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新年の挨拶「大変化の平成28年をどう迎えどのような未来を志向するか」 as/2508.html
森川林 2015/12/31 23:59 


 明けましておめでとうございます。
 平成28年は、大変化の年になりそうです。

 世界中で過剰に印刷されたマネーが、実は経済に連動して回ってはいなかったのだということがわかると(それはもうとっくにわかっているのですが、建前上わかると)、経済の急収縮が始まります。

 その経済収縮の中で、無駄なもの不要なものは次々に淘汰されます。
 今の世の中であるのが当然だと思われていた仕事、利権、付加価値に、実は価値がなかったことが明らかになるのです。

 そこから、これまで人に頼っていたもの、人に任せていたものを、自分たちでやろうという動きが出てきます。
 何でも自分の手でやっていこうとする自前主義の意識が高まるのです。

 自分たちで物事を進めるときの基準は、本質志向です。
 他人のためではなく自分のため、外見ではなく本当に価値あるものを作っていこうとする方向がはっきりしてきます。
 この本質志向は、医療、農業、教育、政治、食事、娯楽、仕事などあらゆるものに広がっていきます。

 そして、本質志向と自前主義は、起業精神と結びつきます。
 誰もが、自分の最も関心のあることを、まず自分でやろうとし、そしてやがてそれを自分の仕事にしていきます。

 この起業精神と本質志向の中で、交流を中心とした社会が広がります。
 これからの情報は、マスコミや宣伝によってではなく、信頼できる人との交流の中で伝わっていくからです。

 この起業精神と交流社会の中で、技や道を追求する文化が生まれてきます。
 日本には、もともと、どのような技術やサービスも最高のレベルまで到達させようとする文化があるのです。

 そして、技と道の文化が広範に広がると、その文化を土台にした創造的な経済が生み出されます。
 これまでの供給過剰で破綻した工業経済に代わって、創造的な文化の経済が生まれてくるのです。

 創造文化経済の中では、社会のあらゆる層の人々が、自身の向上を目指すようになります。
 そして、かつての城下町や門前町と同じように、学ぶ場所を中心とした輪のような町ができるのです。

 このような社会では、左右の対立や、権力の分立や、議論のための議論はもう必要ありません。
 最も意識の高い人のビジョンに合わせて、自然に社会全体がまとまっていきます。

 これが新し日本列島の姿です。
 そして、この日本の国の仕組みが、やがて世界に広がっていきます。

 平成28年を、このような新しい世界が始まるきっかけの年にしていきましょう。
 言葉の森も、頑張っていきたいと思います。



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