ログイン ログアウト 登録
 家庭学習の理想的な形 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
作文検定 | 言葉の森 | 作文教室・サイト 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室
記事 1301番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/10/9
家庭学習の理想的な形 as/1301.html
森川林 2011/07/12 20:33 
修 削



 子供を育てる場所の中心になるのは家庭です。学校でも塾でもありません。

 家庭学習を軌道にのせれば、第一に安上がりです。第二に親子の対話が楽しめます。そして、第三にこの家庭学習が子供の学力を最も向上させます。

 家庭学習に必要な教材は、普通の本です。これは、図書館で借りてきても、近所のブックオフで中古の本を買ってきてもいいと思います。小学生の間は特に、日本語の学習を中心にやっていくことが大事です。



 家庭学習を開始する時期は、小学校1年生からです。幼児期は、学習というよりも、対話を十分にしておことです。

 なぜ、小学校1年生という早い時期から始めるかというと、6歳のころは、どんなことも習慣になりやすいからです。例えば、音読や暗唱という勉強も、小学校1年生から始めれば苦もなく続けられますが、小学校3年生ごろから新たに始めようとすると、子供の心の中の抵抗を克服するのにまず時間がかかります。



 以下の説明は、ひとつのパターンですから、家庭の実情に応じて変えていくようにしてください。

 まず、朝起きたら、音読をします。音読は800~1200字の文章であれば2、3分でできます。そのあと、暗唱の練習を10分ぐらいします。暗唱までできないという場合は、音読だけでもかまいません。(言葉の森の生徒の場合、音読は毎週の課題の長文か読解マラソン集のどれか1編、暗唱はその月の暗唱用長文です)

 親は、子供の音読や暗唱を聞きながら、朝の支度をします。音読と暗唱が終わったら、その音読の内容を話題にしながら食事をします。テレビのニュースを見ながら食事をするよりも、子供の読んだ文章を話題にして親子で話をしながら食べる方が楽しいはずです。

 この、親子で知的な対話をする習慣を小学校低学年のうちに作っておくと、その延長で、高学年になっても同じような対話を続けていくことができます。

 対話のこつは、子供を笑ったりからかったりしないことです。そして、親は(特に父親は)意見や感想を言うのではなく、自分の体験談を話してあげることです。子供は、親の考えを聞きたいのではなく、親のしてきたことを聞きたいのです。

 朝の早起きをさせるためには、音読と暗唱の自習が終わったら、食事の時間になるまでゲームを15分間していいことにすると決めておいてもいいと思います。



 学校から帰ってきて夕方の時間の家庭学習の中心は読書です。しかし、読書は勉強の前にやると、読書の方が面白くてそのままいつまでも読んでしまうことになります。宿題など勉強的なことがひととおり終わったあと、「あとは読書を50ページ以上してから、自由に遊んでいい」とするといいとします。おもしろい本であれば、そのまま寝るまで読むこともあります。自分で読むことができない年齢であれば、親の読み聞かせです。自分の目で読む読書も、読み聞かせで耳から聞く読書も、同じように読解力をつけます。

 家庭学習としての音読、暗唱、読書は、毎日することが原則です。日曜日も祝日も同じようにします。旅行に出かけたときも、旅先に本を持っていって同じように毎日の自習をします。

 大人は、仕事の時間と遊びの時間を分けた方がいいと考えがちですが、子供にとっては、勉強も遊びも同じ生活の時間です。毎日同じように続けていく方が負担にならないのです。



 この読書と音読と暗唱は、休みの日など子供が退屈しているときにも使えます。日曜日で子供が何もすることがないときに、「よし、読書を50ページ読んでから、どこかに遊びに行こう」とか、「暗唱が300字できたら、ゲームをしよう」とか言うと、子供は急に活気づきます。「よく学び、よく遊べ」が子供の生活の基本です。



 家庭学習は、学校や塾の宿題などよりも優先させることが大事です。

 なぜかというと、学校や塾で出される宿題は、先生が変わったり、塾を変えたりすれば変わってしまうからです。

 子供に本当の実力をつけるためには、毎日同じことを何年間も習慣として続けさせることが大事です。1年や2年でやり方の変わるような勉強では、本当の力はつきません。また、目新しい教材を次々をこなすような勉強も、勉強している気がするだけで、本当の力はつきません。

 家庭学習は、毎日の生活の中で同じことを同じように続けることによって本当の実力をつける学習なのです。



コメント欄

コメントフォーム
家庭学習の理想的な形 森川林 20110712 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
まみむめ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「まみむめ○」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード)
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
子育て(117) 勉強の仕方(119) 
コメント1~10件
作文と読解の勉 森川林
 中2でも全く遅くないです。うちのこ2人は、高校生のときもや 10/6
記事 5585番
作文と読解の勉 のみ
いつもお世話になっております。 音読について質問です。 10/5
記事 5585番
作文自動採点ソ 森川林
なっつさん、投稿ありがとう。 でも、ここでは森リンの採点は 8/8
記事 89番
森林プロジェク 森川林
かじかわさんへ、投稿ありがとう。 しかし、もとの記事と関係 8/8
記事 1496番
森林プロジェク かじかわ
改めて考えよう。所得の超過累進課税制による、資本主義と社会主 8/5
記事 1496番
作文自動採点ソ なっつ
母の過去から学んだ      令和の闇に負けない社会   8/3
記事 89番
作文検定で作文 森川林
評価サンプルはこちら。 6/25
記事 5538番
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
ホームページの 森川林
記述問題で、読む力、考える力、書く力をつける――記述検定のペ 10/7
森の便り
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年10月1週号 通算第1917号 文責 10/5
森の便り
ホームページの 森川林
「読解検定を無料に――新しい読解検定は、生徒の解答に応じた解 10/5
森の便り
ホームページの 森川林
「読解検定を無料に――新しい読解検定は、生徒の解答に応じた解 10/5
森の便り
ホームページに 森川林
「作文と読解の勉強に、「音読の丘」のページを活用しよう」 10/3
森の便り
9月29日から 森川林
 9月29日から新学期扱いになります。  作文の丘から作文 9/29
森の便り
【言葉の森】海 森川林
 このメールは、海外で受講されている方にお送りしています。 9/25
森の便り
【連絡】新学期 森川林
 新学期の課題フォルダは、本日(9/24木)、郵便局から発送 9/24
森の便り
【連絡】新学期 森川林
 新学期の課題フォルダは、本日(9/24木)、郵便局から発送 9/24
森の便り
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年9月4週号 通算第1916号 文責  9/23
森の便り

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン