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● 小3思考発表クラブ6.1週 (2046字) 森川林 2017年05月31日 16時36分
8575 (小3オープン資料室)
●連絡
★ここ数回、会場の移動があり、授業が長引いてしまい申し訳ありませんでした。
とりあえず、元の会場のままで授業ができる形にしましたので、今後、会場移動のようなことはありません。
★ときどき、ほかの人の画面が黒くなり表示できないようになることがありますが、それはパソコンのメモリが消費されたからのようです。
その場合は、いったん退出してまたすぐに入っていただくと、見られるようになります。
思考発表クラブで生徒数の多いところは、やはり発表だけでかなり時間がたってしまうので、6月から、授業は動画で事前に見てもらうようにし、当日は本の紹介と発表と懇談を中心にするようにしたいと思います。
生徒数の少ないところは、当日の授業も行うようにします。
★授業の動画は、詳しく説明するため、著作権的にオープンにはできないので、Google+コミュニティの方に入れるようにします。
★思考発表クラブは、作文、算数、理科実験などいろいろな話をしていますが、作文の予習を中心にしていくといいと思うので、毎月1~3週は構想図を書くことを優先してやっていってください。ただし、あまり無理にがんばらせないようにしてください。
★授業を動画で学年別に事前に見られるようにし、思考発表クラブの当日は本の紹介と発表だけにするので、今後の運営を次のように変えたいと思います。
(1)3学年の合同の会場にして、参加できる曜日の枠を増やす予定です。(小1~小3の会場と、小4~小6の会場。モンテッソーリの小学校が3学年合同で運営していて、この縦割りの学習が子供の成長にプラスになっている面があるようなので)
したがって、思考発表クラブの学年別会場は次のようにする予定です。
☆小1~小3は、水1800、木1800のいずれでも可。
☆小4~小6は、月1800、火1900、水1900のいずれでも可。
(2)本の紹介や発表のあと、生徒どうしや保護者どうしの質問や感想を随時受けられるようにしたいと思います。
★来週6月8日(木)は中根が19:00から出かける用事(那須の下見)があるため、18:45ごろには終了する予定です。
●読んでいる本の紹介
●作品の紹介
●作文の予習
▼6.1週
★体育の時間、とくいなこと
・作文のテストです。
体育の時間の思い出を書いていきましょう。お父さんやお母さんに子供のころの体育の思い出を聞いてみましょう。
おじいちゃんやおばあちゃんに聞いても面白いと思います。
▽ファイブM 撮影会! 器械 体操 幼児 小学生 跳び箱 編
https://youtu.be/OpFv-ZTb1Fc
▽跳び箱ギネス世界記録保持者
https://youtu.be/LGedkzCqAak
▽足がどんどん速くなる! かけっこトレーニング【第3回】~腕振り~
https://youtu.be/wCQ0Ye8Su2A
▽ドッジボールの上手な受け方
https://youtu.be/i3VCe1AASBs
▼6.2週
★カタツムリを見つけたこと、がんばったこと
カタツムリは、古い家や古い道の陰になっているところによくいる。
コンクリートや板の上についている苔などを食べているらしい。
昼は暑くなるので、まだ日の昇らない朝のうちに歩き回っていることが多い。
▽実はコンクリートを食べていた!?――知られざるカタツムリの世界
https://youtu.be/CkW7KmH32Ec
▽びっくり! カタツムリの歯!
https://youtu.be/jEerxC_WXLc
▽カタツムリに足はある?
https://youtu.be/ypZHBDL_MQ8
▽カタツムリって、どんな動物?
https://youtu.be/NyvUdn9jfIQ
▽カタツムリの角の役割
https://youtu.be/bwpHHHNFmn0
▽言葉の研究にも役立ったカタツムリ
https://youtu.be/CX_DklD1qrA
▽エコ・フロンティア~自然に学ぶ科学技術 (10)カタツムリの殻に学ぶ汚れないタイル
https://youtu.be/ZgBtlzuJCMg
・2分から3分あたりにかけて。
▽音を立ててニンジンを食べるカタツムリ(Snail eating carrot with noise)
https://youtu.be/zosyPTLUGto
●算数の似た問題
「これでわかる算数小3」P31-3
「これでわかる算数小4」P70-問題1
●理科実験工作の紹介
▽炭で「電池」を作ってみよう プロペラも回るよ
https://youtu.be/5cJcXdznIR8
▽【驚愕】レモンに釘を刺したらライターになって発火!BBQやキャンプで役立つ天然電池の作り方とは?
https://youtu.be/K70O1bJKCDY
●小3のGoogle+コミュニティ
https://tinyurl.com/zv2be92
●授業の動画
授業の動画はGoogle+コミュニティに入っています。
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● 小3 シオンの山 9.3週 「アルフレッドのゆいごんじょうは(感)」 (957字) すずめ 2013年09月13日 16時28分
805 (小3オープン資料室)
今回の似た話にはどんなものがよいでしょう。一つには、「何かの役目を果たした話」「重要な役割を引き受けた話」、そしてもう一つは、「後世に残るような何かを作ったり贈ったりした話」です。また、「もし~だったら」には、「私がアルフレッドだったら」「ぼくがノーベル賞をもらえるとしたら」などが書きやすいですね。
おうちの方からのお話としては……
<実例1>
父「そうだなあ。大きな役割といえば、小3の時の、選手宣誓かな。」
子「運動会の?」
父「違う違う。ジュニア野球の県大会だよ!」
子「ええっ、すごい!」
父「なんだか偉い人も来ているし、観客がスタンドにいっぱいだし、なかなかの体験だったよ。」
子「うまくできた?」
父「うん、ものすごく練習したからあがらずにできたよ。」
子「わあ。」
父「その時に、準備万端にしておけば、不必要に緊張することはないんだってことを学んだね。」
子「そうなんだ!」
<実例2>
母「小学校の卒業の時にね、記念のものを学校に残すことになっていて、ママたちも作ったのよ。ほら、●●子の学校でもあったでしょう?」
子「うん、去年の6年は、図書室の郷土資料コーナーの棚を作ってくれたよ。」
母「そうだったわね。ママたちはね、一人1枚ずつかまぼこの板に彫刻をしたのよ。」
子「えっ、何を彫ったの?」
母「字よ。」
子「ええっ?」
母「あのね、一人2,3文字ずつだったかな、順番につなげると校歌になるの。」
子「わあーっ、すごいね。」
母「うん。だれがどこを受け持つか決めたり、彫りにくい漢字はひらがなにしたり、6年生になってすぐから取り掛かったのよ。」
子「へええ。」
母「かなり立派なものができて、昇降口のところに掲げてあるわよ。おととし、同窓会で行ってみたらまだきれいだった。そこに子どもが通っている人がいて、1年生が校歌を覚えるのにとても役立っているんだって教えてくれたの。うれしかったな。」
みんなのために引き受けた大役、後の人のためを思って作ったもの……。
どちらもすてきなエピソードがありそうですね!
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=09&syuu=3&banngou=5
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● 小3 シオンの山 9.2週 「何かを作ったこと」 (1251字) すずめ 2013年09月06日 18時12分
796 (小3オープン資料室)
「何かってどんなものでもいいの?」
そんな質問が毎年出ます。いいんです! 工作でも手芸でも、料理でも。そして、できたものをただ紹介するだけでなく、作った時の苦労話や、作品の自慢話、みんなの反応など、「作ったこと」にまつわるエピソードをどんどん入れましょう。
おうちの方からは、子どもの時に作ったもので印象深いもの、いつも作っていたもの、また、現在の話でもOK.です。
<実例1>
母「えっ、作ったこと? ああ、お母さんは子どもの頃から、手芸が好きだったから、しょっちゅう何かを作っていたわよ。」
子「子どもの時からそうだったのね。」
母「そうなの。秋冬は編み物、夏はレース編みや袋もの作りをよくしていたなあ。」
子「どうして手芸が好きだったの?」
母「そうねえ。作っている過程もワクワクして楽しいし、できたものを人にあげたり、自分で使ったりするのも喜びひとしおなのよね。そんなところが魅力かな。」
子「ふうん、そうなんだ。楽しそうだなあ。でもお母さんみたいに器用でないとできないよね?」
母「あら、お母さんも最初は不器用で全然できなかったのよ。おばあちゃんに見よう見まねで習ってやっているうちにどんどんできるようになったのよ。」
子「そうなのー! じゃあ私にもできるかな。」
<実例2>
父「それにはあの話がぴったりだな。」
子「ねえねえ、どんな話?」
父「昔ね、犬を飼うことになってね。兄貴といっしょに犬小屋を作ったんだ。ちょうどお前くらいの頃かな。家の骨組みは兄貴が作って、パパは屋根の担当だったんだ。」
子「うわーそうなの。屋根ってだいじな部分だよね。」
父「そうなんだよ。やり方を習って、金槌でトタンを切ったのを打ち付けた。」
子「大工さんみたいだね。」
父「うん、実はその時、初めてだったんだけど、うれしくてね。薄暗くなるまでかかって、二人で仕上げたんだ。」
子「犬、入れたの?」
父「もちろんだよ。小さい柴犬だったんだけどね。毛布を敷いてやったらすぐに慣れてうれしそうに転がってたよ。」
子「わあ、よかったね。大成功だったんだ。」
父「そ、それが……。」
子「えっ!?」
父「その晩、台風が来て、庭の木が折れるくらいの強風が吹いたんだよ。それで、朝見に行くと、なんと……。」
子「えっ! どうしたの!!」
父「……パパが作った屋根がなかったんだ。」
子「ええええええっ! 吹き飛ばされちゃったの!?」
父「……らしい。釘の打ち込みが甘かったのか、打った場所が悪かったのか……。」
子「子犬は無事だったの!?」
父「うん、その晩は家に入れていたからね。……それにしても……。」
大人の失敗談は、いつも大人気です。おもしろいエピソードをつけて、「作ったこと」の話を聞かせてあげてくださいね。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=09&syuu=2
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● 小3 シオンの山 9.1週 「かぞくの好物」 (1213字) すずめ miri 2013年08月26日 15時49分
489 (小3オープン資料室)
対話をしろと言われても……。対話による予習をすすめられても、なかなかうまくいかないとお悩みのご家庭もあるかと思います。あらたまって対話と言われると考え込んでしまいますね。
今回の課題は、そんなご家庭にうってつけのテーマです。「食」に関するテーマでは、毎回おもしろい作品が多くみられます。身近で関心が高く、おうちの方からのお話もきっと出やすいのでしょう。
予習シートの例も参考になさって、楽しく好物について語り合いましょう!
<実例1>
母「えっ、お母さんの好物? 決まっているじゃない、あれよあれ!」
子「わかった! ケーキだね!」
母「あったりー!」
子「では、取材です。お母さんはいつからケーキが好きなのですか?」
母「え……。いつからかしら? 幼稚園の頃にはすでに好きだったわねえ。毎日、お誕生日がいいなんて言ってたらしいし。」
子「一番好きなのはどんなケーキですか?」
母「む、むずかしい質問ね。一番……って決められない……。イチゴのショートでしょう、フルーツタルトにチョコケーキでしょ、チーズケーキはレアも焼いたのも……。」
子「ぜ、全部ですね。」
母「そうね。ああ、サバランもあった、ミルフィーユも……。」
子「ケーキのどういうところが好きなのですか?」
母「見てよし、味わってよし、で心が躍るところかしら。」
<実例2>
子「パパの好きなものは、もちろんおそばだよね!」
父「うん、そうだね。」
子「子どもの時からそうだったの?」
父「いや、小さい時は、うどんやラーメンの方がよかったんだ。」
子「えーっ、そうなの?」
父「うん、高校の修学旅行で、そば好きのやつと同じ班になって、ものすごくおいしいそばを食べたのがきっかけなんだ。」
子「へええ。週に何回くらい食べるの?」
父「えーと、3回は食べるなあ。最低でも。出張先でも必ずおいしい蕎麦屋を探して行くし!」
子「ほんとうは毎日食べたい?」
父「もちろんだよ!」
子「じゃあ、今度の日曜日、お昼はそばにしよう!」
父「いいね。あ、そうだ、秘密にしていたけど、来月から月に一回、そば打ち教室に通うことにしたんだよ!」
子「わあー、いよいよ自分で打つんだね!」
他には、ファミリーレストランに行って、家族がそれぞれ好きなものを注文した話や、こだわりの食べ物や食べ方について、「私はあまり好きではない○○」が大好きな家族の話など、いろいろありそうですね!
<参考>日本人の好きな料理ランキング
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0332.html
結局のところ日本人が一番好きな料理ランキング
http://research.news.livedoor.com/r/3006
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=09&syuu=1
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● 小3 シオンの丘 8.3週 「ニトログリセリンのグリセリンは(感)」 (905字) すずめ miri 2013年08月07日 17時24分
488 (小3オープン資料室)
ノーベルの伝記です。ちょうど夏休みなので、この機会に本で全体を読んでみるのもよいですね。
今回の似た話にぴったりなのは……。
爆発の話、花火の話、ノーベル賞について、何かを研究した話など。
実例1
父「花火ねえ。昔、こんなことがあったよ。危険だからやっちゃいけないんだけど、もっと大きな音が出るようにと改造した中学生がいてね。」
子「ええーっ!」
父「2,3発は成功したんだが、なかなか発火しないのがあって……。」
子「どうしたの?」
父「なんと花火の筒を覗き込んじゃったんだよ。」
子「ええっーーー!!」
父「そうしたら、そこで爆発して、その子は目をおさえて座り込んで、大変なことになった。」
子「わあーー!」
父「まあ、幸い、一時的に視力が落ちただけで、だいじょうぶだったんあだけどね。ほんとに危なかったよ。」
子「うん、パパはいっしょにやってたの?」
父「兄貴にくっついて、見てたんだよ。まだ小2か小3のときね。」
実例2
母「そうねえ。じゃあ、研究室の話をしようか?」
子「うんうん。」
母「大学の時はね、顕微鏡を覗き込む日々だったなあ。ミクロの世界に取りつかれていたのね。」
子「ふうん。」
母「いろんな寄生虫の解剖なんかもやったなあ。」
子「やだー、寄生虫~それに細菌の勉強のときなんか、真夏に締め切った実験室で、長い白衣を着て、エアコンはもちろんなしで、ほこりを立てないように静かに何時間も菌に向かって……。」
子「う、うわー、ママってそんなことをしてたのねー。」
母「うん、あの頃は没頭していたなあ。面白かったなあ。(遠い目)」
また、日本人の活躍も増えてきたノーベル賞について知らべたことを書くのもよいかもしれません。自由研究にもつながりそうですね!
<<参考>>
「子供たちに聞かせてあげたいノーベル賞」
http://www.nikkyoko.net/nobel.html
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=08&syuu=3
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● 小3 シオンの丘 08.2週 「よその家にとまったこと」 (1136字) すずめ miri 2013年08月07日 16時02分
487 (小3オープン資料室)
8.2週 「よその家にとまったこと」
夏休みにぴったりな課題が来ました! お泊りは、子どもにとって最も興奮する体験の一つではないでしょうか。宿泊先は、祖父母の家から始まって、友だちのうちやキャンプ、旅行など、自分のうち以外でしたらなんでもOK.です。
おうちの方からの話としては、子どもの時のお泊りはもちろん、大人になってからのことでもかまいません。
実例1
父「お父さんが子どもの頃、一番楽しみにしていたお泊りはね、小2のとき、転校してしまった友だちのうちだよ。夏休みと春休みだったかな、年に2回、交代でね。」
子「へえ、遠くに越しちゃったの?」
父「そうなんだよ。新幹線で行くんだよ。高学年になってからは、一人で行ったよ。」
子「わあ、そうなの!」
父「うん、毎回、話が止まらなくて夜中まで起きていて、おばさんにそろそろ寝なさいって何度も言われてね。」
子「へえ、どんな話で盛り上がった?」
父「お互いの学校のことや、サッカーのこと、それから……。」
実例2
母「毎年、夏休みには一人でおばあちゃんちに2週間くらい行っていたのよ。」
子「そんなに長く~?」
母「うん。あそこは山の中で涼しいから、宿題も全部持って行ってね。」
子「わあ、それはいいね。」
母「ふふ、おばあちゃんにも手伝ってもらっちゃったこともあるなあ。」
子「あー!」
母「虫が多いから、蚊帳というのを吊ってね。その中で寝るのよ。」
子「かや? どんなのー?」
母「どこかに出ていないかな? ちょっといっしょに調べてみましょう。」
実例3
父「えっ、よそで泊まるっていえばキャンプだよ! キャンプはいいぞう。空には満点の星、ランタンのあたたかい光、尽きない友との語らい、心に残るキャンプファイヤー!」
子「わあーぼくも行きたい!!」
せっかくふだんと違う場所で寝泊まりするのですから、そこでの会話や、その場所の様子、まわりの景色、その時の気持ちなど、いろいろな点から考えてみましょう。
中にはこういう例も!?
実例4
母「私はね、子どもの時から場所が変わると全然眠れなくなっちゃうタイプだったのよ。よく『枕が変わると眠れない』というけれど、まさにそんな感じ。だから、お泊り保育から始まって、宿泊体験も学校キャンプも林間学校もいやだったなあ。そうそう、おじいちゃんおばあちゃんのおうちでもそうだったのよね。何がいやだったかって? うーん。いつもと違うお部屋で違う布団で、っていうのが落ち着かなかったのかもしれないわねえ。」
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=08&syuu=2
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● 小3 シオンの山 8.1週 「おにぎりを作ったこと」 (1204字) すずめ miri 2013年07月26日 11時59分
486 (小3オープン資料室)
最近は、コンビニでもいろいろな種類のおにぎりが売られているし、おにぎり専門店もありますね。
しかし、今回はちょうど夏休みなので、親子で楽しく作ってみましょう!
毎年、この課題のためにおにぎり作りに初挑戦したという生徒が出ます。これを機に料理に目覚めた子もいます。
形や具の種類、海苔の有無、巻き方などおうちによってバラエティが無限にあるのも楽しいですね。
みんなで作ったあとは、それを持ってでかけるもよし、ベランダやお庭でピクニックごっこをするもよし!
実例1
父「おにぎりといえばね、お父さんが小学生の頃やっていたボーイスカウトでは、水筒の中身は水、お弁当はおにぎりだけと決まっていたのを思い出すな。」
子「えっ! おかずなし?」
父「そうだよ。質素にするということで、おかずなしだったんだ。」
子「へえ、ぼくはそんなのいやだなあ。ウィンナーとかから揚げとか入っていなくちゃお弁当じゃないよー。」
父「そういう子も多くて、こっそりと具にとんかつなんか入れてきたのもいたなあ。」
子「ひえっ、巨大なおにぎりになっちゃうね。」
父「あはは、そうなんだよ。でね、そのおにぎりはちゃんと毎回、自分で作っていったんだぞ。」
子「そうなの!? すごいなあ。」
父「だろ? だから今でもおにぎり作りは得意なんだよ。」
実例2
母「お母さんね、小さいころ、体が弱くて、食も細かったのよ。」
子「食が細いって?」
母「ご飯をあまり食べられないってことよ。」
子「ふうん、そうだったんだ。」
母「でね。おばあちゃんは食べさせるために、いつもいろいろくふうしてくれていたのだけれど、中でも……。」
子「もしかして、おにぎり!?」
母「ふふ、そうよ。毎食、一口か二口で終わっちゃうような小さなおにぎりを作ってくれてね。」
子「小さいおにぎりかあ、かわいいね。」
母「うん、毎日、今日は3つも食べたねなんて、ほめてくれて、だんだん食べられるようになったのよ。」
子「わあ、いいなあ。ねえねえ、私にも小さいおにぎり作ってよー。」
母「えっ! あなたはよく食べるから10も20も作らなきゃいけないわー!!」
もし、おにぎりについて書くことが見当たらない場合は、他のものでもだいじょうぶです。親子や友だちといっしょに、自分で作った料理が書けるとよいですね。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=08&syuu=1
カエルのフェラールちゃんの好きな具は何かなあ……。
<<参考>>
おにぎりの作り方
http://oisiso.com/html/memo/onigiri.html
伯方の塩のおにぎり
http://www.hakatanoshio.co.jp/contents/recommended-recipe/page_498.html
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● 小3 シオンの山 7.3週 「父が母国をはなれたあと(感)」 (1134字) すずめ miri 2013年07月12日 17時09分
485 (小3オープン資料室)
7.2週の長文と続けて読むと、より理解が深まります。
感想文にも、長文と似た話や想像したことを書きますが、今回の場合は、どんな話がよいでしょう?
生徒の感想文では、「私のお母さんもロベルトのお母さんと同じで、あまり怒りません。だからうちのお母さんもこのように言うと思います。」という話と、「ぼくのお母さんは、ロベルトのお母さんとは全然違います。うちのお母さんだったら、どうしてもっと気を付けなかったの、とか探してきなさいと言うかもしれません。」という話に分かれます。
さて、お宅はどちらですか?
おうちの方の話としては、「自分の失敗を誰かがやさしくフォローしてくれたり慰めてくれたりした話」や、ユーモアのおかげで場が和んだという話がよいでしょう。
<実例1>
父「お父さんの会社に、こんな部長がいるんだ。新人社員で失敗ばかりする●●君が、失敗して謝るたびに、ダジャレを言うんだよ。」
子「えーっ! 叱らないで?」
父「うん、もちろんミスはちゃんと訂正させてわからせるんだけど、その後でまだみんながイライラしているところへ、変なおやじャグを言うものだから、一同爆笑で、一気に雰囲気がよくなるんだよ。」
子「へえ、すごいねえ。」
父「その部長は人気者だよ。」
<実例2>
母「昔ねえ、ちょうどあなたくらいの時、これに似たようなことがあったわ。」
子「ええっ! どんなどんな?」
母「うちにお客さんがみえてね、おばあちゃんが留守で、少し待たれるというので、お茶をお出ししなきゃと思ったのね。」
子「え、お客さんにお茶~! 緊張した?」
母「うん、初めてだったから緊張したわよ。見よう見まねで入れたのね。でも、ちゃんと蓋付きのお客さん用の茶碗に入れて、お出ししたのよ。」
子「へえ、すごいなあ。」
母「それがね!!」
子「えっ、何があったの!?」
母「お客さんは、いただきますねとおっしゃって、嬉しそうにふたを取って、……。」
子「なになに!?」
母「おやっという顔をされたのでのぞきこんだら、なんとお湯だったの!
お茶っぱを急須に入れ忘れたのよ!」
子「えーっ! まさか!」
母「そのまさかなのよ。信じられないけど。よほど緊張していたのねえ。」
子「ああー。」
母「でもそのお客さん、やさしくおっしゃったのよ。私ね、お茶を飲むと夜眠れないことがあるから助かるわって。」
子「ううー。いい人だあ。」
母「ほんとねえ。あとでおばあちゃんには大笑いされちゃったけどね!」
意外と身近にいろいろあると思います。家族で探してみてください。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=07&syuu=3
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● 小3 シオンの山 7.2週 「いちばんすきなあそび」 (1734字) すずめ miri 2013年07月05日 16時06分
484 (小3オープン資料室)
(今週はなぜか予習シートが2枚あります。お好きなほうでどうぞ。)
大人から見たら、遊びの話ならいくらでも書けるでしょうと思いがちですが、最近の子どもたちは遊び以外のことで多忙なため、「これといってすきなあそびがない」とか「学校の休み時間の遊びでいい?」などという生徒もいます。
とはいえ、子どもの一番大事な仕事は遊びです。日々熱心に従事している多くの子は、それは楽しい作品を見せてくれます。
その子独自の楽しみ方、その遊びにまつわる思い出などが入っていると、ただ遊びの紹介、説明よりずっとその子らしさにあふれた
よい作品になります。
おうちの方からは、少年少女時代に好きだった遊びについて、失敗談、仰天談を交えて楽しく語ってあげてください。共通の趣味を持つ親子も、まったく興味の対象が違う親子もそれぞれに大いに盛り上がることでしょう。
実例1
父「お父さんは小3の頃と言えば、そりゃ野球さ。野球一色の毎日。休み時間も放課後も休みの日も野球、やきゅう、ヤキュー!! 誕生日プレゼントに買ってもらったグローブと眠り、スナック菓子の野球カードを集め、朝夕の素振りは欠かさなかった!」
子「へえ、すごいねえ。ちょうど今、ぼくがJリーグに夢中になっているのとおんなじだね。」
父「いや、野球の方が奥深いぞ! 野球はなあ……。」
子「サッカーだって、すごいんだぞ。お父さんの頃は日本も弱かったかもしれないけど、今は……。」
父「お父さんは、町内の野球チームで4番で……。」
子「ぼくだって、リフティングを毎日やってるんだ! もう50回できるぞ! 本田選手みたいになるんだから!! 」
父「お、お父さんだって、本当はイチローみたいになるはずだっ……。」
母「……。」
実例2
子「私が手芸好きなのはお母さんの影響だね。」
母「そうかもしれないわね。お母さんも実は、おばあちゃんの影響かも。」
祖母「ほほほ、昔はね、趣味というより、生活のために自分や子どもの服は手作りする人も多かったのよ。」
母「そうねえ。その端切れをもらってお人形の服を作ったのが好きになったきっかけね。」
祖母「ええ。今みたいに、きれいなお人形の服などはあまり売られていなかったしね。」
母「最初は、布を巻きつけただけのおかしな服だったけれど、運針を習って少しずつできるようになるのがとてもうれしかったわ。」
子「何歳ごろからできたの?」
母「ちょうどあなたくらい、8つか9つかしらね。」
祖母「そのあと、編み物にも手をだして……。」
母「そうだったわ。毛糸編みもレース編みも、作っている時が一番楽しいのよね。」
子「うわー、いいな。今年の冬はマフラーを編んでみたいなあ。」
母「そうね。やってみるといいわよ。でも、夢中になりすぎると、お母さんみたいに……。」
子「えっ、なになに?」
祖母「よくね、宿題や試験の勉強もほったらかして、編み物ばかりしていたので、学校に行っている間に何度か、編みかけのものと編み棒を
隠しちゃったのよ。」
母「そうなの。悔しかったけれど、早くやりたいから、しぶしぶ宿題をしたわ。」
昔の話を聞いて、「もし、自分がお父さん(お母さん)の子どもの頃にタイムスリップしたら」という話を考えるのも楽しいですね。子どもに戻った
自分の親とクラスメイトだったら? などと想像は広がります。
<<参考>>
パナソニックキッズスクール 1980年ごろのあそび
http://pks.panasonic.co.jp/kyoushitsu/sougou/social/time/tm070_03.html
年代流行 1970年代 流行したおもちゃ
http://nendai-ryuukou.com/1970/toy.html
1970年代の子供たちを夢中にさせたもの DATA--子供たちの遊びとコレクション
http://www.onfield.net/1970/18.html
(授業の渚)
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=07&syuu=2
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● 小3 シオンの山 7.1週 「おふろ」 (848字) すずめ miri 2013年06月27日 15時49分
480 (小3オープン資料室)
早いものでもう7月。水が恋しい季節ですね。ふだんのお風呂に加え、夏休みなどに水風呂を体験したことのある方も多いのではないでしょうか。
非常に身近な話題なので、ユーモアたっぷりに、楽しい気分で書けそうです。
実例1
父「お風呂の話かあ。お父さんは子どもの頃、お風呂がめんどうだったんだよなあ。」
子「えーっ、そうなの?」
父「うん、だから、暑い時なんか、ほんとうにカラスの行水だったんだ。」
子「あはは。」
父「それがね、ちょうど三年の時、泳げるようになったんだけど、以来、お風呂で体が浮くのが楽しくなってね。」
子「えっ! お風呂に潜って?」
父「うん、でも潜るといっても、銭湯みたいに広いわけじゃないから、足を折って手でかかえた感じでね。だるまみたいになって浮くんだ。」
子「おもしろそう!」
父「それを始めたら、何十分でもお風呂で遊ぶようになってね……。」
祖母「一度なんかのぼせて、ひっくりかえったわよね!」
父・子「あっ、おばあちゃん!」
実例2
祖母「おばあちゃんの育ったうちにはね、五右衛門風呂があったのよ。」
子「えっ? なあにそれ。」
祖母「浮いているふたをしずめて入るお風呂でね。風呂釜の下から直接薪でわかすんだよ。」
子「うーん、どんなのかなあ。」
祖母「東海道中膝栗毛にもでてくるのよ。ほら、あの秘密兵器で調べてごらんよ。」
子「あっ、検索だね?」
<<参考>> 五右衛門風呂(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/風呂#.E4.BA.94.E5.8F.B3.E8.A1.9B.E9.96.80.E9.A2.A8.E5.91.82
その他、生徒が赤ちゃんだったときのお風呂の思い出もよいでしょう。
小さかった兄や姉がてつだってくれたことや、お風呂での様子を思い出してみて下さい。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=si&tuki=07&syuu=1
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● 小3 サツキの山 5.3週 「牛のお通りで電車がとまる」 (609字) すずめ miri 2013年05月10日 17時24分
455 (小3オープン資料室)
今月の感想文課題は、インドのお話です。まずはいっしょに長文を読んでから、似た話を考えましょう。
今回のテーマは、国による文化や風習・考え方の違い、というところでしょうか。国際色豊かな実例がたくさん出るとよいですね。
出張先で、旅行先で出会ったさまざまな異文化! ちょっとした失敗談を交えながら、楽しく対話してください。
実例
父「この間の出張はおもしろかったよ。〇〇の人たちはとてもゆったりしていてね。集まってくれなくて、会議がなかなか始まらなかったんだ。」
母「学生の頃、〇〇に行ったらね、かわいい子どもがいても、頭をなでてはいけないと言われたのよ。頭はとても神聖な部分だから、触ってはいけないんですって。」
いとこのお姉ちゃん「〇〇に留学していた時、洗濯物を外に干さないって知ってビックリしたわよ!!」
国際交流学級のアダムス先生「若い頃、最初に日本に来たとき、靴を脱いで部屋に上がるのに本当に驚きました。」
テレビの情報番組や、インターネットでも世界の旅ができますね。
世界の旅をどうぞ!
<<参考>>ここがヘンだよ世界の常識
http://www.yobiko.net/habit/
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=sa&tuki=05&syuu=3
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● 小3 サツキの山 5.2週 「料理を作ったこと」 (969字) すずめ miri 2013年05月07日 17時13分
447 (小3オープン資料室)
3年生ともなれば、手先も器用になり、任せられる仕事も増えますね。料理だったら、下ごしらえや盛り付けは十分できる年齢ですね。
また、キャンプなどのアウトドアでも子どもたちは張り切って手伝ってくれるでしょう。
そのほか、おうちの方の誕生日や病気で寝込んだ、といった特別なときの料理体験なども書きやすい題材ですね。
おうちの方からの話は、「初めて作った料理の話」「学校での調理実習の思い出」あたりが話しやすいところでしょうか。以前に、「料理をしたことがなかったが、結婚して初めて料理をして……だった。」と言う話をお母さんに聞いてきて書いた子がいました。大人になってからのエピソードも興味深いものですね!
実例1
子「お父さん、初めて作った料理ってなあに?」
父「えっ! うーん、そうだなあ。あれかな。5年生くらいの時、どういうわけか友だちとホットケーキを作ることになってね。」
子「えっ、友だちと?」
父「うん。友だちもはじめてで加減がわからなくって、ずっと焼いていて、黒焦げになったんだよ。」
子「それ食べたの?」
父「食べたさ。かなり悲しかった……。」
実例2
母「お母さんね、3年生ごろから毎日夕飯のしたくの手伝いをしていたのよ。」
子「ええ、毎日? すごいなあ。」
母「うん。ちょうど弟が生まれておばあちゃん、忙しかったからね。」
子「そうかあ。どんな手伝いしたの?」
母「そうねえ。野菜の皮むきや、炒めもの、サラダでしょ、それから揚げ物の衣つけ、餃子つつみ、和え物、それから、えーと……。」
子「うわー、それって手伝いじゃなくて、ちゃんと料理してるよー!」
母「ふふ、小さいお母さんって呼ばれてたのよ!」
実例3
姉「そういえば、小5の時、初めて調理実習をしたとき、びっくりすることがあったよ。」
子「えっ、どんな?」
姉「先生にお米を洗ってくださいと言われて、なんと洗剤で洗っちゃった班があったの!」
子「えええっ!」
姉「その子たち、初めてだったんだって。それにしてもねえ……。」
どちらかというと、おうちの方からの話は、失敗談の方がウケがよいようです。テーマにかかわらず。
<<授業の渚>>
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● 小3 サツキの山 5.1週 お手伝い (696字) すずめ miri 2013年05月01日 14時59分
444 (小3オープン資料室)
最近は、子どもたちも大忙しです。
学校のほかに、いろいろな習い事をしているし、勉強も忙しい。
お手伝いにまで時間が回らないことも多いでしょう。
また、親の側からするとまだ3年生では、危なっかしい手付きを見てハラハラするよりも、自分でやった方が早いということもありますね。
しかし、いろいろなところでお手伝いの効用は叫ばれています。ご自分の子どもの頃のお手伝い事情を思い出しながら、実際にお手伝いをしてもらうのもよいですね。
中には、日課として自分の役割が決まっている子もいます。勉強よりも大事なことだと言ってはみるものの、なかなか継続して実行できない家庭が多い中、素晴らしいと思います。
<<実例1>>
母「そうねえ。3年生の頃のお手伝いはね。おじいちゃんの靴磨きと、新聞取りだったかな。」
父「お父さんは、朝、玄関の前を掃除するという仕事だったぞ。」
子「えっ、それすごいなあ。」
父「うん、なかなか、だろう?」
子「毎朝つづけたんでしょう。りっぱだったんだね。」
父「ま、まあな。」
子「どのくらいの間やってたの?」
父「……3日間、かな。」
<<実例2>>
子「ぼくの仕事はゴミ出しだけど、他に何かやってほしいことある?」
母「ゴミ出しはとても助かっているわ。他にもやってくれるの?」
子「うん、作文にたくさん書きたいんだもん。」
母「そう。じゃあねえ、朝のごはんの時の配膳でしょう、それから、休みの日は洗濯物も干してほしいなあ。あとねえ、お風呂の掃除でしょ、それから、……。」
子「や、やっぱり、今はゴミ出しだけでいいや!」
その他、日課としての手伝いではなく、その時だけ手伝ったというお話ももちろんOK.ですよ!
<<授業の渚>>
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● 小3 サツキの山 4.3週 「たびをする草や木のみ」(感) (1141字) すずめ miri 2013年04月15日 16時28分
440 (小3オープン資料室)
3年生になったばかりの人は、感想文は初めてですね。言葉の森の感想文は、長文をよく読んで、そこに書いてある話に似た話をみつけて構成します。
似た話は、自分の経験はもちろん、おうちの方と対話して、聞いた話を使います。
今回は、とても身近な植物が登場するお話なので、楽しく対話できると思います。
<実例1>
母「そういえば、子どもの頃、たんぽぽの綿毛が耳に入ると聞こえなくなるから気をつけなさいって言われたのよ。」
子「えっ! それほんとなの!?」
母「うーん。たぶん迷信だとおもけど。」
妹「でも、お耳に綿毛が入ると、そこからたんぽぽが生えてくるって、パパが言ってたよ~」
母・子「えっ!!」
<実例2>
祖母「〇〇ちゃん、カタバミって知ってる?」
子「ううん、知らない。」
祖母「じゃあ、ちょっとお庭に降りてごらん。」
子「えっ、おもしろい。種がはじけて飛んでくるよ。」
祖母「ほら、こっちのも触ってごらん。」
子「ぷっくりしているのが、よく飛ぶなあ。」
祖母「そうね。熟した種が入っているからね。」
カタバミ ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%9F%E5%B1%9E
<実例3>
父「種と言えば、オナモミもおもしろいよ。」
子「オナ……?」
父「ほら、毛糸の服なんかにくっつくトゲトゲの……。」
子「あー、知ってる!」
父「あれはどうしてくっつくか知ってる?」
子「どうしてかなあ。」
父「あれはね、けものの体にくっついて種を運んでもらうためなんだってさ。」
子「えっ! すごいなあ。そうなのか。じゃ、ぼくも運んだわけだね!」
オナモミ ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%A2%E3%83%9F
似た話と言っても、長文の内容にぴったりなものでなくてもよいのです。
出てくるものや人に関連することを話題にできれば十分です。
また、おうちの方からもなかなかちょうどよい話が出ない場合、いっしょに百科事典やインターネットで調べ学習をして書くのもよいでしょう。
さらに、「題材」の項目にある「もし~だったら」を使っていっしょに想像の翼を広げてみるのも楽しいものです。出てくるものになりきったり、現実にはありえないシチュエーションを思い描いたり。ふだんはあまり聞けない、大人の「もし~だったら」を子どもたちは興味深く聞くことでしょう。
<<授業の渚>>
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● 小3 サツキの山 4.2週 「学校へ行く道」 (1065字) すずめ miri 2013年04月05日 15時20分
438 (小3オープン資料室)
新学期の登校は、なんだかウキウキします。新しいクラス、教室、先生が待っているからかな? ランドセルの中の教科書やノートが新しいからかな?
家から3分で学校という人も、電車・バスを乗り継いで1時間かかるという人も「学校へ行く道」にはいろいろなドラマが待ち受けています。
道のこと・いっしょに行く友だちや兄弟のこと・出会う人々・まわりの自然や建物・自分の気持ちや考え。このような点から、「学校へ行く道」に思いを巡らせてみましょう。
おうちの方も、小学生に戻った気分で、故郷の道を思い出してみてください。
実例1
父「お父さんの学校は、歩いて30分近くかかるところにあったんだ。」
子「えーっ。遠かったんだね。」
父「うん、でも、慣れると特に遠いとは感じなかったなあ。それより、朝からたっぷり遊べてよかったよ。」
子「遊べるって?」
父「近所の友だちといっしょに登校するから、それはもう楽しかったよ。」
子「ああ、そうか。いいなあ。時間が長いといいことがあるね。」
父「うん、道草して塀を乗り越えて、空き家の庭に入ったり、大回りして公園によって遊んだり。」
子「わあー。」
父「毎朝、うちで出る朝ごはんをこっそり持ち寄って、公会堂の裏に隠していた子猫に食べさせていたこともあったなあ。」
子「いいないいなー。ぼくもやってみたい。」
母「まあ、お父さんたら、そんなことばかり教えて!」
実例2
母「田舎だったから、学校までの道にも自然がいっぱいあったわ。大きな桜の木や柿の木、小さい小川、キャベツ畑……。今思うと絵本の世界みたいにきれいだったなあ。」
子「うらやましいなあ。」
母「ふふ、そうでしょう。タンポポやレンゲで、かんむりや首飾りを作ったり、カタバミを触って種を飛ばしたりして、ゆっくりゆっくり行ったなあ。」
子「楽しそう!」
母「うん、男の子たちなんか、虫を捕まえながら登校して、途中で逃げたと言っては大騒ぎしちゃってね。」
子「虫はどんなのがいたの?」
母「えーとね……」
子どもの頃の話と言うのは、案外覚えているものですね。ふだんはめったに思い出しもしませんが。
一つ思い出すと、次から次へと懐かしいシーンが!
特別な事件がなくても、平凡と思われる話でもよいのです。お父さん・お母さんの小さいころの話というだけで、子どもたちは興味津々で耳を傾けてくれるでしょう。
<<授業の渚>>
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● 小3 サツキの山 4.1週 「何かをきれいにしたこと」 (1681字) すずめ miri 2013年04月01日 15時08分
436 (小3オープン資料室)
3年生になった生徒さんは、「じゆうなだいめい」から「題名課題・感想文」になり、毎週決まったテーマで作文を書くことになります。
「ずっと自由がいい」という生徒さん、「題名が決まっているほうが書きやすい」という生徒さん。毎年わかれるところですが、「どんなテーマでも、ぴったりな実例(似た話)をみつけてきて、そこからうまく自分の意見・感想を導き出す」力をつけていきましょう。
作文の中核をなすのは、「似た話」です。テーマに合った似た話をお子さんと探してみましょう。雑談風に楽しく対話してください。
○「自分の過去の体験」……前の話
○おうちの方や友だちに取材した「他の人の体験」……聞いた話
○(科学読み物の感想文などで)百科事典やネットで……調べた話
(○(感想文で)もし~だったら ……想像した話)
その中で自分の話一つと、聞いた話一つ、くらいの目安で作文に入れます。
その時、「あまりぴったりじゃないかもしれないけれど」「課題とは、○○という言葉しかあっていない」ということでもかまいません。毎週書いていくうちに、対話のコツ、話を提供するコツもわかってくると思います。
さて今週は、「何かをきれいにしたこと」。春休みという、学年の節目は一年に一度です。前の学年で使ったものや、ノート・テストなど、しまったり、捨てたりする必要のあるものがたくさん出ますね。あーあ、片付けなくっちゃ。
また、転勤の季節でもあるので、お引越しをなさるおうちもあるでしょう。それに伴う荷物の整理、部屋の片づけ、清掃。子どもにはこれはちょっとワクワクかもしれません。
その他、この時期に限らず日常的な掃除・片付けの話でもOK. さらに「(誰かの? 自分の?)心をきれいにした」などという話もすばらしいですね。
実例1
母「そうねえ。一番印象に残っているのは、小6の春休みね。めったに部屋の片づけなんか自分でしなかったのに、この時はがんばってやったわ。」
子「へえ、そうなの。中学生になるから?」
母「そうよ。制服とか英語の勉強とか、部活とか、楽しみでね。ちょっと大人になるような気分で、子どもっぽいキャラターの文房具や、身の回りのものを片付けたくなったのよね。」
子「ふうん。全部捨てちゃったの?」
母「ううん、妹にあげちゃったわ。」
実例2
父「きれいにしたこと……そういえば、先週会社の大掃除があったよ。」
子「わあ、それぴったり!」
父「ビルを移転するから、大変だったんだよ。」
子「パソコンとかコピー機とかたくさんあるんでしょ。」
父「そうなんだ。それに大きな書類棚とか書棚もあるしね。」
子「重そうだね。」
父「うん、でも、それを移動させたら、思いがけないものがみつかったり、探していたものがあったりして、みんな大笑いだったよ。」
子「楽しそう。今は、その部屋は空っぽなの?」
父「うん、何にもない。7年前にここに来た時のことを思い出すなあってみんなで話したよ。その頃はね……」
子「それって、ぼくがまだ赤ちゃんの頃だ!」
こんな調子で、何も特別な話でなくてよいのです。子どもは、大人の「子ども時代の話」に興味津々です。それもどちらかといえば、「お父さんはこんなに優秀だったんだぞ」という話よりも、「実は、お父さんにもこんな失敗が……。」という話のほうが人気があります。中には、「話はしたけれど、これは作文には書かないで!」というくらいのネタもあるようです。
毎週、こんな調子で対話をしていくと……。思春期の難しい時期にも、「まったく親とは口も利かない」状態は避けられるかもしれませんし、時事問題について、熱い討論をするようになることも夢ではありません。何より、対話によって親子の結びつきが強いものになるのは明白です。
さあ、お宅でも、今週から対話を始めてみましょう!
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=sa&tuki=04&syuu=1
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● 小3 セリの山 3.1週 「わたしが生まれたとき」 (948字) すずめ miri 2013年03月01日 15時35分
414 (小3オープン資料室)
3.1週は進級試験です。今回の課題は●わたしがうまれたとき。
自分が生まれたときのことを覚えている子は、そういないと思います(^^;)
そこで、今回は、お父さんお母さんなど周りの人たちの対話が欠かせません。
おじいちゃんおばあちゃんに電話をして聞いてみるのもいいですね。
...
家族みんなが誕生を待ちわびていたことや、どんなに喜んだかを伝えてあげましょう!!
毎回指導する側も、ちょっとした感動を味わえるこの課題。涙あり笑いあり、どのおうちにも微笑ましいエピソードがあります。わたしたち親子だからこそ、こんなエピソードなんだね! そう納得できるような、ステキなお話をしてあげてくださいね。
進級試験なので、すべての項目を入れ、目標字数の600字をクリアできるようにしましょう。
●題名の工夫
●前の話聞いた話
●たとえ/いろいろな言った
●自分だけが思ったこと
この四つですね。
この課題が、小さな命がやってきたあの感動の日を改めて思い出す機会になると嬉しいです。
<<授業の渚>>3.1週は進級試験です。今回の課題は●わたしがうまれたとき。
自分が生まれたときのことを覚えている子は、そういないと思います(^^;)
そこで、今回は、お父さんお母さんなど周りの人たちの対話が欠かせません。
おじいちゃんおばあちゃんに電話をして聞いてみるのもいいですね。
...
家族みんなが誕生を待ちわびていたことや、どんなに喜んだかを伝えてあげましょう!!
毎回指導する側も、ちょっとした感動を味わえるこの課題。涙あり笑いあり、どのおうちにも微笑ましいエピソードがあります。わたしたち親子だからこそ、こんなエピソードなんだね! そう納得できるような、ステキなお話をしてあげてくださいね。
進級試験なので、すべての項目を入れ、目標字数の600字をクリアできるようにしましょう。
●題名の工夫
●前の話聞いた話
●たとえ/いろいろな言った
●自分だけが思ったこと
この四つですね。
この課題が、小さな命がやってきたあの感動の日を改めて思い出す機会になると嬉しいです。
<<授業の渚>>
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=se&tuki=03&syuu=1
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● 小3 セリの山 2.3週 「そのころ、バストゥールは」(感想文) (924字) いと ito 2013年02月16日 09時42分
408 (小3オープン資料室)
第3週は感想文です!
先月の長文で、名前だけ登場していたパストゥール。
いよいよ今回からは、彼が話の主役となっていきます。
細菌(さいきん)学者であるパストゥールは、ニワトリがかかるコレラという病気について研究していました。
よりくわしくいうと、その病気の原因となる菌(「病原菌(びょうげんきん)」という言葉を聞いたことはありませんか?)を調べていたのです。
しかしある夏休みのこと、パストゥールはそんなコレラ菌のことをすっかり忘れて、里帰りをしてしまいました。
目に見えないほど小さいですが、菌も生き物。長い間ほったらかしにされたせいで、パストゥールがもどった時にはコレラ菌はすっかり弱っていました。
研究するはずの菌をだめにしてしまったのですから、ふつうに考えれば大失敗なのですが……。
パストゥールはその弱った菌をニワトリに注射とてみることで、「弱い菌ならば体に入っても病気にかからないこと」を発見しました。
そればかりか、一度弱い菌が体に入ってしまえば、その菌に対する「抵抗」ができ、もっと強い菌が入ってもやはりコレラにはかからなかったのです。
これがみなさんもよく知っている、「予防接種(よぼうせっしゅ)」のおおもとです。
これで人間も病気にかかりにくくなったわけですから、パストゥールのがんばりとひらめき、そして失敗(笑)に、私たちも感謝しないといけませんね。
そんな本文と“似た話”を書いていきましょう。
「自分も予防注射を打ったことがある」という話はもちろん、「飼っていた生き物が病気になってしまった」話でもいいでしょう。
あるいは、パストゥールと同じように「うっかり忘れ物をしてしまったこと」や、「失敗したと思ったが良い結果になったこと」を思い出すと、書きやすいはずです。
「友達の誕生日会に遅れてしまい、ケーキが食べられなかったが、特別にお菓子をたくさんもらえたので良かった」
「料理をしていて、塩と砂糖をまちがえて入れてしまったけれども、意外とおいしくできあがった」
など、ごく身近なことでOKですよ!
★項目は、
構成【中心を決める】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/いろいろな言った】
主題【自分だけが思ったこと】
の四つです!
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● 小3 セリの山 2.3週 「そのころ、パストゥールは(感)」 (538字) すずめ miri 2013年02月13日 15時03分
404 (小3オープン資料室)
1.2週から続いている「細菌と戦うパストゥール」の感想文です。ぜひ、前の話も通してお読みください。
おうちでの対話は、「捨てようと思ったものが意外にも役に立った」「失敗したと思ったら実は成功だった」というもののほか、「インフルエンザなどの予防接種の話」もよいでしょう。
乳幼児の頃は、いろいろな予防接種を受けたと思いますが、本人は覚えていないですね。おうちの方からその時の話を聞かせてあげるのもおもしろいでしょう。
その他、パストゥールの研究の内容について話し合ったり、調べてみたりするのも楽しい学習となります。日常生活で何気なく目にしているさまざまなものの中には、こうした研究者・開発者の努力によってできたものが数多くあり、多くの人が恩恵にあずかっていますよね。
感想文の時の対話のコツは、似た話を出し合うのはもちろんですが、おもしろかったところや驚いたことなど、感動を共有するのが大事です。ぜひごいっしょに楽しんでください。
<<授業の渚>>フロールちゃんもインフルエンザに!?
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=se&tuki=02&syuu=3&banngou=5
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● 小3 セリの山 2.2週 「何かを育てたこと」 (1166字) すずめ miri 2013年02月07日 15時12分
403 (小3オープン資料室)
「育てた」ものは、動物でも植物でもOK.です。虫や魚などもあるかな。
ペットとしておうちで育てたものだけでなく、学校で飼育したものや、庭や校庭に生えている草花でもよいのです。
おうちの方からの話としては、「子どもの頃、こんなものを育てて楽しかった」という話や、「学校や家で植物や動物を育てていてこんな苦労や失敗があった」という話など、「世話をした」話があるとよいでしょう。
また、飼っていた、育てていた、動物や植物について、お子さんといっしょに調べてみるのもよいかもしれませんね。
実例1
父「昔飼っていた犬は、生後3ヶ月でうちに来て、15年も生きていたんだよ。」
子「へえ、長生きだったんだね。」
父「うん。元気な犬だったなあ。もう完全に家族という感じだった。」
子「わあ、そうなんだ。」
父「ご飯や散歩の世話は、パパの担当だったんだ。ちょうど小学校3年の時からやったんだよ。」
子「ほんと、じゃあ、お手とかお座りとかも教えたの?」
父「そうそう。なかなか大変でね。こっちも子供だからなめられてたのかもしれないな。」
子「散歩は毎日行ったの?」
父「そうさ。朝と晩に2回。4年生でサッカーを始めてから、朝練と重なってきついことも多かったなあ。」
子「そうなの。たいへんだったんだね。」
父「まあね。でも、ほんとうに兄弟みたいだったからね。そんなに苦でもなかったんだ。」
実例2
母「おばあちゃんちの庭のバラ。見たことあるでしょう。」
子「うん、いろんな種類があって、とってもきれいだった。」
母「あれはね、お母さんが小学生の頃、今はイギリスに帰ってしまったお友だちの一家に譲ってもらったのが最初なのよ。」
子「えーっ! そんなに前から!?」
母「そうなのよ。とても仲良しだった隣の同い年の女の子がいてね。毎日遊んでいたんだけど、お父さんの仕事の都合でイギリスに帰ることになってね……。」
子「えーその子イギリス人だったの?」
母「そうなの。同い年でね。英語と日本語まぜこぜでよくおしゃべりしたのよねえ。」
子「すごーい。」
母「そこのおうちのバラがほんとうに見事でね。うちに移植してからというもの、とにかく枯らさないように一生懸命世話をしたのよ。」
子「そうなんだ。それが今でもあるんだね。」
母「そうよ。バラってね、というか植物みんなそうだけれど、心こめて育てると本当にきれいな花をつけるのよ。」
子「へえ、そうなんだ。わかるのかなあ。」
母「そうなのよ。水やりもね、毎日……。」
……
<<授業の渚>> ザリガニのケンカ!?
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=se&tuki=02&syuu=2&banngou=3
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● 小3 セリの山 1.2週 「学校からの帰り道」 (671字) いと ito 2013年01月09日 14時18分
381 (小3オープン資料室)
セリの苗、1.2週の課題は、「学校からの帰り道」または「体がぽかぽか」。
楽しかった冬休みも終わり、もう学校が始まっていると思います。
その帰り道であったできごとや、見つけたものについて書いていきましょう。
「体がぽかぽか」のほうは、少しとらえづらい内容なので、「これだ!」というものが思いついた人だけチャレンジしてみてください。
お風呂上がりにぽかぽか、運動したあとにぽかぽか、といった話が書けるでしょうか?
さて、学校へ行く時は、授業の時間がせまっていたり集団登校だったりして緊張(きんちょう)感もありますが、帰り道は楽しいものですね。
仲の良いお友達と話をしたり、ふざけあったりしながら歩いていると、行きの時よりもずっと時間がかかりそうです。(笑)
じゃんけんで荷物持ち勝負をしたり、ちょっと寄り道をして公園で遊んでいったり、という思い出があるはず。それらの「遊び」のことが中心になって構わないので、どんどん書いてみてください。
電車やバスを使って通学している人は、乗り物の中であった出来事を思い返してもいいでしょう!
★項目は
構成【題名の工夫】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/いろいろな言った】
主題【自分だけが思ったこと】
の四つ。
「まるで迷路のように入り組んだ道」などと【たとえ】表現が使えたら、より道中のふんいきが伝わります。
そして、ぜひお父さん・お母さんにも、子供のころの通学路について聞いてみてください。
田んぼや森の中を通っていたとか、びっくりするほど遠い道のりを毎日歩いていたとか、面白い話が聞けるかもしれませんよ。
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● 小3 セリの山 1.1週 「お父さんお母さんとあそんだこと」 (800字) いと ito 2013年01月09日 14時10分
378 (小3オープン資料室)
みなさん、あけましておめでとうございます。
2013年が始まりましたね!
三年生もあとわずか。言葉の森の課題フォルダも、この“セリ”で学年最後となります。ひきつづき、がんばって取り組んでいきましょう。
1.1週の課題は、「お父さん(お母さん)と遊んだこと」または「しんせつをしたこと」。
このお正月休みには、お父さんも家にいられて、いっしょに遊ぶ機会も多かったのでは?
お父さんと「たこ上げ」や「こま回し」。お母さんとは「羽根つき」など、お正月ならではの遊びをした人もいるかもしれませんね。
お父さんお母さんと遊ぶことは、やはり、ふだん学校の友達と遊ぶのとちがいますよね。
自分の知らない遊びや、上手なやり方を教えてもらったり、すごく得意なことや苦手なことがあるという意外な一面を見つけられたり……。
たとえば、
「お母さんがすごくテニスがうまくて、びっくりした。話を聞いてみると昔、国体に出たことがあるそうだ」
「お父さんは将棋が強くて、勝ったことがない。しかし、テレビゲームは僕が負けたことがないくらい下手」
など。
仕事している姿を多く見るお父さん・お母さんだからこそ、一度同じ目線で遊んでみて初めて気付くことも多いでしょう。
「遊んだ」とは言えないようなことでも、お父さんお母さんと「いっしょに何かをした」経験があれば、ぜひ書いてみてください。
たとえば「お手伝いで料理や、掃除をしたこと」。「サッカーの練習に付き合ってもらったこと」、「家族旅行をした時のこと」などは書きやすそうです。
他にも、お父さんやお母さんが子どものころに、みなさんのおじいさん・おばあさんと遊んだ話を聞いてみるのもいいですね!
★じるしの項目は、前の学期から変わりません。
構成【題名の工夫】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/いろいろな言った】
主題【自分だけが思ったこと】
の四つを入れられるよう、工夫してみてください。
-
● ,小3 セリの山 1.2週 「学校の帰り道」 (1193字) すずめ miri 2013年01月08日 12時02分
374 (小3オープン資料室)
1.2週 「学校からの帰り道」
子どもたちにとって、学校から帰る道というのは、第2、第3の休み時間のように楽しい、ということがよくあります。勉強から解放され、友だちとワイワイ、ちょっと道草をしながらダラダラと帰る。
おうちの方にもそういう思い出がきっとおありのことと思います。
「今日は塾だから、早く帰ってきなさいよ!」と言う日もあると思いますが、たまには道草も大目に見ましょう!?
例1
父「小学校の頃、公園のすみで、捨て猫をみんなで飼っていたことがあるんだ。」
子「えっ、ネコ!」
父「そうだよ。誰かがみつけて、4,5人のクラスの仲間で飼ってたんだ。学校の帰りにこっそり給食の残りを持って行ってね。」
子「おもしろそうだなあ。」
父「うん、みんな帰りの会の時なんかソワソワしちゃってさ。段ボールで家をつくったり、うちから毛布を持ってきたり、……。」
子「誰にもみつからなかったの?」
父「うん、でもね、2週間くらいしたころかな、ネコのやつ、ある日、突然いなくなっちゃったんだよ。」
子「えええーっ。そうなのか……。」
父「その時は、がっかりしたなあ……。」
子「ネコ、どこにいっちゃったんだろうねえ。」
例2
母「帰り道の話ねえ。いつもね、仲良しの●●子ちゃんと帰っていたのだけれど、ある日、その子がね、たまには遠回りして団地の方から帰ろうよって言ったのよ。団地の方って言うのは、その奥まったところに小さな森があってね。」
子「うわーそういうのワクワクする!」
母「そう? お母さんね、臆病だからそんな道から帰りたくなかったけど、そうすると一人になっちゃうと思って、しぶしぶ行ったのね。」
子「通ったことのない道だったの?」
母「そうなのよ。ちょっと薄暗くて怖い道なの。」
子「へええ。」
母「その森を抜けて、道路に出る時にね、後ろから男の人が何かいいながら来るのが見えたの!」
子「えっ! 誰!」
母「知らない人よ。もう怖くって二人とも全力疾走!」
子「うん、逃げたんだね。」
母「そうなの。ハアハア走りながら、ああ、こんな道から帰るんじゃなかったなんて後悔してね。」
子「捕まらなかったの?」
母「それがね! なんと、●●子ちゃんのランドセルからお守りが落ちたのを拾って追いかけてくれていたのよ、その人!」
子「なーんだ。そうだったの。」
母「逃げたりして、悪かったわ。脅かしてごめんねなんて謝られちゃって。」
例のような特別なできごとでなくても、日常的な帰り道の様子を話してあげるのもよいと思います。子どもの頃の何でもない話というのも、想像以上に子どもたちには興味深いようですので。
<<授業の渚>> カエルのフロールちゃんはお母さんに取材したようです!
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=se&tuki=01&syuu=2
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● 小3 セリの山 1.1週 「お父さん お母さんとあそんだこと」 (1537字) すずめ miri 2013年01月02日 10時43分
370 (小3オープン資料室)
1.1週 「お父さん、お母さんとあそんだこと」
今学期の3年生は「セリ」です。春の香りのする植物ですね。
冬休みは、クリスマスにお正月と子どもたちにとっても心躍る楽しい行事がある上に、ふだんはなかなかゆっくり遊べないおうちの方ともたくさん交流できる機会ですね。
年齢によって、関わり方はさまざまですが、このくらいの学年が親子とも一番、楽しめるのではないでしょうか。
クリスマスでのできごと、年末年始の旅行、お正月の遊び、さらにはふだん子どもだけで遊んでいることを大人もいっしょにやってみる、など材料はきっと豊富にあると思います。
また、おうちの方の子ども時代の遊びの思い出の中で、特に大人と遊んだことをピックアップして話してあげると、広がりのある作文になると思います。
例1
父「正月は毎年、おじいちゃんと近所のみんなで広場で凧揚げ大会をするのが楽しかったな。年末からみんな手作りしてね。」
子「わあーいいなあ。」
父「みんなお父さんの方が気合が入っちゃってさ。凝った凧をこしらえてくるうちもあったよ。」
子「へえー。」
父「でも、毎年、うちのおじいちゃんが作った凧が一番よくあがったんだ。」
子「すごいな。」
父「不思議と雨や雪の元旦はなくって、ちょうどいい風の日が多かったのを覚えてるよ。」
子「お父さん、ぼくもやってみたいよ。作ろう作ろう!」
(この後、実際に作って飛ばすとその体験談もかけますね。)
例2
母「お母さんは小2くらいから、百人一首を教えてもらってね。お正月、親戚が集まると、大人も子どもいっしょに、大勢でカルタ取りをしたものよ。」
子「大人といっしょに戦ったの?」
母「そうよ。読み手はいつもおばあちゃんでね。いとことか、おじいさんおばあさんもいっしょによ。田舎のおうちは広かったからね。」
子「楽しかった?」
母「それはもう! お母さんね、4年生のとき、初めて一番になったんだ。あの時はうれしかったなあ。おじいちゃんと1枚差だったんだけどね!」
子「すごい!」
母「ふふふ、大人も本気でやるから、ほんとうにおもしろいのよ。勝てなくて悔しがって、お正月なのに泣いたこともあったなあ。」
子「わー真剣勝負だったんだね。」
例3
母「冬休みはね、単身赴任していたおじいちゃんが帰ってくる楽しみな時だったのよ。特別なことはあまりないけど。」
子「そうなの。どんなことしたの?」
母「一番よく覚えているのは、ちょうど3年生のときね、年明けのなわとび大会のために毎日練習していたんだけど、それをいっしょにやったことかな。」
子「えっ、おじいちゃんと?」
母「うん、その頃は今よりずっとスリムだったのよ。それでね、二重とびに挑戦しているお母さんの練習にずっとつきあってくれたの。」
子「おじいちゃんもとんだんだ。」
母「そうよ、マイなわとびも買ってきちゃってね。」
子「気合はいってるー。」
母「朝と夕方一日2回よ。手袋しても手がかじかんじゃってね。二重とび、数を競ってとんだんだけど、冬休みの終わりごろには、お母さん、100回とべるようになって、おじいちゃんの記録を抜かしたのよ!」
子「わあーっ!!」
「遊び」とはいえないようなことでも、子どもにとって、大人と何か楽しいことをした記憶はあそんだ、ということになるようです。
帰省された折の、思い出話の中にもきっとたくさんそういう話があることと思います。おじいちゃん、おばあちゃんも交えて、和やかな語らいができそうですね!
授業の渚 かえるのフロールちゃんちは、な、なんとマージャン大会!?
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=se&tuki=01&syuu=1
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● 小3 ススキの山 12.3週 「その日から(感)」 (1254字) すずめ miri 2012年12月14日 14時06分
366 (小3オープン資料室)
今週は感想文です。このアインシュタインのお話は、10.4週、11.4週をのぞく今学期のすべての週に連載されています。親子でいっしょに、通して読んでから、対話をするとよりいっそう理解が深まるでしょう。
小さい頃のアインシュタインの様子から、だんだん話は佳境に入ってきました。
...
今回の対話は、少し社会的・国際的な話も織り交ぜてすると、ちょっと高度な感想文になりそうです。また、身近なところでの「戦争」、すなわち「けんか」について話し合うのも有効です。
例1
父「けっこう難しい内容を勉強してるんだね。読んでわかった?」
子「うん、よくわかったよ。」
父「で、似た話を考えるんだったね。、、、そうだなあ……。」
子「ここにでてくる原子力って、よくテレビで言ってる原発と関係あるの?」
父「お、おお、そうだよ。そうなんだ。原子力っていうのは……。う、子供むけにはどう説明したらいいかなあ……。」
母「パパ、みんなでちょっと調べてみない?」
子「さんせーい! パパ、パソコン貸して貸してー」
<<参考>> 子ども向け 原子力の説明サイト
「よくわかる原子力」
http://www.nuketext.org/indexkids.html など
これをいっしょに見ながら、わかりやすくおうちの方の見解を話してあげればなお、good!
例2
母「このお話は戦争、つまり国同士のけんかというわけね。けんかなら、私たちもするわよねえ。」
子「うんうん、ぼくとお姉ちゃんの兄弟げんかでしょ、○○くんと友だち同士のけんかでしょ、あとお母さんとの親子げんか。」
母「そうそう、いろいろあるわね。」
子「うん、それと、お父さんとお母さんの夫婦げんか! そうだ、その話にするよ!」
母「えっ! そ、そんな、夫婦げんかなんか、うちはし、しないわよ!」
子「うそだあ。夕べもトイレに起きてきたら、けんかしていたじゃないかあ。」
母「み、見てたの!?」
子「うん、だってお母さんがキーキー怒ってるの聞こえたんだもん。」
母「ああー……。実はね、今度の土曜日のお姉ちゃんの個人面談、お母さん、どうしてもお仕事休めないから、お父さんに代わりに行ってと頼んでいたのよ。」
子「そうだったの。」
母「お父さんね、接待もないのにゴルフだからだめだとか何とか言って……。」
子「子どもの学校は苦手って言ってたもんね。」
母「そうなのよ。だから今朝はお弁当作ってあげなかったわ。」
子「ひえー。」
その他、「もし~だったら」を用いて、自分がアインシュタインだったら、とか、国の偉い人だったら、などと想像して書いてみるのもよいですね。おうちの方も、ご自分がそういう立場だったらどうするか、ということを話してあげるとよいでしょう。
<<授業の渚>>フロールちゃんが感想文の項目をおさらいしています。
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=su&tuki=12&syuu=3&banngou=5
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● 小3 ススキの山 12.2週 「私の友達」 (1616字) すずめ miri 2012年12月06日 17時27分
362 (小3オープン資料室)
小学生の学校生活において、とても重要なことの一つが「友達づきあい」ではないでしょうか。でも、もし今仲良しの子がいなかったり、ケンカ中で書きたくなかったりしたら、もっと広義に解釈して、「友だちと呼べるような」物やペットでもよいことにしましょう。
おうちの方からの話は、小学生の頃の友だちの話や、長い間友だちづきあいをしている人の話、友だちとのケンカ、などいろいろな例をあげてあげましょう。また、その友だちの人となりを紹介する話でもよいですね。その場合も、ご自分とのつながり、エピソードをお忘れなく。
例1
父「小学校の頃の友だちかあ……。ああ、そうだ。○田くんの話がいいな。パパと彼は、野球チームのライバルだったんだ。ふだんからライバル意識むき出しで、顔を合わせればケンカばかりしていた。ある日、大きな試合のピッチャーを決めることになって、監督は○田くんを選んだ。パパもピッチャー志望だったから、それはショックだった。」
子「ええーっ、そうなの。」
父「うん、でも、試合の当日、なんと○田くんは、家を出る時に転んで、右手をねんざしてしまい、試合には控えのパパが出た。」
子「当日に!?」
父「そうなんだよ。めったにないことだけどねえ。ちょっと緊張していて、足元をよく見ていなかったらしい。」
子「で、試合は!?」
父「うん。パパは全力で投げて、5対3で勝ったんだ。」
子「わあ、よかったね。その子はかわいそうだったけど、試合に出られたのもよかったよね。」
父「うん、でも一番うれしかったのは、終ったあと、ベンチから○田くんが走ってきて、左手を出して、『ありがとう、強敵だったからぼくでは勝てなかったかも』と笑ってくれたことなんだ。」
例2
母「女子ってすぐグループを作るでしょう? 今の子もそうよね?」
子「うんうん、そうそう。」
母「お母さんの小学生の頃も、そうだったの。それで、三人グループというのが一番難しくてね。あなたも知っている○子さんと○○ちゃんは小学生の時からのつきあいだけれど、当時はよくもめたのよ。」
子「そうなのー。」
母「うん、体育でペアになるときとか、どちらかとだけ共通の習い事の話のときなんか。どうしても一人あぶれちゃってね。」
子「ケンカしちゃうの?」
母「そうねえ。小さい頃は、すぐ絶交とか、こっそり手紙を渡すとかやっていたけれど、いつしか切っても切れない縁の三人組になったのよ。」
子「何十年のつきあいだもんねー。それで、○子さんと○○ちゃんはどんな子だったの?」
例3
母「友だちって言っていいのか迷うほど、年が離れた人なんだけど……。おばあちゃんのうちの隣に今も住んでいる〇〇さんね。お母さんが子どもの頃からお友だちなのよ。その頃もう、30歳くらいだったのに、よく私たちといっしょに遊んでくれてね。病気で自分に子どもができなかったから、いっしょに遊びたいんだって言ってね。自分たちの親みたいにうるさいこと言わないし、ほんとうに子どもみたいになって本気で遊んでくれるから大好きだったわ。」
子「へえ、どんな遊びをしたの?」
母「〇〇さんの子どもの頃の遊びを教えてくれたり、学校ではやっている遊びをいっしょにしたりね。あやとりから、ドロ警までいろいろしたのよ。」
子「わあ、なんだかいいね、そういうの。あと、どんなことしたの? くわしく教えて~」
作文に書くような感動的な話なんかないわ、という場合でももちろんOK.
懐かしい小学生時代に自分の子どもといっしょにタイムトラベルしてみましょう。
友だちとのふとした日常の一コマが、鮮やかによみがえってくることでしょう。
<<授業の渚>> フロールちゃんのお友だちは?
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=su&tuki=12&syuu=2&banngou=3
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● 小3 ススキの山 12.1週 「ないしょの話」 (1129字) すずめ miri 2012年11月30日 11時32分
361 (小3オープン資料室)
「ないしょの話」 ☆★進級テスト★☆
進級テストでは、今学期は500字が目標です。おうちの方も、「ないしょ」ではありましょうが、ぜひ協力して話してあげてください!
会話をうまく使って、臨場感が出せるととてもおもしろい作文になるので、できるだけ、話は実際の会話を入れて具体的に!
...
例1
母「えっ、ないしょの話って! だめよ、ないしょなんだから。作文になんか書かれちゃ困る!」
子「えー、そんなこと言わないで。進級テストなんだからー!!」
母「じ、じゃあ、絶対、パパには内緒よ。実はね……。毎月、食費節約して、余ったお金をこっそり貯金してるのね。」
子「それって、へそくりっていうのだよね?」
母「しーーっ! それがね、もう旅行に行けるくらいに貯まったのよ。ふふふ。」
子「うわーっ、いいね! たくさん貯まったんだね。」
母「そうなのよ。だから、ほら、こんなに旅行のパンフレット! どこに行くか考え中なのよ。」
子「ぼくも連れていってくれるよね!?」
母「ふふふ。そうねえ、どうしようかなあ。」
例2
妹「ないしょのこと? お母さんたちに言わない? 今年のクリスマスにね、これ、作ってるの。学童で習ったんだ。牛乳パックに毛糸をひっかけて編み物できるんだよ。すごいでしょう。」
例3
父「あー、子どもの頃、ないしょで猫を飼って叱られたことがあったなあ。」
子「どこで飼ったの?」
父「縁側の下だよ。近所で生まれた子猫をもらってきたんだけど、飼っちゃだめだと言われてね。返してきなさいと言われたんだけど、どうしての飼いたくてね、縁側の下に箱を置いて、中に毛布を入れて、餌を運んで飼ったんだよ。」
子「わあ、楽しそうだね。」
父「うん、すごくかわいかったよ。でも……。」
子「えっどうしたの?」
父「たまたま、拾ってきた翌日の晩に停電があってね、テレビの音も消えてしーんとした中で、ミャーミャーって鳴き声がしてね。」
子「えええっ!」
父「必死にとぼけてたんだけど、妹がねえ……。」
子「〇〇子おばちゃんが?!」
父「そう、その時、まだ5歳くらいだったかなあ。あれは、ミーちゃんの声だよって言っちゃってね。」
子「バレちゃったのかあ。」
その他、「昔好きだった男(女)の子の名前を子どもにつけた!」とか、「
この間、なくなってみんなで探したけれどみつからなかった、とっておきの〇〇は、実はお父さんが食べちゃっていた。」など、「えっ!?」っというないしょの話がたくさん出そうですね。
……差支えのない範囲でエピソードを提供してください。
https://www.mori7.com/nagisa/nagisa.php?yama=su&tuki=12&syuu=1
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● 小3 ススキの山 「ないしょの話、なにかをかんさつしたこと」 (865字) いと ito 2012年11月28日 16時05分
357 (小3オープン資料室)
12月の第1週は、“進級試験”(しんきゅうしけん)です!
このテストでは、「決められた課題で書く」「★しるしの項目をすべて入れる」「目標より長い字数」の三つが、合格のための条件になっています。
目標字数は500字、少し長いですが、がんばって書いていきましょう。
そしてかんじんの課題は、「ないしょの話」か「なにかを観察(かんさつ)したこと」。
長く書けそうな方をえらんで、内容を考えていってください。
「観察したこと」なら、思いつく人はすぐに思いつくでしょう。
メダカや幼虫など、生き物の観察。アサガオやヒマワリなど植物の観察。
または、家族や友達、先生の様子など「人間観察」をしたこと……もあるでしょうか?
モノマネしようとして見つけた、先生のくせ。赤ちゃんの弟や妹と遊んでいて気付いたことなど、じっくり観察してみると、さまざまな発見があっておもしろいものです。
そして「ないしょの話」の方も、いろいろなパターンが考えられそうですね。
「ないしょでいたずらをしたこと」はもちろん、「お父さんにないしょで誕生日パーティーを開いた」なんていう、感動的なお話があるかもしれません。
ないしょだけど自分には好きな子がいるとか、おばけがこわいとか、自転車に乗れるようになったのはつい最近だとか……自分のひみつをそっと打ち明けてみるのもいいでしょう。
そんな時も、遊園地のおばけやしきで泣いてしまったり、お母さんに手伝ってもらって自転車の特訓をしたり、といった“体験”を書いていくのが大切です。
★項目は、
構成【題名の工夫】
題材【前の話聞いた話】
表現【たとえ/いろいろな言った】
主題【自分だけが思ったこと】
の四つ。
題名作文の時には“会話”が入れやすいです。
それとセットで、ぜひ【いろいろな言った】を使えるようにチャレンジしてみてください。
「○○ちゃんは『これはないしょにしてね。』と、人さし指を口に当てました。」
「『ないしょの話がばれなくてよかったな』ぼくは、胸がドキドキしてしまいました。」
など。
もちろん、他の★項目もわすれずに!