいいと指導したこともあります(笑)。
●名前・数字
友達や場所などの名前、時刻や量などを表す数字を書くと、正確な文章になります。数字や名前をくわしく書くことは、作文の表現の面白さには直結しないので評価されることの少ない分野です。しかし、低学年の子供や作文の苦手な子供でも簡単に入れることのできる項目なので、積極的に指導し、できたらたっぷりほめます。
縦書きで書くとき、数字は漢数字を使うのが一般的です。子供が、縦書きの原稿用紙に算用数字を書いていたら、数字をくわしく書いたことに対してプラスの評価をした後で、さりげなく漢字で書いた方がよいと教えてあげましょう。ほめるときは大袈裟に、注意するときはさりげなくがポイントです。
●たとえ
実際に指導する際は、「たとえ」という言葉ではなく、「まるで……みたい」「まるで……よう」と、具体的に説明します。低学年では、まだうまく使えない子供も多いので、例を挙げて説明します。自分で思いつかないときは、先生の例をまねさせても構いません。「何に似ているかな?」と聞きながら指導していくのも効果的です。低学年のうちは、形ができていれば上出来です。
ときどき、「たとえ」を「たとえば」と勘違いする子供もいます。そのような子供にも、「まるで」という言葉を必ず使うように指導すると、自然にわかるようになります。また、身の回りのものをたとえを使って表現するなど、日常生活の中でゲームのようにたとえを楽しむ工夫をするとよいでしょう。
●思ったこと
「楽しかったです。」「おもしろかったです。」など、単純な感想を書いてしまいがちな結びを一工夫する練習です。ただ「楽しかった」「おもしろかった」ではなく、自分なりに思ったことを書いてまとめるために、「思いました」という言葉を使うように指導します。
最初は、「楽しいと思いました。」「おもしろいと思いました。」というように形だけになってしまっても、「思いました」が使えたことを認め、ほめてあげましょう。どこが楽しいと思ったのか、どうして楽しいと思ったのか、また、楽しいと思ったからどうしたいのか、などを考えさせると、思ったことを長く書けるようになります。ただ、この過程は急がず、時間をかけて指導していく必要があります。
「思いました」というありきたりの言葉を使わない方がよいという意見もあるようですが、低学年のうちは、「思いました」という言葉を使って思ったことを書くという指導で十分です。子供の成長に合わせて、感想や意見の表現の仕方を広げていけばよいのです。