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記事 5343番  最新の記事 <前の記事  2025/6/10
AI作文検定の目的 as/5343.html
森川林 2025/05/31 15:58 


 AI作文検定の目的は、次の5つです。

1.日本に作文文化を広げる。
2.作文を書くことが、小学校高学年、中学生、高校生において日常化する。
3.そのことによって、読む力、書く力、考える力が育つ。
4.日本の教育が、知識偏重から思考重視に転換する。
5.日本が創造教育文化立国として発展する。

記事 5342番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/6/10
森リン解説――4月の森リンベスト中3の作品から as/5342.html
森川林 2025/05/28 11:13 


 4月の森リンベストで、中3の部の1位だった作品の森リン解説を行います。

4.2
   中3 あえとく(aetoku)  2025年4月2日

 科学文明の進歩により、日常の多くの手間が省かれ、便利な社会が築かれた。しかし筆者は、人間が本来の力を育てるには「必要なる手間」を経験することが重要だと考える。オーストラリアの小学校では、卒業前に数日間の野外活動を行い、判断力や協調性、本能的な感覚を育てている。現代では便利さの裏で、人間の感覚や決断力が鈍ってきているのではないかと筆者は懸念する。生きる喜びは、新しいことを知る感動や期待の中にある。かつての寮生活で見た「ボーイズ・ビー・アンビシャス」の落書きが、今も筆者の心に生き続けている。自然や人間の魅力を日々発見することこそ、筆者の野心である。そのための方法としては第一に、機械などに頼らず、自分でやってみることだ。キャンプではライターを使わずに自力で火を起こした。一見面倒に思えるが、一からやることで真の楽しさがわかる。

第一に、機械や道具に頼らず、自分の手でやってみることである。僕はキャンプに行った際、ライターを使わずに火を起こした。確かに手間はかかるが、一から挑戦することで、その過程にある楽しさや達成感を味わうことができた。これこそが、本来の人間の力を引き出す方法なのだ。現代の人間は一つのことをするのに楽をしすぎている。それに比べて昔の人々は何から何まで全て手作業でこなしている。僕たちは昔の人を見習う必要があると考える。まずは自分でできるところからやっていけばいいと思う。

第二に、学校教育の中に体験型の学習をもっと取り入れていくことである。田植えや家畜の世話など、自然や命と向き合う経験を通して、子どもたちは食べ物の大切さ、命の尊さ、そして働くことの意義を肌で感じることができる。こうした体験は教科書だけでは学べない貴重な学びとなる。結局一番大切なのはどれだけ勉強できるかよりも教科書だけでは学べない貴重な学びが将来生かせるような人だと思う。もしそういうものを活かせるような人になれたら周りからも信頼されると思う。

確かに、現代社会において便利な道具や技術を活用することは重要である。しかし、「人が旅行するのは、到着するためではなく、旅行するためである」という言葉が示すように、目的地に至るまでの過程にこそ、本当の価値があるのではないだろうか。手間をかけるということは、遠回りに見えて、実は自分自身を磨き、高める近道なのである。私たちは今こそ、便利さの陰にある失われた感覚を取り戻すべきときなのかもしれない。生きることに手間をかけ、日々新しい発見に心を踊らせるような人生こそが、真の「生きる喜び」へとつながる道なのではないだろうか。


 あえとくさんの課題は「4.2」となっていますが、今度、自分なりに題名を考えてつけておくといいです。

 要約は上手にまとめています。
 清書のときは、ここは要約でなく、自分なりの説明に変えて書いていくといいです。

 この作文の点数が高い理由のひとつは、バランスがよいことです。
 自分自身のキャンプの体験という柔らかい実例が入っていると同時に、「学校教育の中での体験学習型の授業」という社会的な広がりのある話も入っています。

 この社会実例の部分で、数字や固有名詞の入るデータが調べられれば、そういう実例をいれることによって、更に知識語彙の点数が上がります。
 今後は、ChatGPTなどを活用して社会実例を探していくといいです。

 結びの第四段落が、第一、第二、第三段落と同じぐらいの分量で書かれているのもよいところです。
 多くの人は、結びの感想や意見の部分をあっさりまとめてしまいがちですが、ここをじっくり書くことが思考語彙を高めるコツになります。

 結びの段落に、「人が旅行するのは、到着するためではなく、旅行するためである」という光る表現を入れているので、文章全体の印象が切れ味のよいものになっています。

====
■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
n確か,n第,。しかし,。確か,いけば,ことこそ,これこそ,するため,そのため,だろう,と思う,と考える,にこそ,に思える,のかも,は第,人生こそ,今こそ,使わざる,取り戻すべき,進歩により,頼らざる,

■知識語彙 68種 105個 (種類率65%) 85点
一番,世話,人生,人間,体験,価値,便利,信頼,判断,到着,勉強,卒業,協調,大切,学校,学習,家畜,将来,小学校,必要,意義,感動,感覚,懸念,手作業,手間,技術,挑戦,教科書,教育,文明,方法,旅行,日常,日間,期待,本当,本来,本能,機械,決断,活動,活用,現代,生活,発見,目的,社会,科学,筆者,経験,結局,自分,自力,自然,自身,言葉,貴重,近道,進歩,過程,道具,達成,重要,野外,野心,面倒,魅力,

■表現語彙 127種 211個 (種類率60%) 85点
n確か,。確か,こと,これ,さ,するため,そのため,それ,たち,とき,ところ,どれ,もの,よう,オーストラリア,ライター,一,一つ,一番,世話,中,二,人,人々,人生,人間,今,体験,何,価値,便利,信頼,僕,全て,判断,到着,前,力,勉強,卒業,協調,周り,命,喜び,地,型,多く,大切,子ども,学び,学校,学習,家畜,寮,将来,小学校,心,必要,性,意義,感,感動,感覚,懸念,手,手作業,手間,技術,挑戦,教科書,教育,数,文明,方法,旅行,日々,日常,日間,昔,期待,本当,本来,本能,楽,機械,決断,活,活動,活用,火,現代,生活,田植え,発見,的,目的,真,社会,私,科学,筆者,経験,結局,肌,自分,自力,自然,自身,落書き,裏,言葉,貴重,近道,進歩,過程,道,道具,達成,遠回り,重要,野外,野心,陰,際,面倒,食べ物,魅力,

■経験語彙 45種 66個 (種類率68%) 86点
かかる,かける,かせる,こなす,しれる,すぎる,せる,つながる,できる,と思う,と考える,なれる,に思える,やる,れる,わかる,使う,働く,取り入れる,取り戻す,向き合う,味わう,失う,学べる,引き出す,感じる,比べる,生かせる,生きる,省く,知る,磨く,示す,築く,続ける,育てる,至る,行う,見える,見習う,起こす,踊る,鈍る,頼る,高める,
====

記事 5341番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/6/10
乗り物酔い対策 as/5341.html
森川林 2025/05/23 05:28 


 遠足でバスに乗ると、乗り物酔いをするので嫌だという子がいます。

 そのときの対策です。

 家の近所からバスに乗る練習をします。
 バスに酔うまで乗り続けて、気分が悪くなってきたらそこで降りて、帰りのバスに乗ります。

 これを日曜日などに何回か繰り返していると、そのうちにバスに乗っても酔わなくなります。

 こういうことは、子供がひとりで考えつくことはないので、親がアドバイスをしてあげることが必要です。

 どんなことも、人間には適応力があります。
 それは、自然治癒力とでもいうものです。


 勉強も同じ(笑)。
 難しい算数数学の問題も、何度も繰り返して解法を見ながら解いていると、4、5回目には、ほぼ楽に解けるようになりす。


 自然治癒力で乗り物酔いを克服していきましょう。

記事 5340番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/6/10
2025年5月保護者懇談会資料 as/5340.html
森川林 2025/05/22 10:18 


●夏季休業の予定(8/11月~8/17日は休み宿題、7~9月に振替参加できます) 8月11日(月)~8月17日(日)は休み宿題とします。
 作文の人は、ウェブに8.2週と8.3週の解説動画を入れておくのでそれを見て書いてください。
 振替授業で参加される場合は、7月~9月の間で行ってください。

●生徒の学習データを知らせる「森からゆうびん」を復活作成中
 11月のサーバー移転の影響が長く残っていたために、「森からゆうびん」の発送が遅れていましたが、復活できる見通しがついたので、5月から毎月郵送する予定です(海外の方にはオンライン新聞で連絡します)。

●OCRのオシロンのページの現状
 手書きの作文を書いている人も森リン採点が利用できるように、OCRのページ「オシロン」を開設しました。
 しかし、GoogleもChatGPTもまだ日本語に十分対応しきれていないために、誤読が残る面がありました。
 OCRにかけるコツは、
・画像はjpgかpngです。pdfはできません。
・できるだけ丁寧な字で書いてください。
・作文が2ページ以上になる場合は、ページの途中で文が切れないように工夫してください(OCRは1枚ずつ読むので、文が途中だとうまく読めないことがあります)
・縦書きよりも横書きの方が正確に読めるようです(しかし、これはいずれ改善されると思います)
・ChatGPTに直接アップロードしてテキスト化してもらうこともできます(無料版でも、枚数の制限はありますが、アップロードできます)。
※将来は、コピー機自体がAIで手書きの文章をテキスト化できるようになります(既にそういう機械はありますが、子供の手書きの作文への対応は未定です)。

●作文は、森リンの評価を目標に――字数は学年の200倍を基準に
 森リンは客観的な評価が出るので、勉強の励みになります。
 森リンベストに載ったり、自分の点数を上げたりすることがひとつのきっかけになうようにしていくといいです。
 字数の基準は学年の200倍で。小6以上は1200字以上を目指して書いていってください。

●将来の学力は、知識の学力から、思考力、創造力、共感力の学力へ
 現在の学力は、知識の習得を中心に組み立てられていますが、将来は知識だけでなく、思考力、創造力、共感力を育てることが学力の目標となります。
 思考力は主に作文で、創造力は主に創造発表とプログラミングで、共感力は主に読書と生徒どうしの交流で、知識の学力は、基礎学力、総合学力、全科学力で担うようになると思います。

●サマーキャンプ計画中、8/14~8/16あたり、泊数自由、那須合宿所現地集合 コロナ禍以降、休止していたサマーキャンプを復活します。
集合、解散は那須塩原駅にする予定。5/24追加。
 ただ、今回は久しぶりのサマーキャンプのため、日数を限定し、集合場所も現地集合で行う予定です。
 詳細が決まりましたら、改めてご連絡します。

●夏休みの読書感想文の宿題は無意味に
 読書感想文は、授業の中で読書指導や作文指導ができないことから、宿題やコンクールというかたちで行われてきました。
 しかし、AIの利用によって、宿題やコンクールは無意味になりました。
 そして逆に、言葉の森の作文自動採点「森リン」や、推薦図書検定(計画中)によって、読書と作文の指導を授業の中で行うことが可能になりました。
 これからは、読書や作文は、本来の教育のかたちで行われるようになると思います。

●推薦図書検定を作成中
 推薦図書一覧表を作成し、その推薦図書をもとにした読書感想文のシステムを現在開発中です。
 これによって、読書指導が日常的にできるようになる予定です。

●小123年の勉強は、無条件に吸収できる年齢を生かして暗唱を中心に
 小123年生の基礎学力クラスは、この学年のあらゆることを無条件に吸収できる特徴を生かして、暗唱を中心にした授業を行っています。
 暗唱を行っている幼稚園で、卒園児の平均IQが120という結果が出ているように、この時期の暗唱学習は、将来的にも効果があります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000006547.html
(言葉の森は、数十年前から暗唱練習ができるようにしています)
https://www.mori7.com/askt/

●小456年の勉強は、学年相当よりも1年先を、また英語の暗唱力を
 小456年生の総合学力クラスは、中学受験はしないか又はする必要のない、学力優秀な生徒が勉強しています。
 勉強は、小学校で習う標準的な勉強を中心に、学年を先取りする方向で勉強し、小6は中学生の勉強を先取りすることを目標にしています。
 また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。

●中123年の勉強は、AIオリエンテッド学習で、また英語の暗唱力を
 中123年生の全科学力クラスは、先生に教わる勉強でも、自分ひとりでやる勉強でもなく、AIと相談しながら進める勉強を行っています。
 勉強の内容だけでなく、勉強計画や、将来の希望などもAIと相談しながら、進めます。
 AIオリエンテッドの学習は、今後の学習の基本になります。
 また、英語の暗唱力をつける授業を行っています。

●創造発表も、AIオリエンテッド学習を基本に
 創造発表クラスは、参考書や本やネット検索で、すでにあるものを探求する学習ではなく、AIを使ってまだないものを個性的、創造的に研究発表する勉強をします。
 創造発表で培った自主性、創造性は、将来の大学入試の総合選抜ばかりでなく、将来の社会での独立起業志向に結びついていきます。

●プログラミングも、AIオリエンテッドで、バイブコーディングの学習に
 プログラミングクラスは、これまでのコードプログラミングを中心にした地道な学習から、AIを利用した目的中心の学習に移りつつあります。
 「どう作るか」よりも「何を作りたいか」ということが中心になる勉強です。
 バイブコーディング(AIコーディング)は、まだ途上ですが、これから広がっていきます。
 プログラミングクラスは、作品の発表を中心に勉強の成果を出していく予定です。

記事 5339番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/6/10
AIと共に学ぶ時代へ――「AIオリエンテッド教育」のすすめ as/5339.html
森川林 2025/05/17 07:24 


 いま、教育の現場が大きな転換点を迎えています。これまでの「教える」中心の一斉授業から、「学び手が主体」となる自律的な学びへとシフトする中で、AIの存在が急速に注目を集めています。

  「AIオリエンテッド教育」とは、AIをただの道具として使うのではなく、教育そのものをAIと共に進化させていこうという新しい考え方です。つまり、AIを学ぶことと、AIと一緒に学ぶことの両方を含む教育のスタイルです。

  この背景には、社会全体の変化があります。知識を覚えるだけでよかった時代は終わり、現代では「情報を使って何ができるか」が問われるようになっています。そんな時代に、AIは学習者の進捗に応じて学びを最適化し、即座にフィードバックを返すことができます。さらに、教員の業務負担を軽減し、より個に寄り添った指導を実現する力も持っています。

  実際に、言葉の森が開発した作文評価支援AI「森リン」や、読書感想文を評価する「図書検定」では、AIが生徒の書いた文章に講評や数値評価を返し、自分の表現を客観的に見つめ直す手助けをしています。生徒たちはAIと対話しながら、自分の考えを深め、言葉にしていく力を伸ばしていきます。これは単なる採点ではなく、「学びの伴走者」としてのAIの姿です。

  AIオリエンテッド教育を導入するには段階があります。まずは授業の補助的な場面でAIを活用することから始め、次に探究学習や作文などでAIと対話する活動へと進み、最終的にはカリキュラム自体をAI前提で設計していくことが理想です。教員は情報提供者からファシリテーターへ、生徒は受け身から能動的な学び手へと変化します。

  もちろん懸念もあります。AIに頼りすぎて考える力が育たないのでは、という声もあります。しかし大切なのは、「使い方を教える」だけでなく「どう使われるかを自分で選ぶ力」を育てることです。AIを使って表現し、考え、対話する経験を積むことが、これからの社会を生きるうえでの力になります。

  未来の教育は、AIと競争するものではありません。AIと共創し、人間にしかできない創造力や思考力を育てる教育です。今こそ、教育のあり方を根本から見直し、AIと共に歩む「学びの未来」を考えるときです。

記事 5338番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/6/10
AIと教育――全科学力、創造発表、作文、推薦図書 as/5338.html
森川林 2025/05/14 09:57 


 AIの発達によって、今後の教育は大きく変わります。

 第一は、人間の先生が教える時代ではなくなるということです。
 子供は、AIで自ら学ぶことを選ぶようになります。
 そのときに大事なことは、ただ、勉強をするだけではなく、同年齢そして同レベルの友達との人間どうしのコミュニケーションがあることです。
 友達とのコミュニケーションを通して、勉強するために、言葉の森では、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを開いています。

 AIによって、教育が変わる第二の面は、知識の吸収を中心としたこれまでの教育の見直しが必要となることです。

 知識は基礎的な学力の知識だけでよくなり、むしろ創造と発表が教育の中心になっていきます。

 知識の土台になる基礎的な学力は、学習の前提として、誰もが身につけておく必要があります。
 その中心は、日本語を読む力と、数学の基礎学力です。

 知識の上に成り立つのは、論理力と思われていますが、単純な論理力ではなく思考力が必要になります。

 思考力の基盤は、難しい文章を読む力をつけることです。
 言葉の森では、難しい文章を読む力をつけるために、推薦図書検定の仕組みを現在作っているところです。

 思考力を発展させるものは、作文力です。
 そのために、言葉の森では、森リンで作文の自動採点ができるようにしています。

 しかし、作文を通して考えるためには、手書きで書く練習をしていく方が効果的です。
 手書きOCRは、まだ発展途上ですが、将来は、手書きOCRで作文をテキスト化して、森リンが採点するという仕組みになっていくと思います。

記事 5337番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/6/10
【重要】OCRオシロンのその後 as/5337.html
森川林 2025/05/12 08:24 


 OCRオシロンに、縦書きの原稿を横に読み込んでしまう問題が発生しました。
 これは、GoogleのAPIが、まだ日本語の縦書きに対応しきれていないためです。
 また、ChatGPTのAPIは、2024年5月に開始されたばかりなので、まだ日本語に十分対応できていなかったためです。

 いろいろ修正をしましたが、根本的には直りませんので、今後は、GoogleやChatGPTのAPIが改善されるのを待つしかありません。

 しかし、現在でも、ChatGPTに直接画像を読み込ませると、かなり精度の高いテキスト化をしてくれます。
 OCRオシロンでテキスト化がうまくいかない場合は、ChatGPTに直接画像をアップロードしてテキスト化をしてくださるようお願いします。
https://www.mori7.com/osiron/

記事 5336番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/6/10
手書き作文が自動的にテキストになるOCRの「オシロン」のページ as/5336.html
森川林 2025/05/10 15:08 


 OCRの性能は、日々向上していますが、これまでは日本語の手書きの文字をテキスト化するのは、まだ難しい面がありました。

 しかし、AIが文脈で文字を読み取れるようになってきたことで、手書きの文字の読み取り性能が一挙に上がりました。


 言葉の森が開発したOCRの「オシロン」は、現在、日本の最高レベルのOCR機能を持っていると思います。
 それは、AIを組み込んだOCRだからです。


 言葉の森のOCRの特徴は、子供が書いた手書きの文字を補正してテキスト化することです。
 その理由は、テキスト化の目的が、作文の森リン点を出せるようにすることだからです。
 だから、小学1年生が書いたひらがなだけの作文も、普通の漢字仮名交じり文に変換してテキスト化します。


 作文力の本質は、文章が漢字で書いてあるかひらがなで書いてあるかには関係なく
、どのような語彙で書かれているかというところにあります。
 手書きで作文を書いている人は、OCRの「オシロン」を活用して、手書きの作文とテキスト化された作文の両方を作文の丘から送ってくださるといいと思います。


 話は変わりますが、人間が考えることと書くことの間には、強いつながりがあります。
 人間は、頭の中で考えるだけでなく、手で書きながら考えます。

 パソコンでタイピングすることと考えることの間のつながりは、手で書くことことと考えることとの間のつながりよりも弱くなります。

 タイピングは、考えたあとの清書のような性格の入力の仕方です。
 手書きは、考えを深めながら書くという性格の入力の仕方です。

 だから、将来の作文では、手書きが復活すると思われます。
 その手書きの作文を「オシロン」がテキスト化するのです。

 しかし、手書きは、パソコン入力よりも確かに時間がかかります。
 そこで、手書きは、四行詩のような簡潔で密度の濃い書き方になっていくのだと思います。
コメント1~10件
【合格速報】東 ののはな
東北大学へのご入学、おめでとうございます。 晴れ晴れとした 4/10
記事 5324番
【合格速報】東 とうこ
Yちゃん、ご入学おめでとうございます! 嬉しいご報告を、あ 4/10
記事 5324番
【合格速報】兵 匿名
すごい 3/26
記事 5281番
新しい教育のビ 森川林
 この勉強の目的は、どこかいい大学に入るようなことではありま 3/17
記事 5309番
これからの学力 森川林
発表広場に発表作品を入れています。 (カメラオフの発表のみ 3/5
記事 5306番
暗唱のコツは早 音楽
本当にありがとうございました。 テスト合格できそうな気がし 3/3
記事 700番
優しい母が減っ 森川林
あきろあさん、コメントありがとうございます。 子供は、もと 2/13
記事 979番
優しい母が減っ あきろあ
森リン先生の投稿をみて、母は甘やかしていいんだと、初めて気付 2/7
記事 979番
中根の担当する 森川林
YKさん、ありがとう。 私が子供にさせたいと思っていたのは 1/27
記事 5267番
中根の担当する YK
創造発表クラス面白くなりそうですね!イギリスの私立学校のカリ 1/27
記事 5267番
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