https://www.youtube.com/watch?v=cEjm9FJpDUY
●小学生新聞三紙の特徴と毎日小学生新聞の魅力
言葉の森では、朝日小学生新聞、毎日小学生新聞、読売KODOMO新聞の三紙を取っています。
それぞれ特徴があって面白いのですが、私が特に読み応えがあると思うのが毎日小学生新聞です。
それはいろいろなコラムが充実しているからです。
文章にはほとんどふりがなが振られています。
時事問題のようなニュース記事は特に読みませんが、説明文のコラムには思わず読みたくなるものがあります。
●物語文だけでは育ちにくい説明文を読む力
今、小学生の読んでいる本を見ると、絵の多い本や物語だけの本が多いように思います。
物語の本は子供たちの感受性を育てるので、それは小学生時代にはとてもいい読書です。
しかし、物語文だけを読んでいると、説明的な文章の語彙や、理由や方法や原因といった構造を考えながら読む機会が少なくなります。
だから、物語文の本と説明文の本を組み合わせて読むことが大事ですが、小学生が読める説明文の本は極めて少ないのが現実です。
小学生が読める説明文の本でお勧めするのは「理科好きな子に育つ ふしぎのお話365」です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08BCB3K69
しかし、これは内容は充実していますが、本が432ページと少し重たいので、気楽に読むということがしにくい面があります。
●手軽に説明文へ触れられる毎日小学生新聞
その点、小学生新聞は、すぐに手に取って毎日新しい話題を読むことができます。
最近は、毎日小学生新聞にも作文の作品欄が少しずつ復活してきたようです。
小学生の皆さんは、低学年の子でも知的な興味や関心のある子は楽しく読めるはずですから、試しに一か月毎日小学生新聞を取ってみるといいと思います。
もちろん私は毎日新聞社から何ももらっていません(笑)。
ただ単純に小学生が読める説明的な文章が豊富にある媒体として毎日小学生新聞をお勧めするということです。
●新聞が生み出す「共通の話題」と語彙力
子供たちの語彙力は、読書とともに対話によって育ちます。
毎日家庭に配られる小学生新聞であれば、子供だけでなく親も読むことができます。
子供が読んだ本について親が話をするというのは、親がその本の中身を知らなければできませんが、小学生新聞であればすぐに共通の話題ができます。
この共通の話題で親子が対話をすることが子供の語彙力を育てます。
●新聞を読む習慣は親の働きかけから始まる
もちろん、子供は最初は漫画のところだけを眺めていたり、絵や写真を見たりしているだけかもしれません。
しかし、それを気長に見守ることが必要です。
そして、お母さんやお父さんが新聞を見て面白く思った記事を新聞の話としてではなく親の話としてしてあげるのです。
その話に子供が興味を持ってきたら、「それは、昨日の新聞に載っていたんだよ」などと教えます。
すると、子供は親子の対話から新聞を読むきっかけをつかむのです。
●勉強の土台となる「日本語を読む力」
小学生時代の勉強で、最も大切なものは日本語です。
それは国語の勉強というのではありません。
漢字の書き取りをしたり、ことわざを覚えたりという知識の勉強ではなく、日本語の文章を読む力が身体化された能力として身につけられるということが大事なのです。
文章を読む力とは、言い換えれば考える力です。
考える力は、あらゆる勉強や知識の習得の土台になります。
その国語の勉強の要になるのは、読書と対話です。
そして、読書の代わりになる一つの方法として小学生新聞があり、親子の対話のきっかけとして小学生新聞があるということになります。
●作文をきっかけにしたハイレベルな親子対話
親子の対話のもうひとつのきっかけは作文です。
小学1・2年生で、作文の課題が自由な場合は、その準備の段階で話をします。
小学3年生以上で、作文の課題があらかじめ決められている場合は、その課題に合わせてお母さんやお父さんが自分の子供時代の経験を話してあげるのです。
この親子の対話は、中学生になるとなかなかできにくくなります。
小学5・6年生が、最もハイレベルの親子の対話ができる時期です。
そのためには、小学校低・中学年から親子の対話の土台を作っておくことが必要です。
その対話のきっかけとして、小学生新聞を読む方法があると考えていくといいと思います。
▽関連リンク(Geminiより)
毎日小学生新聞(公式サイト)
https://mainichi.jp/maisho/
朝日小学生新聞(公式サイト)
https://www.asahi.com/shimbun/asasho/
読売KODOMO新聞(公式サイト)
https://www.yomiuri.co.jp/kodomo/