ログイン ログアウト 登録
 フィンランドの教育がなぜ世界一になったか 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
作文検定 | 言葉の森 | 作文教室・サイト 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室
記事 3270番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/9/24
フィンランドの教育がなぜ世界一になったか as/3270.html
森川林 2018/04/09 05:23 

 面白い動画を見ました。
 フィンランドの教育がなぜ世界一になったかを、生徒や教師など当事者たちのインタビューで紹介している動画です。

 この動画の中で特に印象に残ったところが六つありました。

 第一は、学校のテストで選択問題がなかったという卒業生たちの証言です。テストの問題はすべて記述式だったので、その内容を自分が確実に理解していなければできない問題だったということです。

 第二は、学校が宿題を出さないということでした。
 国の方針として、子供は遊ぶことによって能力を育てるという考えだったのです。

 第三は、学校における勉強の授業時間が少ないということでした。
 小中学校の勉強の基本はほんのわずかです。テストで差をつけるための難問に時間を取られなければ、正味の時間はずっと少なくてよいのだと思いました。

 第四は、学校がすべて公立で、できる子もできない子も同じように学んでいたということです。
 これは子供たちが成長したときに、社会の問題を自分の身近な問題として考えることに役立っているということでした。

 第五は、テストというものがほとんどなかったということです。これも第三の話と同様で、小中学校の勉強は基本をおさえるということであれば、テストをなどで評価しなくてもほとんどの子が授業の中で身につけられるということから来ているのではないかと思いました。

 第六は、音楽や芸術も含めてすべての教科にバランスよく力を入れているということでした。主要教科だけに力を入れることは、かえって子供たちの人生にとってマイナスになるという考えでした。

 ちょうどこの動画を見る前に、ある高校生の成績を見せてもらい、受験に関係のない科目は捨てているという話をその生徒から聞きました。
 その生徒は普通に真面目な考えを持っている生徒だったので、多少照れ隠しに言っているのだろうと思いましたが、私は一応、
「高校時代の勉強は全部自分のプラスになるのだから、受験に関係なくどの教科もしっかりやっておくといいんだよ」
という話をしました。
 そういう話をしたばかりでしたから、教育における文化というものが、フィンランドと日本ではすでにかなり違っているという印象を受けました。

 もう一つ考えさせられたのは、選択問題がなく、すべてが記述式の問題だったということです。

 日本では2020年度の入試改革に合わせて、記述式の問題をどのように客観的に評価するかということが話題になっていますが、これが問題になるのはテストの評価ということを前提にしているからです。
 小中学生の本当の学力を育てるということが目的であれば、客観性云々よりもまず記述式の問題を中心にするということを考えなければいけないのではないかと思いました。

 



コメント欄

森川林 2018年4月9日 5時34分 1 
 フィンランドの人口は550万人ですから、小さい国だからこそできる教育改革という意見もあるでしょう。
 しかし、すべては教師や親の取り組み方次第で、日本でもすぐにできることだと思います。
 言葉の森の目指しているものも、同じようにバランスの取れた学力と、記述力を中心とした本当の学力です。
 更に、それに加えて、創造性と文化性を育てる教育を、作文指導と少人数クラス指導で実現していきたいと思っています。


nane 2018年4月9日 5時45分 1 
 私がいつも疑問に思うのは、昔の子供たちは60人学級のような大人数の教室で勉強し、家に帰れば表で遊んでばかりいたのに、今の勉強の山に苦しんでいる子供たちよりも、頭がよかったのではないかということです。
 しかも、その頭のよさは年を取れば取るほど伸びるような性格の頭のよさだったと思うのです。
 それは、なぜかというと、机上の勉強だけでなく、自然や人間との関わりがある中で学んでいたからではないかと思います。


コメントフォーム
フィンランドの教育がなぜ世界一になったか 森川林 20180409 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ねのはひ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ねのはひ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 
コメント1~10件
作文自動採点ソ 森川林
なっつさん、投稿ありがとう。 でも、ここでは森リンの採点は 8/8
記事 89番
森林プロジェク 森川林
かじかわさんへ、投稿ありがとう。 しかし、もとの記事と関係 8/8
記事 1496番
森林プロジェク かじかわ
改めて考えよう。所得の超過累進課税制による、資本主義と社会主 8/5
記事 1496番
作文自動採点ソ なっつ
母の過去から学んだ      令和の闇に負けない社会   8/3
記事 89番
作文検定で作文 森川林
評価サンプルはこちら。 6/25
記事 5538番
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年9月4週号 通算第1916号 文責  9/23
森の便り
検定試験作成中 森川林
 記事を更新しました。 「現在、暗唱検定、音読検定、作文検 9/22
森の便り
【重要】ZOO 森川林
 9月中旬から、ZOOMが40分で切れる状態が続いていました 9/19
森の便り
Re: 経験値 森川林
 ご質問ありがとうございます。  経験点は、自分の行動を表 9/19
森リン掲示板
経験値を高める あこやな
中根先生 いつもお世話になっております。 お陰様で娘 9/19
森リン掲示板
ホームページの 森川林
 ホームページの記事を更新しました。 「私がすすめる最 9/18
森の便り
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年9月3週号 通算第1915号 文責  9/17
森の便り
2026年10 森川林
 ウェブからPDFがプリントできるようになっています。 h 9/16
森林プロジェクト掲示版
【重要】言葉の 森川林
保護者様  言葉の森の新学期の作文の教材は、9月20日 9/15
森の便り
ZOOMからG 森川林
ZOOMは本日9/13も引き続き40分で切れます。 現 9/13
森の便り

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン