ログイン ログアウト 登録
 創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 3、効率教育 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 2022番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/5/9
創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 3、効率教育 as/2022.html
森川林 2013/12/31 03:08 


●創造教育を支えるための効率教育

 作文を中心とした創造教育を進めるためには、子供にも大人にも余裕がなければなりません。今の教育で子供たちの時間的余裕を奪っているものは、低学年からの受験的な勉強です。
 受験勉強の本質は、他人と点数の差をつけるための勉強です。だから、勉強が過熱するにつれて、受験勉強は、理解を深めるための勉強から次第に変質していきます。
 今の受験勉強のかなりの部分は、社会に出てからは役に立たない、重箱の隅をつつくような知識のパズルになっています。しかも、それが受験のための最後の1年間だけでなく、低学年から受験勉強の先取りとして取り組まれているところに問題があります。
 小学校の低中学年は、勉強という狭い目的に限定されない自由な時間によって好奇心を伸ばし、学力の厚みをつける時期です。それが、将来の創造性や意欲の土台になります。
 ところが、現代では、よくできるような子ほど、早期の受験勉強的な教育によって薄い表面的な学力をつけることになっています。

 そこで、言葉の森が考えているのが効率教育です。
 創造教育にかける時間の余裕を確保するために、教科の勉強はもっと効率的に行っていく必要があるのです。

●効率教育の見本としての江戸時代の寺子屋

 効率教育の最も優れた見本は、江戸時代の寺子屋教育です。
 寺子屋は、子供たちの自学自習を基本としていたので、教材も指導法も高度に単純化されており、教えるための大人の負担も現在よりもかなり軽減されていました。ほとんどの子が一定の水準までの学力をつけることができ、勉強の好きな子は更に深く学ぶことができました。

 この寺子屋式の教育を現代に生かすことは、日本の教育の改革にとどまらず、世界の教育の改革につながります。
 現在、世界には、学校も教科書も先生もない地域で暮らす子供たちが数多くいます。その子供たちに教育の機会を与えるために学校作りから始めていたのでは、教育の機会はなかなか広がりません。
 そして、もしそういう学校が世界中にできたとしても、現代の学校教育は、既に先進国では行き詰まりを見せています。その証拠に、現代の学校教育は、子供たちの間にある格差に十分に対応できていません。学力の高い子を伸ばすことができないだけでなく、学力の低い子を引き上げることも十分にできていません。
 そして、こういう学校業育を改善する方法として考えられているのは、少人数学級で先生の数を増やすという単なる量的な対策です。
 現代の教育を真に改善するためには、量的な対策ではなく、質的な対策が必要です。その質的な対策をひとことで言えば、学校教育から寺子屋教育へという方向なのです。



コメント欄

コメントフォーム
創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 3、効率教育 森川林 20131231 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
まみむめ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「まみむめ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
創造力(9) 
コメント1~10件
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン