ログイン ログアウト 登録
 頭をよくする作文の勉強(その2) Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 1119番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/5/10
頭をよくする作文の勉強(その2) as/1119.html
森川林 2011/01/10 21:42 



 言葉の森の作文の勉強は、読む力と書く力を結びつけた形で行っています。

 そのひとつは、例えば、暗唱の自習です。この自習はオプション(無料)ですから、時間的に忙しい受験生などはしなくてももちろんかまいません。しかし、この自習にかかる時間は毎日10分程度ですから、できるだけ多くの人が行うように勧めています。

 暗唱といっても、ただ覚えさせるというやり方ではなく、手順をおって毎日やることを決めているので、そのとおりにやればだれでも例外なく長文の暗唱ができるようになります。

 文章を読む力書く力をつける上で最も大切なことは、同じ文章を繰り返し読むことです。現在、学校などでも音読の宿題を出すところが増えましたが、これらの音読の弱点は、繰り返し読む回数が不足していることです。ただ次々に新しい文章を声を出して読むだけでは、読む力はつきません。大事なのは、声を出して読むことではなく、繰り返し読むことなのです。

 この暗唱の練習をすることによって、読む力をつける以外の別の効果もあります。そのひとつは、親子の対話のきっかけが生まれることです。小学校1、2年生のころは、特に暗唱力が伸びる時期なので、子供は長い文章もすらすら暗唱します。その暗唱の長文をお父さんやお母さんが聞いて、その内容に合わせた話をしてあげるのです。

 親子の対話というと、普通は、学校のこと、友達のこと、勉強のことという身近なことしかありません。しかし、長文の暗唱をもとに話をすると、普段なかなかできないような知的な話題を親子で共有することができるようになります。このちょっと知的な話を日常的に行うことができるというのが、子供の考える力を大きく伸ばします。

 暗唱によって得られる成果のもうひとつは、子供の意欲を育てる教育を行うことができるということです。子供が成長していく中でいちばん大事なのは、物事に意欲的に取り組む力です。しかし、子供たちの中には、何でも自然にがんばる子と、何でもすぐにあきらめてしまう子の差があります。この差がどこから生まれてくるかというと、子供時代に、意欲を育てる生活習慣があったかどうかによるのです。

 意欲は、賞や罰によっては育ちません。ちょっと面倒なことを毎日欠かさずにやるという生活習慣があると、その習慣が意欲を育てます。

 昔の日本人は、今よりも勤勉な人が多かったと思います。それは、家庭の中で、毎日行う手伝いの習慣があったからです。寒い日も、眠い日も、毎日同じように玄関の掃除をしなければならないなどという生活をしていれば、自然に意欲の力は育ちます。

 しかし、現代では、そのように毎日のちょっとした苦労の機会はほとんどなくなってしまいました。多くの子供は、快適で気ままな生活を楽しんでいます。しかし、気の向いたときにはやるが、面倒だったらしなくてもよいという生活を送っていると、物事に意欲的に取り組む力が衰退していきます。

 この意欲を育てる生活習慣作りに、毎日10分の暗唱の練習を生かすことができるのです。(つづく)



コメント欄

コメントフォーム
頭をよくする作文の勉強(その2) 森川林 20110110 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
るれろわ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「るれろわ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森の特徴(83) 
コメント1~10件
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン